🗨️「9月の海って、夏より安全なんじゃないの?」
逆です。警察庁の統計では、2025年の水難による死者・行方不明者は760人。このうち7〜8月の夏期は241人(速報値)で、残る約519人、全体の7割近くは夏以外に起きています。しかも多くの海水浴場は8月末で遊泳期間が終わり、監視員がいなくなります。警察庁は防止対策の中で「海水浴場として開設されていない場所は監視員が不在であるなど安全が確保されていない」と明記しています。
[暮らし] この記事の要点
2026年9月12日 発表
- 9月以降も海や川へ出かける人
- 釣りや磯遊びをする人と、その家族
- 夏休みが終わってから子どもを水辺に連れて行く人
水難で亡くなる人の7割近くは、夏以外に亡くなっています
警察庁が出している2つの統計を並べると、季節のイメージがずれていることが分かります。
| 区分 | 発生件数 | 水難者 | 死者・行方不明者 |
|---|---|---|---|
| 2025年の1年間 | 1,426件 | 1,599人 | 760人 |
| うち夏期(7〜8月) | 446件 | 535人 | 241人(速報値) |
| 差し引き(夏期以外) | 約980件 | 約1,064人 | 約519人 |
年間760人のうち、7月と8月に亡くなったのは241人。残る約519人、7割近くは夏以外の10か月に起きています。
夏期の数値は速報値なので、確定すると少し動きます。それでも、夏に集中しているという感覚が実態と合っていないことは変わりません。
水辺に持って行くもの
溺れるのは泳ぎが下手だからではなく、浮くもの・届くもの・つながるものが手元に無いからです。その3つに、日焼けとクラゲの分を足しています。
流された人を助けに入った側が亡くなる事故が毎年起きています。着せておけば、そもそも助けに入らずに済みます。水音の中では叫び声が届かないので、笛が付いている型を選びます。サイズは体重で決まり、Mで30kgまでが目安です。
「飛び込まない」と決めていても、手ぶらでは結局どうにもできません。袋ごと投げると中のロープが伸びて、泳がずに岸から届きます。ロープ自体が浮くので、水面に残って掴めます。
119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。
クラゲに刺されるのは肌が出ているところです。長袖が1枚あるだけで、当たる面積がまるごと減ります。日焼けで体力を削られないぶん、午後の判断力も残ります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
年間で最も多いのは、泳いでいる人ではありません
行為別に見ると、夏と1年間とで順位が入れ替わります。
| 行為 | 2025年の死者・行方不明者(年間) | 夏期(7〜8月)の水難者 |
|---|---|---|
| 魚とり・釣り | 168人(22.1%) | 96人(17.9%) |
| 水遊び | 53人(7.0%) | 137人(25.6%) |
| 水泳 | — | 67人(12.5%) |
年間でいちばん多いのは魚とり・釣りです。水着で海に入る行為ではなく、服を着て岸から水に近づく行為。これは夏だけのものではないので、通年で数が積み上がります。
年齢層も同じ方向を向いています。水難者1,599人のうち65歳以上が578人(36.1%)。中学生以下は177人(11.1%)です。

\この記事は2ページ構成/


コメント