「止まっていない」と「遅れていない」は別の話
運行情報を見て「運転見合わせは出ていない」と確認して家を出る人は多いと思います。ただ、上の表のとおり見合わせの手前に2段階の速度規制があるので、止まっていなくても所要時間は伸びます。
9月11日の遅延証明書が9時〜16時で40分程度だったのは、そういう状態です。止まってはいないけれど、40分は遅れている。飛行機や新幹線の時間から逆算している人にとっては、運転見合わせと変わらない影響になります。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
風と地震にも、同じように数字が出ている
同じ資料には風の基準も載っています。風速計は16か所です。
| 風速 | そのときの運行 |
|---|---|
| 20メートル毎秒以上 | 橋のある一部区間で速度を落として運転 |
| 25メートル毎秒以上 | 観測された区間で速度を落として運転 |
| 30メートル毎秒以上 | 観測された区間で運転を見合わせ |
雨と違って、風は20メートル毎秒の段階で「橋のある区間だけ」が対象になるのが特徴です。京急は多摩川や鶴見川をはじめ橋を渡る区間が多く、そこだけ先に遅くなります。
京急が遅れると、浅草線と北総線も遅れる
京急線は都営浅草線と相互直通運転をしていて、その先で京成線・北総線までつながっています。1本の電車が泉岳寺をまたいで走っているので、京急の側で速度規制が入ると、直通している路線のダイヤもそのまま乱れます。
都心側で雨が降っていなくても浅草線が遅れるのはこのためです。京急の雨量計が反応した結果が、そのまま押上や印旛日本医大のほうまで届きます。
逆にいうと、浅草線や北総線が遅れているときは、原因が自分の沿線ではなく三浦半島側の雨だということがあります。運行情報を見るなら、直通先までまとめて見たほうが理由が分かります。
生活・仕事にどう効くか
- 雨の朝の通勤:毎時30ミリか連続200ミリのどちらか一方に達しただけで速度が落ちる。止まらなくても遅れる
- 羽田空港への移動:空港線内も同じ基準で速度が落ちる。飛行機の時間から逆算するときは遅延分を見ておく必要がある
結局どうすればよいか
- 雨の日に京急で空港や新幹線へ向かうなら、遅延証明書のページで当日の発行状況を先に見る
- 止まっていなくても速度規制は入るので、「運転見合わせが出ていない=定時」と考えない
- 直通先(都営浅草線・京成・北総)の運行情報もあわせて見る。京急が遅れると直通側も乱れる
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
ほかに使える無料ツール
公式出典
- 京浜急行電鉄 京急線における、悪天候や地震のときの運行について(PDF)(2026年9月11日発表)
- 京浜急行電鉄 京急線遅延証明書の発行(2026年9月11日発表)
更新履歴
- 2026年9月11日 初版を公開
※本記事は2026年9月11日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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