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能登の通行止め、地震の3日間で閉まった24か所はいまも「未定」 ところが国道249号の本復旧は令和11年春と公表されています

🗨️「能登の道はまだ通れないのですか。いまはどのくらい通行止めが残っていますか。」

9月5日19時の石川県のデータでは、終了日が「未定」のままの通行止めが県内に44か所あります。そのうち24か所は、2024年1月1日から3日、地震が起きた3日間に閉まったものです。ただし「能登に入れない」わけではありません。奥能登4市町にかかっている規制155か所のうち119か所は片側交互通行で、閉まっているのではなく直している途中です。国道249号の沿岸部については、国が令和11年(2029年)春までに本復旧を終える予定だと公表しています。

[交通] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月5日 発表

影響を受ける人
  • 9月の連休に能登へ行く予定の人
  • 金沢から輪島・珠洲へ車で向かう人
  • 奥能登に実家や空き家がある人

先に結論

  •  終了日が「未定」の通行止めは県内で44か所。うち24か所は2024年1月1日〜3日、地震の3日間に閉まったまま(978日)
  •  いつ開くかを書いている市町のページは無い。国道249号の沿岸部だけは、国が令和11年春までの本復旧完了予定と公表している
  •  奥能登4市町の規制155か所のうち119か所は片側交互通行。閉まっているのではなく、直している最中
目次

「未定」のまま残っている通行止めは44か所

石川県は道路の規制情報を一覧で公開していて、1件ごとに開始日と終了日が入っています。9月5日19時08分に取ったデータは県内で486件。このうち内容が「通行止」のものが72件あり、終了日の欄が未定のままのものが44件です。

始まった時期で分けると、片寄り方がはっきりします。

始まった時期件数きっかけ
2024年1月1日〜3日24件能登半島地震
2024年9月21日2件奥能登豪雨
2026年8月8件8月27日の大雨など
その他(2007年〜2026年)10件工事・災害など

2024年1月1日16時10分に地震が起きてから、2026年9月5日で978日です。24件の内訳は、市町道が19件、主要地方道が4件、一般国道が1件。市町別では珠洲市が10件でいちばん多く、輪島市が3件、七尾市・能登町・志賀町・金沢市・津幡町が各2件、穴水町が1件です。

ここで注意が1つあります。金沢市の2件と津幡町の2件は、能登ではありません。金沢市湖南町の道路陥没と、津幡町湖東・潟端の市町道です。「能登の通行止め」として数えるなら、24件から4件を引いた20件が能登の市町にあたります。

そして24件のうち9件は、迂回路の欄が「無」です。輪島市の主要地方道 珠洲里線が2件、同じく輪島浦上線が1件、珠洲市の珠洲里線が1件。残りは市町道です。

読者

978日たって、まだ手が付いていないということですか。

おかあさん

逆です。同じデータの別の欄を数えると、手が付いている場所のほうがはるかに多いことが分かります。次で数えます。

奥能登4市町の規制155か所 そのうち119か所は片側交互通行

珠洲市・輪島市・能登町・穴水町を通る規制だけを抜き出すと、9月5日時点で155件あります。中身の内訳はこうです。

規制の中身件数
片側交互通行119件
通行止25件
車線規制6件
幅員減少4件
その他1件

国道249号だけを抜くと59件で、そのうち52件が片側交互通行、56件が理由「工事」です。市町別では輪島市と珠洲市が各14件、穴水町が10件、能登町と志賀町が各7件、七尾市が6件、羽咋市が1件。備考の欄には「道路災害復旧工事」「震災復旧工事」「橋梁災害復旧工事」といった言葉が並びます。

i 片側交互通行は、対向の車と交互に1車線を使う規制です。1か所あたりの待ちは数分でも、100か所を超えると効いてきます。金沢から輪島へ向かう予定なら、平常時の所要時間で計画を立てないほうが確実です。

「いつ開くか」は、市や町のページに書かれていない

検索で上に出てくるのは自治体の公式ページです。ところが実際に開くと、更新が止まっているものがあります。

ページ表示されている更新日復旧の見通し
輪島市「市道等の通行可能箇所について」2024年1月29日(資料は令和6年1月28日現在)記載なし
穴水町「町道等の通行止めについて」2024年8月5日記載なし
石川県「奥能登の道路通行状況」2026年3月27日記載なし
国土交通省「道路復旧見える化マップ」記載なし「最新の道路状況が反映されていないことがあります」と注記

輪島市のページは、地震から1か月足らずの時点の資料が載ったままです。2026年9月5日から数えると950日前になります。能登町の「町道の通行止めについて」は、検索結果には出るのにURLを開くと404が返ります。

読者

では、今日の状態はどこで見ればいいのですか。

おかあさん

県の「石川みち情報ネット」です。この記事で数えた486件も、そこが出しているデータを取ったものです。市や町のページは、更新日を先に見てから読んでください。

国道249号の答えは、別のページに書いてある

「いつ開くか」がまったく公表されていないわけではありません。国土交通省は令和7年9月2日の報道発表で、こう書いています。

国道249号(輪島市門前町〜珠洲市若山町)の権限代行区間約53kmの全区間について、令和11年春までの本復旧完了を予定。条件として「用地取得や大型構造物の施工等が順調に進んだ場合」と添えられています。同じ資料には「令和6年能登半島地震から5ヶ年程度での本復旧完了を目指し」とあります。

権限代行というのは、本来は県や市町が管理する道路を、国が代わって直す仕組みです。53kmという長さは、輪島市の門前町から珠洲市の若山町までの沿岸部にあたります。

ここが今回いちばん言いたいところです。答えは公表されているのに、「能登 通行止め」と打った人のところには届いていません。検索して出てくるのは通行止めの一覧ページで、そこに令和11年春という期日は書かれていないからです。

連休に能登へ行くなら、見る順番を決めておく

「金沢から輪島 車」「能登 通行止め 区間」といった調べ方をしている人が多い時期です。手順を3つに絞ります。

  • 出発の直前に石川みち情報ネットで当日の規制を見る(前日に見た情報のまま走らない)
  • 国道249号の沿岸部を走るなら、内陸側を通る代替の経路も一緒に開いておく
  • 片側交互通行の数だけ時間が延びる前提で、到着時刻を決める

奥能登に実家や空き家がある人にとっては、道路の復旧見通しは売る・貸す・持ち続けるの判断にそのまま効いてきます。国道249号の沿岸部が令和11年春という期日は、その判断の物差しの1つになります。

生活・仕事にどう効くか

  • 移動時間:奥能登4市町では155か所に規制があり、うち119か所が片側交互通行。1か所ごとの待ち時間が積み上がる。
  • 経路:終了日が未定の通行止め24か所のうち9か所は、迂回路の欄が「無」と書かれている。
  • 見通し:国道249号の沿岸部は令和11年春が目標。市や町のページには、いつ開くかは書かれていない。

結局どうすればよいか

  • 出発の直前に「石川みち情報ネット」で当日の規制を見る(市町のページは更新が止まっているものがある)
  • 片側交互通行が多い区間を通るなら、所要時間を平常時より長めに見積もる
  • 国道249号の沿岸部を走る予定なら、内陸側を通る代替の経路も一緒に調べておく

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月5日 初版を公開

※本記事は2026年9月5日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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