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西原町 冠水 どこが危ないの?

沖縄県西原町で、道路の冠水の記録と想定が重なっているのは、サンエー西原シティ前の国道329号、小那覇(おなは)交差点のまわりです。国の「道路冠水注意箇所」に載る西原町の2か所、小那覇と嘉手苅(かでかる)も、この区間の国道329号です(位置は説明表の位置図からの当サイトの読み取り)。

東部消防組合の「冠水危険地域一覧表」では西原町は13か所で、そのうち3か所がこの交差点のまわりです。国は西原バイパスの新規事業採択時評価の資料(PDFの作成日は2021年2月)に、小那覇交差点付近では「過去10年で5回、大雨により近隣河川が溢れたため道路冠水し、全面通行止めも発生」と書いています。

この記事でわかること

  •  2022年5月31日、西原シティ前の国道329号が冠水し、2〜3台の車が立ち往生しました(琉球新報)
  •  小波津川(こはつがわ)の洪水の地図(想定最大規模)は24時間で1,106ミリの雨を想定し、西原シティの敷地にも色が付いています
  •  雨の日は、国道329号 西原町小那覇の道路ライブカメラと町の小波津川監視カメラで「いま」を見られます
目次

雨の日に、西原シティ前と小波津川の「いま」を見るページ

「西原町 冠水情報」と調べている人は、先に次のページを開いてください。町のサイトに、冠水した道を知らせる「冠水情報」のページは見当たりませんでした(2026年9月24日時点)。

町のページによると、県のカメラは県営西原団地の裏と、国道329号の平園(ひらぞの)交差点付近にあります。

国の一覧は2か所、どちらも小那覇交番の南の国道329号

沖縄総合事務局の「道路冠水注意箇所リスト」は沖縄県で17か所あり、西原町は国道329号の小那覇と嘉手苅の2か所です(県全体の内訳は、記事の最後にある那覇市の記事にまとめています)。

説明表の位置図では、小那覇は交番の記号の南から国道329号に沿って赤い線が延び、その先に「冠水注意」の看板があります。嘉手苅は同じ交番のすぐ南に短い赤い線です。この交番は、町の避難誘導マップで「小那覇交番」とある場所です。

嘉手苅の備考には「冠水履歴 : 平成25年5月23日」「関連設備 : CCTVカメラ未設置」と書かれています。小那覇の備考は「注意喚起看板:設置済み」だけです。同じ事務局の「直轄国道冠水想定箇所」(11か所)には小那覇が載り、嘉手苅は載っていません。

西原町の国の冠水想定箇所2か所と、東部消防組合の冠水危険地域の地図
A・Bが国の一覧、数字が消防の一覧の番号(ピンは当サイトが置いた目安)

地図のA・Bと同じです

A 西原町小那覇(国道329号)

国の「道路冠水注意箇所」。管理番号の欄は空欄

住所:西原町小那覇(番地の記載なし)

管理: 南部国道事務所 098-861-2336 / 警察: 浦添警察署 098-875-0110 / 消防: 東部消防本部 098-945-2200

※ 備考は「注意喚起看板:設置済み」

A をGoogleマップで開く

B 西原町嘉手苅(国道329号)

国の「道路冠水注意箇所」。管理番号 沖縄県-02-004

住所:西原町嘉手苅(番地の記載なし)

管理: 南部国道事務所 098-861-2336 / 警察: 浦添警察署 098-875-0110 / 消防: 東部消防本部 098-945-2200

※ 備考は「冠水履歴 : 平成25年5月23日」「関連設備 : CCTVカメラ未設置」「注意喚起看板:平成29年度設置済み」

B をGoogleマップで開く

説明表の住所は字名までで番地がありません。Googleマップは、説明表の位置図の赤い線を道路地図 OpenStreetMap(オープンストリートマップ)の国道329号の線に合わせた点で開きます。赤い線は道に沿って続いているので、点はその途中の目安です。

冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの

JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。

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水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。

TORRAS スマホ防水ケース(IPX8・水中でも操作可・浮く設計)

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119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。

キーホルダー型 LEDライト(充電式・小型)

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鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。

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消防の一覧は13か所、13か所とも「ひざ上」

与那原(よなばる)町・南風原(はえばる)町・西原町を管内とする東部消防組合は、「冠水危険地域一覧表」を公開しています。お知らせ(ページのURLの日付は2023年3月6日)で西原町に1か所(⑬もりのはな保育園前一帯)を加え、西原町は13か所になりました。

一覧は、大雨警報が出たときの見回りで「当消防隊員が実際に確認した冠水危険地域を参考に作成」したものです。冠水レベルの欄は、西原町の13か所すべてが「ひざ上」です。何センチからを「ひざ上」とするかは書かれていません。

番号 冠水場所(消防の表記) 冠水レベル 地図
小橋川県道38号線全面的に冠水 ひざ上 地図で開く(目安)
小那覇公民館前道路 ひざ上 地図で開く(目安)
小那覇 南西石油向け道路 ひざ上 消防のPDFで確認
(株)國場組燃料タンクヤード前道路 ひざ上 消防のPDFで確認
掛保久から小那覇ファミリーマート向け道路 ひざ上 消防のPDFで確認
翁長交差点から坂田交番前道路 ひざ上 地図で開く(目安)
兼久消火栓①番から西原小学校付近まで ひざ上 地図で開く(目安)
小波津ファミリーマートから小波津川付近全般 ひざ上 地図で開く(目安)
西原郵便局から小那覇交差点まで ひざ上 地図で開く(目安)
内間交差点付近 ひざ上 地図で開く(目安)
国道329号線 小那覇交差点から与那原向け ひざ上 地図で開く(目安)
西原分署から西原中学校向け道路 ひざ上 地図で開く(目安)
西原町字小那覇 もりのはな保育園前一帯 ひざ上 地図で開く(目安)

読み:小橋川(こばしがわ)・掛保久(かけぼく)・翁長(おなが)・坂田(さかた)・兼久(かねく)・内間(うちま)

⑨の県道38号(西原郵便局から小那覇交差点まで)、⑪の国道329号(小那覇交差点から与那原向け)、⑬のもりのはな保育園前一帯は、消防のPDFの地図で見ると、⑨が西原シティの北側の県道、⑪が東側の国道、⑬が国道をはさんだ東の住宅地です(当サイトの読み取り)。地図のピンは当サイトが置いた目安です。

読者

雨の日に西原シティへ車で行くときは、どうしたらいいですか?

おかあさん

小那覇交差点のまわりは、国と消防の両方の一覧に入っています。雨が強い日は、出かける前に道路ライブカメラで交差点を見てください。

西原シティ前で、実際に起きたこと

琉球新報の2022年5月31日の記事によると、この日、西原町のサンエー西原シティ前の国道329号が冠水し、2〜3台の車が立ち往生しました。2トントラックの運転手は「2時間近く待機させられ、心細かった」と話しています。同紙の6月2日の記事には、31日午後1時54分ごろ、西原町小那覇で冠水した道路に止まった車を消防関係者が救出している写真が載っています。

沖縄気象台のまとめでは、31日は本島南部を中心に大雨となり、南城市・那覇市・浦添市・糸満市・八重瀬町・与那原町「など」で道路の冠水などが多発しました。この一文に西原町の名前は出てきません。西原町に気象庁のアメダス(雨量計)は無く、近くの観測点は那覇(那覇市)と糸数(いとかず・南城市)です。この日の雨は那覇162.5ミリ、糸数179.5ミリでした。どちらもその観測点1か所の1日の値で、西原町で降った量ではありません。

西原町の道路冠水と小波津川の記録の年表
国の資料・消防のお知らせ・報道に出てくる記録を日付の順に

琉球新報の2019年6月27日の記事によると、前日の26日には小波津川が午前7時50分から約40分間あふれました。沖縄タイムスの2025年7月9日の記事には、8日午後5時42分に西原町翁長・坂田交差点付近で冠水した道路の写真があります。消防の一覧の⑥のあたりです。

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2022年の西原シティ前、2019年の小波津川、2025年の翁長・坂田の記録は報道によるものです。町の発表資料は見つかりませんでした。

\住所だけ・1分で公的データを確認できます/

住所を入れて災害リスクを調べてみる ▶

土砂災害警戒区域・洪水の浸水想定・地盤の揺れやすさを公的データでまとめて出します

小波津川の洪水の地図と、西原バイパスの計画

国の評価資料は、交差点が冠水する理由を「近隣河川が溢れたため」と書いています(川の名前は書いていません)。交差点から南の平園のあたりで、小波津川が国道329号の下を流れています。

沖縄県の小波津川の洪水浸水想定区域図(令和元年11月12日指定)は、想定最大規模の図が「小波津川流域の24時間総雨量1,106mm」、30年に1回程度の計画規模の図が399ミリの雨を前提にしています。想定最大規模の図では、西原シティの敷地や西原町役場のあたりにも色が付いています。

小波津川の洪水浸水想定区域図の前提の雨と、2022年5月31日のアメダスの雨
洪水の地図は24時間の雨、アメダスは1日の雨の値

図は「高潮及び内水による氾濫等は反映していない」と断っています。色が付いていない場所でも浸水しないとは言えません。

国は、中城村津覇(なかぐすくそん つは)から西原町小那覇までの3.6キロに国道329号の西原バイパスを計画し、「冠水時の代替路」になると説明しています。これは整備したときの効果として書かれたもので、いまの国道329号の冠水が無くなったという話ではありません。

内水と高潮の地図はどうなっているか

雨が下水道や側溝で流しきれずにあふれる「内水」の地図は、町のサイトの防災のページに見当たりませんでした。町の避難誘導マップ(2024年3月改定版)の凡例も、津波・小波津川の洪水・土砂災害の3つです。

高潮は、沖縄県が2026年8月27日に琉球諸島沿岸の高潮浸水想定区域を指定し、西原町も対象に入りました。西原町の図で色が付くのは、南西石油の製油所や南浜など海側の区域と沿岸の集落で、小那覇交差点付近の国道329号には色が届いていません(図で見る限り)。高潮の区域の意味はこちらの記事へ。

避難誘導マップの津波の区域は地震による津波の想定で、大雨・台風の水とは別です(沖縄の津波の想定はこちら)。

住む前・借りる前に見る地図

西原町の避難誘導マップは町のページでPDFを読めます。県の高潮の図は、県の案内によると沖縄県地図情報システムでも見られます。

  • 小波津川の洪水の図で、家と勤め先に色が付いていないかを見る
  • 高潮の図(2026年8月指定)で、海側の低い土地に入っていないかを見る
  • 毎日の通り道に、消防の一覧の13か所が入っていないかを確かめる

県は、洪水浸水想定区域は宅地建物取引業法の「重要事項説明」の項目には該当しない、とし、重要事項説明の対象になる水害ハザードマップは「市町村より入手してください」と案内しています。

\住む前に、川の洪水と土砂の区域だけでも確かめる/

住所で洪水と土砂の公的データを見てみる ▶

その住所が洪水の浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っているかを出します(道路の冠水・内水・高潮は出ません)

沖縄県のほかの市はどうなっているか

公式出典

この記事の数値は公表資料を集計したものです(2026年9月24日取得)。避難や通行の判断は、必ず西原町・沖縄県・南部国道事務所の最新の発表を確認してください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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