🗨️「日本で雪が一番深く積もった場所はどこですか。今も観測している場所では」
気象庁の歴代全国ランキングで、最深積雪の1位は滋賀県の伊吹山で1182cmです(1927年2月14日。現在は観測していません)。今も観測が続く地点では、青森県の酸ケ湯の566cm(2013年2月26日)が最大です。上位20地点のうち9地点が新潟県で、守門463cm、津南419cm、十日町391cmなどが入っています。
[災害] この記事の要点
2026年10月14日 発表
- 雪国への引っ越しや旅行で、どれくらい積もるか知りたい人
- 「日本一雪が深い場所」を知りたい人
- 住んでいる町の雪の多さを、記録と比べたい人
最深積雪の歴代ランキング
最深積雪は、ある地点で積もった雪の深さの最大値です。「降った雪をぜんぶ足した量が積雪」と思われがちですが、そうではありません。地面にあるときの高さで測ります。気象庁は「歴代全国ランキング」で、全国の観測地点それぞれの観測史上1位を並べ、上位20地点を公表しています。次の表がその20地点です。
| 順位 | 都道府県 | 地点 | 最深積雪 | 起日 | 現在の観測 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 滋賀県 | 伊吹山 * | 1182cm | 1927年2月14日 | 観測せず |
| 2 | 青森県 | 酸ケ湯 | 566cm | 2013年2月26日 | ○ |
| 3 | 新潟県 | 守門 | 463cm | 1981年2月9日 | ○ |
| 4 | 山形県 | 肘折 | 445cm | 2018年2月13日 | ○ |
| 5 | 新潟県 | 津南 | 419cm | 2022年2月24日 | ○ |
| 6 | 新潟県 | 十日町 | 391cm | 1981年2月28日 | ○ |
| 7 | 新潟県 | 高田 * | 377cm | 1945年2月26日 | ○ |
| 8 | 新潟県 | 小出 | 363cm | 1981年2月28日 | ○ |
| 9 | 新潟県 | 関山 | 362cm | 1984年3月1日 | ○ |
| 10 | 新潟県 | 湯沢 | 358cm | 2006年1月28日 | ○ |
| 11 | 長野県 | 野沢温泉 | 353cm | 1984年3月22日 | ○ |
| 12 | 新潟県 | 安塚 | 350cm | 1984年3月8日 | ○ |
| 13 | 山形県 | 大井沢 | 348cm | 2000年3月1日 | ○ |
| 14 | 福島県 | 只見 | 341cm | 2013年2月25日 | ○ |
| 15 | 福島県 | 桧枝岐 | 339cm | 2015年2月15日 | ○ |
| 16 | 静岡県 | 富士山 * | 338cm | 1989年4月27日 | 観測せず |
| 17 | 北海道 | 幌加内 | 324cm | 2018年2月25日 | ○ |
| 18 | 北海道 | 倶知安 * | 312cm | 1970年3月25日 | ○ |
| 19 | 北海道 | 朱鞠内 | 311cm | 1982年3月10日 | ○ |
| 20 | 新潟県 | 能生 | 309cm | 1985年1月30日 | ○ |
「*」は気象台などの観測所、印のないものはアメダス(無人の観測所)です。統計の対象は、アメダスは1976年以降、気象台等は地点ごとの統計開始以降です。
1位は滋賀県の伊吹山で1182cm(11.82m)です。起日は1927年2月14日で、現在この地点では観測が行われていません。2位の酸ケ湯(青森県)の566cmは2013年2月26日の記録で、観測が続いている地点としては最大です。伊吹山の記録は、2位の2倍以上の深さです。
停電が長引いたときに手元に要るもの
暴風域の中では、電力会社は巡視にすら出られません。復旧を待つ側が数日ぶんの電気と情報を自分で持つ、という前提で選んでいます。
停電下で扇風機とスマホを動かせるかどうかが、夏の避難生活の体感を大きく変えます。大型より、避難所や車まで持ち運べる重さのほうが実際に使えます。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
手回しは常用の充電手段にはなりません。電源が尽きたあとに情報を得る最後の一手として、そしてスマホの電池を情報収集で使い切らないための道具として持ちます。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
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新潟県が9地点
表の20地点を県別に数えると、新潟県が守門・津南・十日町・高田・小出・関山・湯沢・安塚・能生の9地点で最多です。次いで山形県(肘折・大井沢)と北海道(幌加内・倶知安・朱鞠内)が各2〜3地点、福島県(只見・桧枝岐)が2地点です。
| 都道府県 | 上位20地点のうちの数 |
|---|---|
| 新潟県 | 9地点 |
| 北海道 | 3地点 |
| 山形県 | 2地点 |
| 福島県 | 2地点 |
| 青森県・長野県・静岡県・滋賀県 | 各1地点 |
新潟県の記録の起日には1981年(守門・十日町・小出)と1984〜85年(関山・安塚・能生)が目立ちます。一方、津南の419cmは2022年2月24日、肘折の445cmは2018年2月13日の記録で、近年にも更新されています。
町の平年値は倶知安が最多
歴代の記録は、山間部の地点が上位に多く入ります。住んでいる町の「ふだんの深さ」は、気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)の年最深積雪で比べられます。気象台のある地点では次の10か所が深い順です。
| 順位 | 地点 | 地方 | 年最深積雪の平年値 |
|---|---|---|---|
| 1 | 倶知安 | 後志地方 | 183cm |
| 2 | 新庄 | 山形県 | 128cm |
| 3 | 岩見沢 | 空知地方 | 120cm |
| 4 | 小樽 | 後志地方 | 118cm |
| 5 | 北見枝幸 | 宗谷地方 | 104cm |
| 6 | 青森 | 青森県 | 101cm |
| 7 | 羽幌 | 留萌地方 | 99cm |
| 8 | 広尾 | 十勝地方 | 98cm |
| 9 | 札幌 | 石狩地方 | 97cm |
| 10 | 高田 | 新潟県 | 96cm |
倶知安(北海道)は平年値でも183cmで、ほかの地点と大きく差があります。新潟県の高田は平年値が96cmで、歴代最深の377cmは平年値の約4倍です。平年値は札幌(97cm)とほぼ同じ水準でした。
積雪が深いとき
雪が深い地域に引っ越す人や、実家が雪国にある人は、雪下ろしや停電が不安になるものです。起きやすいことは次の3つです。
- 屋根の雪が重くなり、雪下ろしが必要になる(雪下ろし中の転落や落雪の事故にも注意する)
- 道路の規制や鉄道の運休で、通勤・通学・物流が止まる
- 停電が起きると暖房や給湯が止まり、在宅避難の備えがそのまま必要になる
ニュースで「積雪○cm」と聞いたときは、住んでいる地域のふだんの深さと見比べると、どれくらい多いのかがつかめます。雪の季節が始まる時期の目安は初雪の平年にまとめています。
よくある質問
Q. 日本で最深積雪が一番多かったのはどこですか。
A. 気象庁の歴代全国ランキングでは、滋賀県の伊吹山で1182cmです(1927年2月14日)。現在は観測していません。
Q. 今も観測している地点で一番深いのはどこですか。
A. 青森県の酸ケ湯で566cm(2013年2月26日)です。
Q. 最深積雪と降雪量は同じですか。
A. 違います。最深積雪は地面に積もっている雪の深さの最大値で、降雪量は降った雪の量です。積もった雪は沈んだり解けたりするので、降雪量を足した数より小さくなります。
Q. 近年に記録が出た地点はありますか。
A. 表の中では、新潟県の津南が2022年2月24日に419cm、山形県の肘折が2018年2月13日に445cm、北海道の幌加内が2018年2月25日に324cmを記録しています。
生活・仕事にどう効くか
- 記録を見るとき:1位は伊吹山の1182cm、今も観測する地点の1位は酸ケ湯の566cm。上位20のうち9地点が新潟県。
- 町のふだんの深さを見るとき:気象台のある地点の平年値では倶知安が183cmで最も深い。歴代の記録は山間部が上位。
- 家の備え:積雪が深いと、屋根の雪下ろし、道路の規制、停電が重なりやすい。
結局どうすればよいか
- 上の表で、近い地点の歴代の深さを見る
- 住んでいる町の平年値と歴代の記録を並べて、差を確かめる
- 雪の季節の前に、停電に備えて暖房と灯りの手段を確かめておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 気象庁 歴代全国ランキング(2026年10月14日発表)
- 気象庁 過去の気象データ検索 平年値(年・月ごとの値)(2026年10月14日発表)
更新履歴
- 2026年10月14日 初版を公開
※本記事は2026年10月14日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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