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スーツ1着に24回「シワ取りスプレーの効果」

Yahoo!知恵袋に、2022年10月10日に投稿された質問があります。「シャツのシワ取りスプレーを使った事のある方、また利用してますと言う方にお聞きします。(シワにシュシュっとするだけである程度のシワが取れると言うアレです)」。1,500回以上読まれた質問で、知りたいのは「外に着て出ても大丈夫程度にはシワは取れますか?」というところでした。

引っかかるのは、かっこの中の「シュシュっと」です。公式サイトを開くと、使用量の目安はジャケット1着で12回程度、スーツ上下なら24回程度でした。

検索して出てくる解説記事は「しっとり濡れる程度まで」までで、回数の実数はほとんど出てきません。運営者はこの商品を買っていないので、使い心地は「誰がそう書いたか」を添えた形でしか出していません。

ライオン

お洋服のスタイルガード しわもニオイもすっきりスプレー

お洋服のスタイルガード しわもニオイもすっきりスプレー

本体300mlつめかえ用250ml携帯用70ml

着用じわ・収納じわのしわとりと消臭を行う衣料用のスプレーです。

画像:Amazon.co.jp の商品ページより(クリックでAmazonの商品ページが開きます)

先に3つだけ

  •  公式の使用量の目安はスカート10回程度・ジャケット12回程度・スーツ上下24回程度。シュッと2、3回では足りません
  •  しわとりと消臭で公式の使い方が別です。しわとりは部分にしっとり、消臭は全体に軽く、と逆を向いています
  •  ライオンは製品Q&Aで「ポリエステル100%の衣類に対するしわとり効果はありません」と書いています

\商品ページで内容量と在庫を見る/

お洋服のスタイルガード をAmazonで見る ›

本体300mlのほか、つめかえ用250ml・携帯用70mlがあります

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

目次

公式は「1着に10〜24回」と書いている

ライオンの製品Q&Aには、使用量の目安の表があります。スーツ(上下)で24回程度、ジャケットで12回程度、スカートで10回程度。製品ページには「衣類がしっとり濡れるように、20cm四方に3〜5回スプレー」と別の書き方で出ています。

シワ取りスプレーの1着あたりの使用回数を、ライオンと花王の公式表記で比べた横棒グラフ
1着あたりの使用量の目安。数字はライオンの製品Q&Aと、花王公式通販の商品ページの使い方から(2026年9月13日確認)。

ライオンだけではありません。花王の「スタイルケア 服のミスト」も、公式通販の商品ページの使い方に「同じ箇所には1〜2回スプレー、一着あたり10〜20回スプレーが目安」と書いてあります。メーカーが違っても、1着に10回以上という桁は動きません。

つまり「効かなかった」という感想のいくらかは、商品ではなく量の話かもしれません。なお本体1本で何着ぶんかは、1回あたりの噴射量が公式に無いため計算できませんでした。

取り上げたきっかけは、5製品を3着で試した記事

この商品を知ったのは、価格.comマガジンの検証記事です。ドラッグストアで見つけた5製品を全部買い、綿100%のTシャツ、綿100%のシャツ、ポリエステル90%・麻10%のワンピースの3着で試し、星5段階で評価しています。

まず、シワをピンポイントで狙いやすく、細かい霧状で噴射もしやすかったです。

価格.comマガジン ペパーミント氏「アイロンなしで本当にシワが伸びる! 「シワ取りスプレー」の実力に驚き」(2021年8月16日)

結びには「さすがにアイロンを使ったときのようなピシッとした仕上がりにはなりませんが、ちょっとしたシワをサッと伸ばすことができる」とあります。アイロンの代わりではない、という位置づけです。

どんなスプレーなのか

本体300mlとつめかえ用250mlのセット。
本体300mlとつめかえ用250mlのセット。
本体は片手で握るトリガー式です。
本体は片手で握るトリガー式です。

画像:Amazon.co.jp の商品ページより

画像はAmazonの商品ページのものです。

公式の説明では、独自のしわとり成分が繊維に浸透し、よれて折れ曲がった繊維をまっすぐにするとされています。香りはデオドラントグリーンで、衣類には残らないと書かれています。

主な仕様

内容量 本体300ml/つめかえ用250ml/携帯用70ml
使える素材 ウール・綿・合成繊維・麻
使えない素材 皮革・和装品・毛皮、絹・レーヨン・テンセルなど水に弱いもの
しわとりの使用量 20cm四方に3〜5回(スーツ上下24回程度/ジャケット12回程度/スカート10回程度)
消臭の使用量 上着片面に7〜8回程度
香り デオドラントグリーン。衣類に香りは残らないと表記
しわとり以外 消臭・抗菌防臭・除菌(すべての菌に効果があるわけではないと注記)
成分 公式ページの成分情報の欄で確認できませんでした
希望小売価格 公式サイトに記載を確認できませんでした

ライオン公式サイトの製品ページと製品Q&A(2026年9月13日確認)。

しわとりと消臭で、公式の使い方が違う

公式サイトの「使い方」の欄は、【しわとりの場合】と【消臭の場合】に分かれています。同じスプレーなのに手順が別なのです。

しわとりは「気になるしわの部分にしっとり濡れる程度にスプレーし、しわの部分を中心に両手で、縦・横・斜め方向に引っ張ってから、吊るしておきます」。消臭は「全体に軽くかかるようにスプレーしてから、吊るしておきます」で、目安は上着片面に7〜8回程度です。

部分にしっかりか、全体に軽くか。量も、手を動かすかどうかも逆です。ニオイのつもりの使い方では、しわとりの量に届きません。

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引っ張る工程も公式の手順のうちです。吊るすだけではなく、吊るす前に縦・横・斜めの3方向へ引く、という順番です。

ポリエステル100%には「効果はありません」

量の次は素材です。ここもメーカー自身が線を引いています。

ウール・綿・合成繊維・麻の衣類に使用できます。※ポリエステル100%の衣類に対するしわとり効果はありません。

ライオン 製品Q&A「「お洋服のスタイルガード」はどのような素材に使用できますか。」

合成繊維は使える、と書いたすぐ後ろに、ポリエステル100%は効果がない、と続きます。読み飛ばしやすい位置にある但し書きです。

木製ハンガーに吊るされた白いシャツが並んでいる様子
公式の手順は、どちらの使い方も「吊るしておきます」で終わります。写真:Pexels

この点は検索の上位どうしでも食い違っています。ランキングを出しているマイベストの解説には「リネンやウールなどはシワが残りやすいですが、ポリエステルや綿などはシワが取れやすいでしょう」とあります(2026年9月13日確認)。ジャンル全体の説明で製品名は出していませんが、メーカーの但し書きとは逆向きです。

発見元の検証で使われたワンピースはポリエステル90%・麻10%で、100%ではありません。ペパーミント氏はこの1着を「全体的にシワがなくなった印象で効果を感じました」と書いています。

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書けるのは「ライオンはポリエステル100%にしわとり効果はないと書いている」までです。理由は公式に説明がないので書きません。なお花王の商品ページには、使える素材の記載を確認できませんでした。

買う前に見ておきたいこと

  • 絹・レーヨン・テンセルなど水に弱い素材、皮革・和装品・毛皮には使えません
  • 汚れがあるものは、シミになることがある、と公式の注意書きにあります
  • 液が床や家具にかかったら、すぐにふきとる。床がすべる場合は水拭き、と書かれています
  • 花王の商品ページには「着たままの状態で衣類にスプレーしない」という注意もあります
  • 乾く前に着れば形は戻ります。公式の手順はどちらも「吊るしておきます」で終わります

\内容量とつめかえ用を確認する/

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1着に10回以上かける前提なので、つめかえ用も見ておくと安心です

こんな人は見てもよさそう

  • 毎回は洗わないジャケットやスーツの着用じわを、出かける前に落としたい
  • 綿や麻のシャツで、アイロンほどの仕上がりまでは求めていない
  • 1着に10回以上かける前提で、つめかえ用まで用意できる

逆に、ポリエステル100%の服をどうにかしたいのなら、買う前にこの但し書きを読むほうが早そうです。商品のせいか、量か、素材か。公式の表記だけで先に切り分けられます。

この記事で確認した情報源

\最後にもう一度/

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使える素材はウール・綿・合成繊維・麻。ポリエステル100%は対象外と公式にあります

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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