なぜ八代だけ大きく動いたか
市庁舎の西約1kmにある防災科学技術研究所の観測点の記録は、多くの免震建物が設計で使う「3秒」付近の揺れが大きかったと報告書は書いています。その揺れで計算すると、免震の建物は最大60cmほど動く結果になりました。
同じ調査で、宇土市・熊本市・上益城郡にある免震の庁舎4棟は、動きが最大20cmほどで設計の幅に収まっていました。同じ地震でも、免震がどれだけ動くかは場所の揺れ方で3倍違いました。

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免震マンションの住人が見ること
「免震だから地震は関係ない」とは言い切れません。八代のマンション2棟は、中で暮らせる状態を保ちながらも、建物の周りの幅いっぱいまで動いていました。動いた後は、ずれやねじれが残っていないか、周りの設備が壊れていないかの点検が要ります。
免震の建物は、地震保険が50%割引になります。ただし割引には住宅性能評価書などの書類が要り、出していなければ割り引かれません。地域ごとの保険料と、要る書類は次の記事にまとめました。
生活・仕事にどう効くか
- 免震マンションの住人:八代では共同住宅2棟が約60cm動き、建物の周りの幅(50cm・55cm)を使い切った。1棟は免震層にねじれが残った
- 地震保険:免震建築物は地震保険が50%割引になる。書類で示せないと割引は使えない
結局どうすればよいか
- 免震マンションなら、建物の免震表示(クリアランスの幅)と、地震後の点検結果を管理組合に確かめる
- 地震保険の証券を見て、免震建築物割引(50%)が付いているか確かめる
- 家具の固定は免震でも省かない(建物が動くぶん、室内も揺れる)
公式出典
- 国土技術政策総合研究所・建築研究所「令和8年熊本地震による免震建築物の被害調査報告(速報)をHPで公開しました」(2026年8月31日発表)
- 建築研究所「令和8年(2026年)熊本地震による免震建築物の被害調査報告(速報)」(2026年8月31日発表)
- 熊本日日新聞「八代市庁舎のずれ83センチ 免震建物で『世界最大』 日本免震構造協会」(Yahoo!ニュース)(2026年10月5日発表)
更新履歴
- 2026年10月5日 初版を公開
※本記事は2026年10月5日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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