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千葉の停電 復旧に時間を要する5市区

目次

停電が長引いたときに手元に要るもの

暴風域の中では、電力会社は巡視にすら出られません。復旧を待つ側が数日ぶんの電気と情報を自分で持つ、という前提で選んでいます。

ポータブル電源 小型 60000mAh(出力268W・リン酸鉄・1.6kg)
ポータブル電源 小型 60000mAh(出力268W・リン酸鉄・1.6kg)

停電下で扇風機とスマホを動かせるかどうかが、夏の避難生活の体感を大きく変えます。大型より、避難所や車まで持ち運べる重さのほうが実際に使えます。

Anker Zolo Power Bank 20000mAh 45W(USB-Cケーブル内蔵)
Anker Zolo Power Bank 20000mAh 45W(USB-Cケーブル内蔵)

災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。

防災ラジオ(手回し・ソーラー充電・ライト+5000mAhバッテリー兼用)
防災ラジオ(手回し・ソーラー充電・ライト+5000mAhバッテリー兼用)

手回しは常用の充電手段にはなりません。電源が尽きたあとに情報を得る最後の一手として、そしてスマホの電池を情報収集で使い切らないための道具として持ちます。

Lepro LEDランタン(電池・充電の2way給電)
Lepro LEDランタン(電池・充電の2way給電)

停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。

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東電の説明文は、2種類に書き分けられている

この配信データには、市区町村ごとに説明文が1本ずつ付いています。34市区町村ぶんを並べると、文面は2種類しかありませんでした。

ひとつはこれです。

複数箇所で停電が発生しており、順次復旧に向けて作業を進めておりますので、今しばらくお待ち下さい。

もうひとつが、こちらです。

現地状況確認の結果、復旧には時間を要する見込みです。ご不便をおかけしておりますが、今しばらくお待ち下さい。

違いは「現地状況確認の結果」という一言です。前者は復旧作業を進めている最中という報告で、後者は現地を見たうえで長引くと判断したという報告になります。県単位の軒数だけを見ていると、この差は見えません。

住宅街の電柱に高所作業車のバケットで登り、電線を直している作業員
「現地状況確認の結果」という一言は、人が現地まで行って見たあとに出てきます(写真はイメージ)(写真: Pexels)

「時間を要する」と書かれているのは5市区

後者が出ているのは、34市区町村のうち5つでした。

市区発生時刻20時24分までの経過停電軒数
市原市7時49分12時間35分5,620軒
千葉市緑区7時49分12時間35分4,590軒
千葉市花見川区10時35分9時間49分3,750軒
四街道市(よつかいどうし)11時35分8時間49分640軒
千葉市稲毛区11時35分8時間49分50軒

この5市区で14,650軒。千葉県の44,990軒の33%がここに入っています。発生時刻はいずれも朝7時台から昼前までで、20時の時点で9時間から12時間半が経っています。

ただし、長く続いているものが全部こちらに入るわけではありません。いちばん軒数の多い木更津市は9時30分の発生で、21日20時24分まで10時間54分が経っていますが、説明文は「順次復旧に向けて作業を進めております」のままです。分かれ目は経過時間ではなく、現地を見た結果がもう出ているかどうかでした。

復旧見込みの時刻は、どこにも出ていない

「停電情報を見れば、復旧の見込み時刻が分かる」と思って開いた人が多いところです。この配信データには、千葉県内34市区町村のどこにも時刻が入っていません。「復旧には時間を要する見込みです」という文はあっても、何時という数字は付いていません。

それでも待つ側にできることは2つあります。ひとつは、自分の市区町村のページを開いて町名まで下りること。市区町村を選ぶと、その中の町名ごとの軒数まで出ます。木更津市なら伊豆島・大久保・貝渕1丁目といった単位です。自分の町名が消えていれば、そこは戻っています。

もうひとつは、更新日時を見て10分後にもう一度開くこと。このデータはおよそ10分おきに書き換わります。軒数が減っていれば作業が進んでいて、同じ数字が何回も続いていれば止まっている、という見方ができます。

風が弱まるのは22日の朝

停電の直接の原因は台風25号(ドゥージェン)です。気象庁の21日19時の解析では、中心は勝浦市の東南東約100kmにあって、中心気圧960hPa、中心付近の最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートル。大きさは「大型」、強さは「強い」で、北東へ時速40kmで進んでいます。

予報では、22日6時に「日本の東」へ抜け、22日15時には中心気圧965hPa・最大風速35メートルまで落ちます。千葉に風が吹き込む時間帯は21日の夜がピークで、朝には過ぎている見通しです。

21日夜の時点で新しい停電が増え続けているのは、この風の通り道と向きが合っています。表の発生時刻を見ると、17時台の富津市・鋸南町・鴨川市、18時台の勝浦市・いすみ市・東金市、19時台の睦沢町・山武市・一宮町、20時台の栄町・芝山町・大網白里市へと、夕方以降に出たものが順に並びます。

停電中と、電気が戻った直後にやること

消防庁が『消防の動き』2020年1月号で、台風による停電を名指しで注意喚起しています。前年の台風第15号——2019年に千葉で大規模停電を起こした房総半島台風です——について、こう書いています。

家の壁にある分電盤のふたを開けて、ブレーカーのつまみに手を伸ばしている人
消防庁が挙げている手順は、停電中にプラグを抜くことと、家を離れるときにブレーカーを落とすことです(写真はイメージ)(写真: Pexels)

昨年発生した台風第15号による長時間の停電復旧後に、通電火災と疑われる火災が発生したように、地震発生時だけではなく、台風などの風水害発生時においても対策が必要となります。

同じ資料が挙げている手順は3つです。

  • 停電中——電気機器のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く
  • 家を離れるとき——ブレーカーを落とす
  • 電気が戻ったとき——浸水で電化製品が壊れていないか、配線やコードが傷んでいないか、燃えやすいものが近くにないかを確かめてから使う

風水害での出火の原因として書かれているのは、浸水や雨漏りで基板が傷んだ家電が、電気が戻った瞬間にショートすること、コンセントに付いた水分でトラッキングが起きることの2つです。今回の千葉は大雨と暴風が同時に来ているので、どちらも条件がそろっています。

もうひとつ、同じ資料にこうあります。外見に傷がなくても、壁の中の配線や家電の内部が壊れていて、再通電から長い時間が経ったあとに火災に至ることがある。電気が戻った直後に何も起きなかったからといって、そこで終わりではないということです。焦げくさいにおいや煙に気づいたら、すぐブレーカーを落として消防に連絡するよう書かれています。

生活・仕事にどう効くか

  • 復旧待ち:復旧見込みの時刻は配信データにもサイトにも出ていない。町名単位の軒数と、10分ごとの更新日時を見るのが現状の確かめ方になる。
  • 家の中:停電中に電源プラグを抜いていないと、電気が戻った瞬間に浸水で傷んだ家電がショートして出火することがある(消防庁)。
  • この先:台風25号は22日6時に日本の東へ抜ける予報。風が弱まるのは22日朝以降で、それまでは新しい停電が増える側にある。

結局どうすればよいか

  • 東京電力パワーグリッドの停電情報で自分の市区町村を開き、町名まで下りて自分の町が残っているか見る
  • 停電中は電気機器のスイッチを切って電源プラグを抜き、家を離れるときはブレーカーを落とす
  • 電気が戻ったら、家電や配線が傷んでいないか確かめてから使う。焦げくさいにおいや煙に気づいたらブレーカーを落として消防に連絡する

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月21日 21日20時24分の配信データで初版を公開

※本記事は2026年9月21日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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