🗨️「八丈島沖で行方不明になったダイバー8人は、どこで見つかったの?」
潜った海域から北東へ約14キロの海の上です。10月3日の午前11時半ごろに潜り始め、浮上予定の午後0時半を過ぎても戻らず、午後4時40分ごろに海上保安庁の航空機が8人を見つけました。午後5時半ごろまでにヘリで全員が救助され、命に別条はありません。
[事件・事故] この記事の要点
2026年10月5日 発表
- 八丈島や伊豆諸島でボートダイビングをする人
- 外洋のポイントへ客を案内するダイビングショップ・インストラクター
浮上しないまま発見まで
下田海上保安部によると、8人が潜り始めたのは10月3日の午前11時半ごろです。1時間後の午後0時半ごろに浮上する予定でしたが、だれも上がってきませんでした。ボートの船長が118番通報したのは午後1時52分ごろです。
ダイビングをしていた8人が午前11時半頃にダイビングを開始し、午後0時半頃に浮上してくる予定であったが、全員浮上してこない
ダイビングボートの船長からの118番通報の内容(下田海上保安部の発表、静岡放送より)
海上保安庁は飛行機などで海の上を探し、午後4時40分ごろ、8人がそろって浮いているのを見つけました。午後5時半ごろまでに、ヘリコプターで全員を引き上げています。
| 時刻(10月3日) | 出来事 |
|---|---|
| 午前11時半ごろ | 8人が潜り始める |
| 午後0時半ごろ | 浮上の予定時刻。だれも上がってこない |
| 午後1時52分ごろ | ボートの船長が118番通報 |
| 午後4時40分ごろ | 海保の航空機が北東約14キロの海上で8人を発見 |
| 午後5時半ごろ | ヘリで全員を救助 |

水辺に持って行くもの
溺れるのは泳ぎが下手だからではなく、浮くもの・届くもの・つながるものが手元に無いからです。その3つに、日焼けとクラゲの分を足しています。
流された人を助けに入った側が亡くなる事故が毎年起きています。着せておけば、そもそも助けに入らずに済みます。水音の中では叫び声が届かないので、笛が付いている型を選びます。サイズは体重で決まり、Mで30kgまでが目安です。
「飛び込まない」と決めていても、手ぶらでは結局どうにもできません。袋ごと投げると中のロープが伸びて、泳がずに岸から届きます。ロープ自体が浮くので、水面に残って掴めます。
119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。
クラゲに刺されるのは肌が出ているところです。長袖が1枚あるだけで、当たる面積がまるごと減ります。日焼けで体力を削られないぶん、午後の判断力も残ります。
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灯台の西から北へ流された
行方が分からなくなったのは、八丈島の北東の端にある大越鼻(おおごしばな)灯台から西へ約8.6キロの海域です。見つかったのは、同じ灯台から北へ約10キロの海域でした。
浮上予定から発見までが4時間10分で、その間に約14キロ。単純に割ると時速3キロあまりで、人が歩くくらいの速さで運ばれ続けた計算です(この記事での概算)。潜っていた数人は「急に海流が強くなった」と話していて、警視庁が当時の状況を調べています。
現場の天気は曇りで、北東の風が14メートル、うねりは3メートルありました。
8人の年齢と容体
下田海上保安部が4日に発表した8人は、八丈島に住む41歳のインストラクターの男性と、40〜63歳の客7人です。客は横浜市、川崎市、東京都品川区・中野区、茨城県つくば市から来ていました。
8人とも軽い脱水症状で病院に運ばれましたが、入院はしていません。1人は波酔いが強く、点滴を受けました。海上保安庁は4日、隊員が8人を次々とヘリに引き上げる映像を公開しています。
流されたら見つけてもらう
同じ形の事故は前にもあります。2021年7月には高知県の漁港の入り口付近で5人のうち4人が行方不明になり、浮上して救助を待っていたところを海上保安庁の航空機が見つけました。原因は、視界が狭く潮の流れが強い荒れた海で潜ったことでした。
このとき高知海上保安部が挙げた注意は次の6つです。
- バディを組み、単独で行動しない
- 潜る場所の特徴を事前に知っておく
- 中止の基準をはっきり決め、年齢・体力・体調に合った計画にする
- 最新の気象・海の情報を集める
- 孤立したときの動き方など、緊急時の対処を確認しておく
- 経験を過信せず、余裕をもって中止を決める
八丈島の8人も、ばらばらにならずに水面にいたことで、空から一度に見つけてもらえました。14キロ流されても、固まって浮いていれば見つけてもらえることを示した救助でした。
生活・仕事にどう効くか
- 流された距離:潜った海域は大越鼻灯台の西約8.6キロ、見つかったのは同じ灯台の北約10キロ。浮上予定から発見まで4時間10分かかった
- 当日の海:曇り、北東の風14メートル、うねり3メートル。潜っていた数人は「急に海流が強くなった」と話している
結局どうすればよいか
- 水面で目立つシグナルフロート(細長い浮き)と笛を、1人1つずつ持って潜る
- 流されたら、ばらばらに泳がず全員で固まって水面に浮いて待つ
- 出航前に、風とうねりがどこまでなら中止にするかをショップと確かめる
公式出典
- 静岡放送「八丈島沖合でダイビング客などが一時行方不明になった水難事故 救助された8人の年齢と性別、居住地を発表=下田海上保安部」(Yahoo!ニュース)(2026年10月4日発表)
- 毎日新聞「ダイビングの男女8人一時不明 東京・八丈島沖 ヘリで全員救助」(Yahoo!ニュース)(2026年10月3日発表)
- FNNプライムオンライン「緊迫の瞬間 救助映像公開 八丈島沖ダイビング事故」(2026年10月5日発表)
- 高知海上保安部「ダイビング中の事故が発生しています」(PDF)(2021年8月1日発表)
更新履歴
- 2026年10月5日 初版を公開
※本記事は2026年10月5日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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