🗨️「三菱UFJ銀行の新しい会員組織、自分には関係ある話なの?」
入会の線は預かり金融資産3,000万円以上、または資産運用残高1,000万円以上です。銀行の発表資料は、この条件を満たす人を75万人以上、個人のお客さま全体の2%と書いています。そして、その2%が預けている残高は個人顧客全体の約5割。銀行が年会費無料のプラチナカードや住宅ローンの金利優遇を用意してまで囲い込もうとしているのは、この5割のほうです。
[経済] この記事の要点
2026年9月12日 発表
- 三菱UFJ銀行に預金や投資信託をまとめて預けている人
- これから住宅ローンを借りる予定があり、金利優遇の条件を探している人
- 親の資産の相続をこれから考える人
入会の線は2つ。どちらかを満たせば対象です
2026年8月26日に出た発表資料の、入会資格の欄です。
| 区分 | 条件 |
|---|---|
| 本人会員 | 三菱UFJ銀行の預かり金融資産残高が3,000万円以上(資産運用残高と円預金残高の合計) |
| または、三菱UFJ銀行の資産運用残高が1,000万円以上(投資信託・ファンドラップ・国債等公共債・外貨預金など。円預金は除く) | |
| 家族会員 | 本人会員の配偶者および3親等以内の個人 |
| 入会金・年会費 | 無料 |
| 開始時期 | 2027年3月(カードは2027年度上期) |
入会の仕方が少し変わっています。自分で申し込む道もありますが、条件を満たした人には銀行から順に招待が届く「オプトアウト方式」です。つまり、心当たりのある人は待っていても声がかかります。
この記事でいちばん驚いた数字は、2%と5割です
発表資料にはこう書かれています。
会員数は 75 万人以上、会員の預かり残高は 50 兆円以上となる見込みです。会員数は三菱 UFJ 銀行の個人顧客全体の 2%である一方、会員が保有する預かり残高は個人顧客全体の約 5 割を占める規模となります。
三菱UFJフィナンシャル・グループほか 2026年8月26日発表資料
100人のうち2人が、預けられているお金の半分を持っている。銀行がこの2人のために専用の組織を作る理由は、この1行に全部入っています。
資料は狙いもはっきり書いています。国内金利の上昇を背景に預かり資産残高の重要性が増していて、「金利のある世界」では預かったお金をどう維持し、次の世代につなぐかがリテール戦略の課題になる、と。つまりこれは新規のお客さんを取りにいく施策ではなく、いまある50兆円を逃さないための施策です。
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