クマによる被害は、早朝と夕方に多く起きています。国土交通省は2026年10月1日、関係する団体に向けた注意の文書で「早朝・夕方にクマによる被害が多く発生している」と書き、その時間に田畑や見通しの悪い道を通るときは気をつけるよう求めました。11月8日には、山口県周南市でも朝6時15分ごろ、ジョギング中の男性がクマにかまれています(周南市のクマの記事)。
早朝と夕方に被害が多い
国の文書とあわせて、秋田県警の湯沢警察署も、住民向けのチラシで同じことを伝えています。チラシには、早朝と夕方の薄暗い時間は、クマがえさを探して活発に動くため、目撃も多くなると書かれています。

文書は、秋から冬眠の前までを特に危ない時期としています。クマが冬眠にそなえて食べ物を探し回るうえ、きのこ採りや山歩きで人が山に入ることも増えるからです。
| 時間 | 気をつけること |
|---|---|
| 早朝(夜明け前後) | 散歩・ジョギング・新聞配達・畑の見回り。人通りが少なく、クマも人に気づきにくい |
| 日中 | 山ぎわ・やぶの近くでは油断しない。目撃のなかった家の近くでも出ている |
| 夕方(日の入り前後) | 下校・犬の散歩・農作業の帰り。薄暗くなって見通しが悪くなる |
読者
朝のウォーキングが日課なの。暗いうちに出るのはやめたほうがいい?
クマの出ている地域なら、明るくなってからにして、コースも見通しのいい道に変えるのが安心ね。ひとりより、だれかといっしょに歩くのもいいわよ。
クマの出る地域で用意しておくもの
出没地域に住む・通勤するなら、音で存在を知らせるのが基本です。遭遇を避けるための備えを挙げます。
出没地域では散歩やゴミ出しでも音を出すのが基本です。消音機能があると、街中では鳴らさずに持ち歩けます。
鈴で避けるのが前提で、これは遭遇したときの最後の手段です。屋外作業や通勤路が山際にある場合の備えとして。
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薄暗い時間に出かけるなら
国土交通省の文書は、次のような備えをあげています。
- 鈴やラジオなど、音の出るものを持つ。クマに人がいることを先に知らせる
- 山に入るなら、クマ撃退スプレーを持つ。ヘルメットやリュックも身につける
- 田畑のまわりに、とり残した作物やごみを置かない
スプレーの使える期限は、クマスプレーの期限の記事にまとめています。
出会ってしまったら
文書と湯沢警察署のチラシには、出会ったときの動き方も書かれています。
- 大声や大きな音でおどかさない。背中を見せて走らない(クマは逃げるものを追う)
- あわてず、ゆっくりその場を離れる。近くの車や家に助けを求める
- それでも向かってきたら、両腕で顔と頭をおおい、うつぶせになる
- 子グマを見たら、近くに親グマがいると考えて近づかない
住んでいる地域に「クマ出没警報」が出たら、早朝と夕方の外出をとくに控えめにしましょう。警報と注意報の違いはクマ出没警報とはの記事で説明しています。
アイキャッチ写真の出典
ホームセンターの売り場にかかった赤と黒の熊よけ鈴。撮影 Kyu3a(キュウサンエー)/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0(ウィキメディア・コモンズ)。イメージ写真です。切り抜き・文字合成。
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