1時間101.5ミリは、1890年からの記録を上回りました
気象庁のアメダス名古屋の観測値です。16時50分までの1時間に101.5ミリ(速報値)を記録しました。
| 名古屋の1時間降水量 | 値 | 日付 |
|---|---|---|
| 今回(速報値) | 101.5mm | 2026年9月8日 16時50分まで |
| これまでの1位 | 97.0mm | 2000年9月11日(東海豪雨) |
| 2位 | 92.0mm | 1919年7月18日 |
名古屋の観測は1890年7月に始まっています。136年ぶんの記録のなかで、いちばん強い1時間の雨が降ったことになります。24時間降水量も18時10分の時点で214.5ミリと全国最多でした。
電車では逃げられません
同じ時間帯に、JR東海は東海道線(共和〜大垣)・中央線・関西線・紀勢線・高山線・飯田線で運転を見合わせ、名鉄は名古屋本線など10路線、名古屋市営地下鉄は5路線すべてが止まりました。地上も地下も動いていません。
車も同じです。1時間に100ミリ規模の雨が落ちた直後の道路は、どこが冠水しているかが走ってみるまで分かりません。アンダーパスや立体交差の下は、水が引くまで通れないと考えたほうが安全です。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
レベル5は「出たら動く」ものではない
8月30日に福井県で緊急安全確保が出たとき、対象は34万人でしたが、避難所にいた人は352人でした。レベル5になってから避難所へ向かった人はほとんどいません。当然で、その時点では外を歩けないからです。
私は、レベル5の使い道は「これから逃げる合図」ではなく「もう逃げてはいけない合図」だと考えています。移動して安全を取りにいくのはレベル4の避難指示までで、レベル5に変わったら、いる場所の中で高いところへ動くしかありません。だから、いまレベル4の避難指示が出ている地域にいる人は、次の発令を待たずに動くほうが確実です。
生活・仕事にどう効くか
- いまの行動:レベル5は「安全な避難ができる段階ではない」という意味。屋外の移動そのものが危険なので、建物の上の階へ移る垂直避難に切り替える。
- 雨の強さ:16時50分までの1時間に101.5ミリ(速報値)。名古屋の歴代1位は2000年9月11日の東海豪雨で97.0ミリだったので、1890年の観測開始以来の記録を上回った。
- 移動手段:同じ時間帯にJR東海6線区・名鉄10路線・名古屋市営地下鉄5路線すべてが運転見合わせ。車での移動も冠水した道路で危険なため、電車での退避は成立しない。
結局どうすればよいか
- 屋外へ出ずに、建物のより高い階へ移る(名古屋市の要請文そのもの)
- 自分の学区が対象かを名古屋市の避難情報で確認する(河川ごとに対象学区が違う)
- レベル4の避難指示が出ている地域は、まだ移動できるうちに安全な場所へ移る
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 名古屋市 緊急情報(避難情報の発令状況)(2026年9月8日発表)
- 名古屋市 警戒レベル5・緊急安全確保(香流川)の発令内容(2026年9月8日発表)
- 気象庁 アメダス 名古屋の観測値(2026年9月8日)(2026年9月8日発表)
- 気象庁 名古屋 観測史上1〜10位の値(統計期間 1890年7月〜)(2026年9月8日発表)
更新履歴
- 2026年9月8日 初版を公開(9月8日18時30分時点の情報)
※本記事は2026年9月8日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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