Yahoo!知恵袋に、2026年8月25日の相談があります。「レコルト 自動調理ポット、レギュラーとラージで迷っています。一人暮らしなら小でいいのか、ストックを作るつもりで大がいいか迷い中です」。2,300回以上読まれていますが、回答は1件も付かないまま受付が終わりました。
迷いどころは容量です。レギュラーは600ml、ラージは800ml。ところが取扱説明書を開くと、増えているのは上だけではありませんでした。ラージは最小容量が400ml。レギュラーは本体の内側の300mlラインからです。
大きいほうを選ぶと、少なく作る側が100ml狭くなります。この向きで2機種を比べた記事は見あたりませんでした。運営者はこの商品を買っていないので、使い心地は「誰がそう書いたか」を添えた形でしか出していません。
レコルト(récolte)
自動調理ポット RSY-2
容量約600ml調理モード5種類希望小売価格13,200円(税込)
材料を入れてモードを選ぶと、刻む・加熱する・撹拌するを自動でやるポット型の調理器です。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより(クリックでAmazonの商品ページが開きます)
先に3つだけ
- ✓ 作れる量はレギュラーが300〜600ml、ラージが400〜800ml。ラージは下も上がります
- ✓ どちらも加熱するモードは2回続けて使えません。公式の取説は「本体が冷めるまで1時間程度休ませる」と書いています
- ✓ 1回の調理は25〜40分。1時間の休みを足すと、続けて2品作るのは半日がかりになります
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レギュラーは3色、ラージは2色が用意されています
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ラージにすると、下が300mlから400mlに上がる
レギュラーのRSY-2は、取説に「本体の内側に表示されている300mlラインからMaxラインの間で使用する」とあります。容量は約600mlなので、300〜600mlの幅です。ラージのRSY-3は最小容量400ml、最大容量800ml。公式ページにも「約400mlから作れる」と書かれています。

比べている記事はいくつもありますが、並ぶのはサイズ・重さ・モード数・最大容量です。最小容量まで出したものは見つかりませんでした。「3人以上ならラージ」で終わる記事が多く、ひとり分を少なめに作りたい人には答えが出ていません。
100mlの差は、スープカップでいえば半分ほどです。毎回たっぷり作るなら関係ありませんが、「今日は自分の分だけ」を繰り返す使い方だと、下限が先に効いてきます。
取り上げたきっかけは、1年使った人の記事
この商品を知ったのは、家電Watchの年末企画です。松川叶実氏が新製品発表会でRSY-2と出会い、自宅に迎えて1年使った話が載っています。よく作ったレシピのトップ3は、1位が根菜キーマカレー、2位が基本の梅昆布がゆ、3位が基本のかぼちゃのポタージュでした。
週の半分以上稼働していたかも……というレベルでお世話になりました。
家電Watch 松川叶実氏「レコルトの自動調理ポットにどハマり。手抜きの日ほどご馳走に【私の2023】」(2023年12月25日)
ポタージュは「材料を切って、火を通して、ミキサーやフードプロセッサーで撹拌して、鍋に戻してまた温めて……と、工程が多く、洗いものもたくさん出そう」なので自分では作れないと諦めていた、ともあります。工程をまとめる道具、という位置づけです。
どちらも、2回続けては使えない
もうひとつ、買う前に知っておきたい制限があります。ラージの取説にはこうあります。
ポタージュ/ペースト・スープ・たべるスープ・おかゆ・豆乳モードは2回連続で使用しないでください。連続使用する場合は本体が冷めるまで1時間程度休ませてください。
レギュラーの取説にも、加熱する3つのモードについて同じ制限が書かれています。ラージのほうは故障診断の欄に「E2と表示される/2回連続で使用している」という項目まであり、エラーコードが用意されているということは、それだけ起きる操作だということです。
同じ制限は他社にもあります。小泉成器のスープメーカーKSM-1000の取説にも「連続使用はしない」とあり、待ち時間は「ヒーター板が冷めるまで(約30分)」。方式が同じなら避けられない制約のようですが、レコルトの1時間はその倍です。
この制限は、メーカーの製品ページには書かれていません。書いてあるのは取扱説明書とエラー表示の欄です。なぜ1時間なのかは公式に説明がないので、理由はここでは書きません。
1回にかかる時間は25〜40分
RSY-2の取説に載っている調理時間は、ポタージュ・ペーストが25〜30分、スープ・おかゆと豆乳が30〜35分、保温が20〜25分、ジュース・クリーンが約3分。ラージはポタージュ・ペーストが約25〜30分、スープが約30〜40分です。
つまり1品で30分前後、そのあと1時間。続けて2品作ろうとすると、2品目ができあがるのは2時間ほど先になります。作り置きをまとめてやりたい日は、この足し算で計画することになりそうです。

どんな調理ポットなのか
画像:Amazon.co.jp の商品ページより
画像はAmazonの商品ページのものです。
公式の説明では、材料の刻み具合や加熱温度を調理モードごとにコントロールしながら撹拌する、とされています。ラージは独自開発のモーターに変わり、モードが5種類から7種類に増えました。増えたのは具材の形を残す「たべるスープ」です。
主な仕様
| 容量 | 約600ml(使えるのは本体内側の300mlラインからMaxラインまで) |
|---|---|
| 調理モード | 5種類(豆乳/ポタージュ・ペースト/スープ・おかゆ/ジュース・クリーン/保温) |
| 調理時間 | 25〜35分(ジュース・クリーンは約3分) |
| 連続使用 | 加熱するモードは2回続けて使わない。冷めるまで1時間程度休ませる |
| サイズ | 約 幅16.5×奥行12.0×高さ23.3cm |
| 重量 | 約970g |
| 消費電力 | 600W(ジュース・クリーンモードは55W) |
| 本体内側 | ステンレス(セラミックコーティング) |
| カラー | クリームホワイト/ナチュラルブラック/モカブラウン |
| メーカー希望小売価格 | 13,200円(税込)。ラージは19,800円(税込) |
レコルト公式サイトの製品ページと取扱説明書(2026年9月13日確認)。
買う前に見ておきたいこと
- 本体は丸洗いできません。取説にも「本体を丸洗いしたり、プラグ挿入口に水分を付着させない」とあります
- 電子レンジ・食器乾燥機・食器洗い乾燥機には入れられません
- 使ったあとすぐに水かぬるま湯ですすがないと、刃に残ったものがこびりつくと書かれています
- 豆乳モードでは、煮る・炒るなど加熱した大豆は使えません
- 知恵袋には「洗うのがすごく面倒です。丸洗いできないので水を入れてゴシゴシ、捨ててを何度も繰り返し」という回答もあります
こんな人は見てもよさそう
- ポタージュを作りたいが、鍋とミキサーを行き来する工程で諦めていた
- 作るのは1〜2人分で、300ml台から作れる幅がほしい
- 1品ごとに30分前後かかり、続けては回せないという前提を受け入れられる
逆に、家族4人分を一度に作りたいなら、下限が上がってもラージのほうが合います。ただし1時間休ませる決まりはラージでも同じなので、「大きくすれば続けて作れる」にはなりません。
この記事で確認した情報源
- ・レコルト「自動調理ポット」製品ページ(RSY-2の仕様・容量・希望小売価格)
- ・レコルト「自動調理ポット RSY-2」取扱説明書(300mlライン・連続使用の制限・モード別の調理時間)
- ・レコルト「自動調理ポット ラージ」製品ページ(RSY-3の仕様・7つの調理モード・希望小売価格)
- ・レコルト「自動調理ポット ラージ RSY-3」取扱説明書(最小容量400ml・E2の表示・連続使用の制限)
- ・小泉成器「スープメーカー KSM-1000」取扱説明書(連続使用はしない・約30分・水は300㎖以上)
- ・家電Watch「レコルトの自動調理ポットにどハマり。手抜きの日ほどご馳走に【私の2023】」(1年使った人の記事(この記事の発見元))
- ・Yahoo!知恵袋「レコルト自動調理ポット、レギュラーとラージで迷っています」(冒頭で引用した相談(2026年8月25日))
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