那智勝浦町の冠水は、川沿いの洪水ハザードマップに加え、高岸都市下水路の内水浸水想定区域図を確認します。町は2026年3月9日にこの区域を指定し、3月12日に公表しました。那智川・太田川の洪水想定だけでは、下水路から水があふれるリスクを全部は拾えません。
まず確認する公式マップ

住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
高岸都市下水路は内水の地図で確認
町が公表したのは、高岸都市下水路の排水能力を超える雨が降ったときの浸水想定です。対象はこの下水路の流域であり、町全域の道路冠水を網羅した一覧ではありません。
計算に用いた想定最大規模の雨は1時間140ミリ、下水路の計画で用いる雨は1時間60ミリと説明されています。この数字は地図を作るための条件です。今回140ミリ降るという予報でも、60ミリ未満なら安全という線引きでもありません。
内水想定に入っていない水もある
町の説明では、この想定に河川の洪水による堤防の破堤・越水や、時間経過に伴う高岸都市下水路への流入や溢水などは考慮されていません。川からの水と下水路の水を一枚で判断できないため、洪水ハザードマップも一緒に開きます。
那智川・太田川の周辺は洪水の図、高岸流域は内水の図、山側は土砂の図というように、住所ごとに必要な資料を選びます。町は着色範囲の外でも浸水が起こり得ると説明しています。

道路の冠水は家の浸水と分けて見る
内水は、降った雨を側溝や下水道が排水しきれず、地表に水がたまる現象です。川から水があふれる洪水とは仕組みが違います。洪水の想定図に色が付いていなくても、低い道やくぼ地の冠水を否定することはできません。
家の浸水深を見るときと、車で通れるか考えるときも目的が違います。路面が水で隠れると、穴や側溝の位置、流れの強さが分からなくなります。水が浅く見えても進まず、冠水箇所へ入る前に引き返してください。

今の危険度はキキクルと水位で確認
気象庁の浸水キキクルは短時間の強い雨による浸水害、洪水キキクルは河川の洪水災害を対象にしています。同じ雨でも見る画面が違います。川沿いでは和歌山県の河川・雨量防災情報も開き、水位と観測時刻を確かめます。
ハザードマップは一定の条件で計算した想定、キキクルは雨による危険度、水位画面は観測値です。どれも道路の通行許可を出す画面ではありません。自治体の避難情報や道路管理者の規制が出た場合は、その指示を優先します。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。公的データを使って、浸水・土砂災害などのリスクを確認できます。会員登録も電話番号も要りません。
雷雨の見通しと最新情報
【気象情報の確認】2026年9月26日16時32分発表の和歌山地方気象台の天気概況は、26日の県内で雷を伴って激しく降る所があり、27日は未明に激しい雨の所があるとしています。これは雨の見通しです。この記事は、3市町で冠水や土砂災害が今発生していると確認した速報ではありません。
気象庁「和歌山県の天気予報」で発表時刻を確認し、出かける前に更新された情報を開いてください。雷を伴う雨は短い時間に強まることがあります。雨が強くなってから川岸や斜面へ様子を見に行かず、安全な建物の中で情報を確認します。
避難のタイミングと移動先
危険な場所にいる人は、自治体の警戒レベル3「高齢者等避難」で、避難に時間のかかる人と支援する人が避難します。警戒レベル4「避難指示」では全員が危険な場所から避難します。自宅が安全な場所にあり、必要な備えがある場合には、在宅で安全を確保する選択もあります。
避難する場合は、川沿いの道や水がたまった道を通らずに済む経路を先に選びます。指定避難所の名前だけで決めず、洪水に対応した場所か、開設されているかを確認してください。避難指示を待つ間に道が冠水しそうなら、移動できるうちに自主避難を考えます。
キキクルの紫は、危険な場所からの避難が必要な警戒レベル4に相当します。黒まで待つと安全な移動が難しくなるおそれがあります。家族の移動に時間がかかる場合は、早い段階で避難先と交通手段を決めてください。

よくある質問
地図の色が付かない場所は安全ですか
安全の保証ではありません。想定に含まれない雨の条件や、対象外の河川・排水施設による浸水、未指定の斜面からの土砂災害もあり得ます。自宅と道の地形を確かめ、雨の危険度と自治体の情報を合わせて判断してください。
この記事は現在の被害箇所一覧ですか
いいえ。公式の想定区域・過去の事例・確認手順を整理した地域別の解説です。9月26日の雨による被害が発生した地点の一覧ではありません。最新の避難情報・通行止めは市町や道路管理者の発表で確認してください。
同じ地域の冠水・土砂災害を読む
出典と確認時点
資料確認日:2026年9月26日。気象情報は上記発表時刻の見通しです。地図の改訂日・計算条件・対象範囲は各公式資料をご確認ください。アイキャッチの写真は雨の日の街並みのイメージ(Unsplash)で、当該市町の今回の被害写真ではありません。
- 那智勝浦町のハザードマップ
- 那智勝浦町の浸水に関する公式説明
- 和歌山県「土砂災害から身を守るための情報」
- 和歌山県「基礎調査実施予定箇所」
- 和歌山県河川・雨量防災情報
- 気象庁 防災気象情報と警戒レベル
- 気象庁「キキクル」
- 和歌山地方気象台 天気概況(9月26日16時32分発表)
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント