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神戸市 避難情報 どこに出ているの? 北区・垂水区・西区の土砂災害警戒区域です ところが対象3万146人に対して、避難所にいるのは3人でした

目次

「うちは対象なの?」を決めるのは、区ではなく住所です

ここがいちばん間違えやすいところです。北区に住んでいれば全員が対象、ではありません。神戸市の推計人口(令和8年8月1日現在)と並べると、こうなります。

区の人口対象人数区の人口に占める割合
北区201,452人20,658人10.3%(約10人に1人)
垂水区205,453人6,761人3.3%(約30人に1人)
西区226,176人2,727人1.2%(約83人に1人)

同じ警戒レベル3でも、北区と西区では8倍以上ひらいています。3区に住む63万3,081人のうち、対象は4.8%。「3つの区に出た」と聞いた人の95%は、対象外です。

対象は土砂災害警戒区域の中にある家だけです。逆に、対象外の6区に住んでいても、その区に土砂災害警戒区域が無いわけではありません。

兵庫県が公表している市町別の指定状況(令和8年6月30日時点)から、神戸市の区別の数を並べます。Yが土砂災害警戒区域、Rがそのうち建物への被害が想定される特別警戒区域です。

土砂災害警戒区域うち特別警戒区域今回の対象
北区858424
須磨区306131
垂水区21094
西区206112
長田区18658
灘区17649
中央区15572
東灘区13740
兵庫区12255
神戸市 計2,3561,035

今回対象になった3区を足すと1,274か所で、神戸市全体2,356か所の54.1%です。北区だけで858か所、市全体の36.4%を占めます。

指定数が2番目に多い須磨区は、今回入っていません

数字を並べると、神戸市で土砂災害警戒区域が2番目に多いのは須磨区の306か所です。垂水区の210か所、西区の206か所より多いのに、須磨区は今回の対象に入っていません。

なぜ須磨区が入らなかったのかは、市の発表文には書かれていません。避難情報は区域の数で決まるのではなく、その時間にどこで雨が強まっているかで区ごとに判断されるためです。つまり「うちの区は前回出なかったから今回も大丈夫」という読み方はできません。回によって出る区は変わります。

兵庫県全体では土砂災害警戒区域が21,553か所、特別警戒区域が12,813か所あります(令和8年6月30日時点)。県内で指定が1か所も無いのは尼崎市・稲美町・播磨町の3市町だけです。

調べ方は1つ。ただし市の地図には注記があります

自分の住所が土砂災害警戒区域かどうかは、兵庫県のCG(シージー)ハザードマップで調べられます。指定するのは市ではなく兵庫県なので、県の地図が正本です。

ひとつ知っておくとよいのは、神戸市の情報マップに次の注記があることです。

本システムにおける住所検索は、便宜上設けている機能であり、必ずしも市内すべての番地及びその正確な位置を示すものではありません。(神戸市情報マップ)

住所を入れて出た点が、自分の家の位置とずれることがある、という意味です。境目に建っている家ほど影響を受けます。地図で見て「線の内側か外側か微妙だ」と思ったら、区域の中にある前提で動くほうが安全です。

この住所は浸水しやすい場所ですか?

住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。

山は9日の明け方から昼前です

神戸地方気象台が8日23時38分に出した兵庫県気象解説情報では、9日0時から10日0時までの24時間降水量が多い所で南部250ミリ・北部180ミリ。9日の1時間降水量は南部70ミリ・北部50ミリの予想です。南部では9日明け方から夕方にかけて土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけていて、とくに明け方から昼前にかけて線状降水帯が発生する可能性があるとしています。

降り始め(6日19時)から8日23時までの降水量は、洲本110.0ミリ、南あわじ市南淡82.5ミリ、神戸市中央区75.0ミリ、神戸空港65.5ミリ、西宮52.0ミリ。気象庁アメダスの9日1時50分までの24時間降水量は、神戸73.5ミリ、洲本117.0ミリ、西宮34.0ミリ、三田24.0ミリでした。神戸ではこの時間、雨はいったん弱まっています。ここから明け方に強まるかどうかが分かれ目になります。

次の兵庫県気象解説情報は、9日6時頃に発表される予定です(同情報の補足事項)。

私は、この「半日前予測が出ている時間帯に、警戒レベル3が続いている」という状態が、いちばん動きやすいタイミングだと考えています。レベル4の避難指示が出てからでは、外はすでに強い雨です。土砂災害警戒区域に家がある人にとって、明るくなる前の数時間は、いま使える最後の余裕になります。

生活・仕事にどう効くか

  • 9日の朝の行動:警戒レベル3は「避難に時間がかかる人が動き出す段階」です。線状降水帯の予測が出ているのは明け方から昼前で、通勤・通学の時間帯と重なります。動くなら降り出す前で、雨が強くなってからの移動は斜面と用水路に近づくぶん危険が増えます。
  • 家の中での逃げ方:避難所へ行くことだけが避難ではありません。神戸市は自宅にとどまる場合について、丈夫な建物の2階以上へ移ることを案内しています。斜面と反対側の部屋に移るだけでも意味があります。
  • 家や土地を選ぶとき:神戸市内の土砂災害警戒区域は2,356か所、うち建物に被害が及ぶおそれのある特別警戒区域が1,035か所あります。特別警戒区域は建物の構造に規制がかかり、売買のときにも重要事項として説明されます。買う前に住所で調べれば、雨のたびに避難情報の対象になる場所かどうかが分かります。

結局どうすればよいか

  • 自分の住所が土砂災害警戒区域に入るかを、兵庫県のハザードマップで確かめる(区ではなく住所で決まります)
  • 対象区域なら、明るいうちに、雨が強まる前に動く。行き先は避難所に限らず、親戚や知人の家、斜面から離れた建物でもよい
  • 自宅にとどまる場合は、斜面と反対側の、2階以上の部屋へ移る

\気になる住所を1つ入れるだけ/

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月9日 初版を公開

※本記事は2026年9月9日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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    この記事を書いた人

    ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
    その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
    契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
    実務全般に携わってきました。

    特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
    反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
    自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

    現在は子育てのため一線を退いていますが、
    これまでの実務経験を活かし、
    フリーランスとして不動産会社様向けの
    バックオフィスサポート業務を開始しました。

    現場目線を大切にしながら、
    「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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