🗨️「山の道が1本通れなくても、別の道を回れば行けるのではないですか。」
今回はその別の道もふさがっています。8月27日15時の時点で、富山県南砺市へ入る国道156号・304号・471号は3本とも土砂流入で通行止めです。合わせて33.6kmあります。
[交通] この記事の要点
国土交通省 北陸地方整備局は2026年8月27日17時30分、「令和8年8月27日からの大雨の対応について(第3報)」を発表した。同日15時00分現在、土砂流入による通行止めは補助国道7路線10か所。延長を合計すると64.5kmで、うち33.6kmが富山県南砺市へ入る3路線に集中している。
2026年8月27日 発表
- 富山県南砺市・砺波市の山あいに住んでいる人、実家がある人
- 南砺市利賀村・五箇山方面へ通勤・通学している人
- 8月28日以降に富山県西部の山あいへ行く予定がある人
- 石川県宝達志水町・七尾市・羽咋市・小松市で山側の道を使う人
この記事でわかること
- 土砂で止まった国道10か所はどこか、合わせて何キロか
- 南砺市へ入る道が3本とも止まっているとはどういう状態か
- 土砂の通行止めが冠水の通行止めと違うところ
土砂で止まった国道は10か所、合わせて64.5キロ
「山の道が1本ダメでも、別の道を回ればいい」。ふだんはそのとおりです。今回はその別の道も同時にふさがっています。
北陸地方整備局が8月27日17時30分に出した第3報(15時00分現在)に、土砂流入で通行止めになっている国道が一覧で載っています。7路線10か所、延長を足すと64.5kmです。同じ時点で通行止めになっている高速道路は北陸道の1か所だけなので、山側の国道のほうが桁違いに長く塞がっていることになります。
| 路線 | 区間 | 延長 |
|---|---|---|
| 国道471号 | 砺波市庄川町湯川〜南砺市利賀村北豆谷 | 14.9km |
| 国道156号 | 砺波市庄川町小牧〜南砺市大崩島 | 14.3km |
| 国道415号 | 石川県宝達志水町杉野屋 | 6.9km |
| 国道416号 | 石川県小松市尾小屋町〜丸山町 | 6.5km |
| 国道471号 | 富山市八尾〜岐阜県境 | 5.6km |
| 国道160号 | 石川県七尾市庵町〜同市黒埼町 | 4.8km |
| 国道415号 | 氷見市谷屋〜熊無 | 4.6km |
| 国道304号 | 南砺市大鋸屋 | 4.4km |
| 国道249号 | 石川県羽咋市滝町〜同市紫垣町 | 2.3km |
| 国道415号 | 高岡市太田 | 0.2km |
| 合計 | 7路線10か所 | 64.5km |
南砺市へ入る3本で、半分を占めている
この一覧を地域で見ると、偏りがはっきりします。富山県南砺市へ入る国道156号・304号・471号の3本だけで33.6kmあり、10か所の合計64.5kmの半分以上です。
- 国道471号 砺波市庄川町湯川から南砺市利賀村北豆谷まで 14.9km
- 国道156号 砺波市庄川町小牧から南砺市大崩島まで 14.3km
- 国道304号 南砺市大鋸屋で 4.4km
1本ずつ見れば「山あいの道が土砂で通れない」というよくある話ですが、3本まとまるとまったく別の意味になります。ふつうは迂回路として使う道が、迂回先ごと塞がっているからです。
雨がやめば、明日には通れるようになりますか。
それは冠水の通行止めのほうです。土砂が入った道は、片づけと点検が終わるまで開きません。
同じ「通行止め」でも、開くまでが違う
同じ8月27日、国道159号(羽咋市四柳町〜飯山交差点 4.2km)は7時00分に止まって14時30分に解除されました。国道160号の氷見市上泉交差点も2時20分から13時00分までです。どちらも路面が水につかったことによる通行止めで、水が引けば開きます。
いっぽう土砂流入は、道の上に土や石が乗っている状態です。取り除く作業が要るうえ、崩れた斜面がまた動かないかを確かめないと車を通せません。雨がやんだ時刻と、道が開く時刻は別々に動きます。「明日の朝には戻っているだろう」で予定を組むと外れます。
同じ路線が、離れた2か所で切れている
一覧をよく見ると、国道471号だけ2回出てきます。ひとつは砺波市庄川町湯川から南砺市利賀村へ入る14.9km、もうひとつは富山市八尾から岐阜県境までの5.6kmです。
国道415号も3回出てきます。石川県宝達志水町の6.9km、富山県氷見市谷屋〜熊無の4.6km、富山県高岡市太田の0.2kmです。0.2kmというごく短い区間でも、そこが切れていれば車は通れません。塞がった距離の長さと、通れなくなる範囲の広さは別の話です。
石川県は海沿いと山側の両方でふさがっている
石川県分は4か所です。宝達志水町の国道415号(6.9km)、小松市尾小屋町〜丸山町の国道416号(6.5km)、七尾市庵町〜黒埼町の国道160号(4.8km)、羽咋市滝町〜紫垣町の国道249号(2.3km)。
七尾市と羽咋市の区間は能登半島の海沿いを走る道、小松市の区間は加賀の山側です。大雨特別警報が出た能登の南側だけでなく、加賀側でも土砂が道に入っているということになります。県内の広い範囲で同時に起きているので、県道・市町村道の状況はさらに細かく分かれているはずです。
件数しか出ていない40か所は、市町の情報で見る
第3報には、県道と市町村道の通行止めが富山県20か所・石川県20か所と書かれています。ただし個別の路線名は載っていません。国の発表で分かるのは国道までで、生活道路は各県・各市町の道路情報を見るしかない、ということです。
富山県は県管理道路の通行規制状況を県のサイトで公開しています。南砺市・砺波市・氷見市など、山あいを抱える市町は市の防災情報のほうが早いこともあります。国道が開いたという知らせを、家の前の道が開いた証拠として使わないことです。
生活・仕事にどう効くか
- 山あいの家への行き来:南砺市へ入る国道156号(14.3km)・304号(4.4km)・471号(14.9km)が3本とも通行止め。1本ずつなら迂回できるが、同時に止まると回り道の先も塞がっている。
- 開くまでの時間:土砂流入による通行止めは、雨がやんでも自然には開かない。土砂の撤去と斜面の点検が終わるまで通れない。同じ日に解除された国道159号・160号は路面冠水が理由で、水が引いて開いた。
- 能登側の道:石川県では国道415号(宝達志水町杉野屋 6.9km)、国道160号(七尾市庵町〜黒埼町 4.8km)、国道249号(羽咋市滝町〜紫垣町 2.3km)が土砂流入で止まっている。海沿いと山側の両方がふさがっている。
結局どうすればよいか
- 南砺市・砺波市の山あいへ向かう予定は、道が3本とも塞がっている前提で組み直す
- 土砂流入の通行止めは雨がやんでも開かないので、「明日には通れる」と決めつけない
- 家族が山あいに住んでいるなら、電話がつながるうちに水と食べ物の残りを確認しておく
- 県道・市道の状況は件数しか公表されていないので、富山県と南砺市・砺波市の道路情報を直接見る
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くわしく知る(保存版の記事)
ほかに使える無料ツール
- 住所まるごとチェック — 住所の表記ゆれ・実在をまとめて確認する
- 不動産相場検索 — 市区町村ごとの土地・戸建て・マンション相場を見る
公式出典
- 国土交通省 北陸地方整備局「令和8年8月27日からの大雨の対応について(第3報)」(8月27日15時00分現在)(2026年8月27日発表)
- 富山県「県管理道路の通行規制状況」(2026年8月27日発表)
更新履歴
- 2026年8月27日 初版を公開(8月27日15時00分現在の第3報にもとづく)
※本記事は2026年8月27日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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