🗨️「屋久島で断水しているのはどこですか。水はどこでもらえますか。」
断水しているのは長峰(ながみね)地区で、9月5日16時30分時点の最大断水戸数は289戸です。給水所は長峰生活館。これとは別に、宮之浦では水道水に濁りが出ていて、屋久島離島開発総合センターに給水車が来ています。理由が違うので場所も別です。復旧の日時は、どこにも示されていません。
[災害] この記事の要点
2026年9月5日 発表
- 屋久島町長峰地区で水が出なくなっている人
- 宮之浦で蛇口から濁った水が出ている人
- 屋久島にいる観光客と、島にいる家族の様子を島外から調べている人
断水しているのは長峰地区 9月5日16時30分時点で289戸
鹿児島県の災害対策本部が、台風24号の状況を数時間おきにPDFでまとめています。9月5日16時30分時点のものを開くと、上・下水道の欄にこう書かれています。
| 時点 | 記載 |
|---|---|
| 9月5日 10時00分 | 屋久島町長峰地区:最大断水戸数 280戸 |
| 9月5日 16時30分 | 屋久島町長峰地区:最大断水戸数 289戸 |
報道が伝えているのは280戸のほうです。ただしそれは午前10時に切った数字で、6時間半後の県の集計では289戸に増えています。単位も「世帯」ではなく「戸」と書かれています。
うちが入っているかどうか、どこを見れば分かりますか。
地区名までしか公表されていません。長峰地区、とだけです。町は防災行政無線で流したと県に報告していますが、そのときの放送内容はwebに上がっていません。
断水した家で3日しのぐもの
在宅避難で先に詰まるのはトイレと水です。全部を今そろえなくてよくて、この順に足していけば止まりません。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
飲料水は1人1日3L。4人家族の1週間分で84L=2Lボトル42本なので、6本入りだと7ケースぶんです。5年保存タイプなら入れ替えの手間が減ります。
お湯でも水でも作れて、袋のままおにぎりの形になります。断水すると鍋も食器も洗えません。洗い物の出ない形を先に入れておくと、水の減り方が変わります。
ボンベ1本で約60〜90分。4人家族の1週間分でおよそ6本が目安です。多めに持ってローリングストックにすると、鍋物などで日常的に消費できます。
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給水は2か所ある 理由が違うので場所も別です
ここを取り違えると、水をもらいに行った先が違うことになります。長峰と宮之浦では、起きていることが別です。
| 地区 | 起きていること | 給水の場所 | 開始 |
|---|---|---|---|
| 長峰 | 断水(289戸) | 長峰生活館 | 5日13時30分 |
| 宮之浦 | 水道水の濁り | 屋久島離島開発総合センター | 5日14時00分 |
長峰の給水所は県の資料に書かれています。宮之浦のほうは県の資料に出てきません。県のとりまとめの上・下水道欄に載っているのは長峰だけで、宮之浦の濁り水は報道でしか確認できない状態です。このほか、椨川(たぶがわ)でも水源に砂がたまって断水するおそれがあると報じられています。
原因は「水源地の取水口の導水管が破損」 復旧の日時は書かれていない
県の資料には、原因と見通しについてこう記されています。
- 水源地の取水口の導水管が破損
- 河川水位が治まってから復旧作業に入る予定
- 町が給水所(長峰生活館)において給水活動を実施中
- 防災無線で周知済み
読み取れることは2つあります。ひとつは、川から水を取っている設備が壊れたということ。もうひとつは、復旧の開始が「川の水位が下がってから」に紐づいているということです。壊れた場所へ人が入れるようになるまで、工事そのものが始まりません。日付も時刻も、どこにも示されていません。
尾之間で24時間490.5ミリ 1976年以来の記録を100ミリ超えた
川がどれだけ増えたのかは、雨量から見当がつきます。気象庁が出している観測史上1位の更新状況によると、屋久島町の尾之間(おのあいだ)はこうなりました。
| 項目 | 値 | 記録した時刻 |
|---|---|---|
| 3時間降水量 | 152.0mm | 9月5日 4時40分 |
| 12時間降水量 | 414.0mm | 9月5日 5時20分 |
| 24時間降水量 | 490.5mm | 9月5日 5時30分 |
| 72時間降水量 | 594.0mm | 9月5日 17時00分 |
尾之間の24時間降水量のこれまでの1位は、1977年7月11日の386ミリでした。統計は1976年からで、その49年間の記録を104.5ミリ上回ったことになります。気象官署の屋久島は429.5ミリで、9月としては過去最多です。
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