🗨️「「パスワードのハッシュ値が流出」と言われたら、自分のパスワードは見られたの?何をすればいい?」
ハッシュ値は、パスワードを一方向の計算で別の文字列に変えたもので、そのまま元のパスワードが読めるわけではありません。ただし、短い・ありふれたパスワードは計算結果から割り出されることがあります。流出したサービスで変えるだけでなく、同じパスワードを使っている他のサービスを別のものに変えるのが、いちばん効く対処です。
[暮らし] この記事の要点
2026年10月9日 発表
- 「パスワードのハッシュ値が流出した可能性」という発表を見た人
- 複数のサービスで同じパスワードを使っている人
ハッシュ値とは
サービス側は、パスワードをそのまま保存せず、計算で別の文字列(ハッシュ値)に変えて保存するのが一般的です。ログインのときは、入れたパスワードを同じ計算にかけて、保存してある文字列と合うかを見ます。計算は一方向なので、文字列から元のパスワードを直接「戻す」ことはできません。
ただし、攻撃する側は、ありふれたパスワードを片っ端から同じ計算にかけ、結果が一致するものを探すことができます。だから、ハッシュ値が流出したときの危なさは、パスワードの強さで決まります。
パスワードの強さ別の危なさ
| パスワードの例 | ハッシュ値が漏れたときの危なさ |
|---|---|
| 123456 や qwerty など、ありふれたもの | 高い。割り出されやすい |
| 名前や誕生日を使った短いもの | 高め。推測されやすい |
| 長く、他で使っていないもの | 低め。割り出すのに手間がかかる |
IPA(情報処理推進機構)も、パスワードは「できるだけ長く」「推測されにくく」「使い回さない」ことを勧めています。
流出したら、まず何をする?
- 流出したサービスのパスワードを変える。サービス側が変更を案内していれば、その手順に従います。
- 同じパスワードを使っているサービスを探して、別のものに変える。ここがいちばん効きます。流出したパスワードで他のサービスへのログインを試す攻撃が知られているためです。
- 重要なサービスに多要素認証かパスキーを入れる。メール、銀行・証券、ネット通販から先に。パスワードが破られても、スマホなどの2つ目の確認が残ります。
連絡が来たときの注意
流出の発表のあとは、サービスを装ったメールやSMS(ショートメッセージ)が出回りやすくなります。連絡内のリンクは開かず、公式サイトを自分で開いて確認してください。「パスワードや認証コードを教えて」と聞く連絡には答えません。
実際のケースは、ブックオフ 情報流出/対象と確認することにまとめています。
うっかりリンクを押してしまった場合は、不審なメール 開いてしまった/押した所で変わる対処を見てください。
生活・仕事にどう効くか
- 短い・ありふれたパスワードのとき:ハッシュ値から元のパスワードを割り出される可能性が高くなります。
- 他のサービスと同じパスワードのとき:割り出されたパスワードで、他のサービスにログインを試されるおそれがあります。
結局どうすればよいか
- 流出したサービスのパスワードを変える
- 同じパスワードを使っているサービスがないか探し、あれば別のものに変える
- お金・メール・SNSなど重要なサービスから先に、多要素認証かパスキーを設定する
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- IPA「不正ログイン対策特集ページ」
- IPA「情報セキュリティ10大脅威 2025 セキュリティ対策の基本と共通対策」(2025年2月1日発表)
- ブックオフグループHD「会員情報流出の可能性について」(TDnet)(2026年10月9日発表)
更新履歴
- 2026年10月9日 初版を公開
※本記事は2026年10月9日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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