場所別では、海が4割半ばを占めます
2025年の死者・行方不明者760人の内訳は、海が352人(46.3%)、河川が282人(37.1%)。海のほうが多くなっています。
ただし中学生以下の27人に絞ると、海12人・河川12人でちょうど同数です。行為別では水遊びが11人(40.7%)で最も多く、大人とは事故の形が違います。
都道府県別の発生件数は、東京131件、沖縄114件、兵庫77件の順でした。
「開設されていない海水浴場」は、ただの海岸です
警察庁は水難防止対策の中で、こう書いています。海水浴場として開設されていない場所は、監視員が不在であるなど安全が確保されていないため、開設の有無、監視員の存在等を確認すること。
多くの海水浴場は8月末で遊泳期間が終わります。9月に入ると、同じ砂浜でも監視所は閉まり、遊泳区域を示すブイも外されていきます。景色は夏と同じなのに、助けてくれる人だけがいなくなる状態です。
出かける前に、その海水浴場が開設中かどうかを自治体か観光協会のページで確認するのが確実です。一手間ですが、これが監視員の有無を調べる唯一の方法だと思います。
ライフジャケットは「釣りの道具」でもあります
警察庁が挙げている対策で、最も具体的なのがライフジャケットです。釣りやボートで水辺に行くときは必ず着用する、体のサイズに合ったものを選んで正しく着ける、と書かれています。
年間の死者の22.1%が魚とり・釣りである以上、これは泳ぐ人向けの装備ではなく、釣りをする人向けの装備だと考えたほうが実態に合います。
子ども連れの場合は、泳げない子に着せたうえで大人が付き添う。目を離さない。ここは夏でも秋でも変わりません。
生活・仕事にどう効くか
- 死者の7割近くは夏以外:2025年の年間760人に対し、7〜8月は241人(速報値)。残り約519人が夏期以外に集中している。
- 年間の1位は遊泳ではなく釣り:行為別の死者・行方不明者は魚とり・釣りが168人(22.1%)で最多。水遊びは53人(7.0%)。
- 監視員がいるのは開設期間だけ:警察庁は「海水浴場として開設されていない場所は監視員が不在」として、開設の有無の確認を求めている。
結局どうすればよいか
- 行き先が「開設中の海水浴場」かどうかを、自治体か観光協会のサイトで出発前に確認する
- 釣りやボートで水辺へ行くときは、体のサイズに合ったライフジャケットを正しく着る
- 子どもを水辺に連れて行くなら、泳げない子にはライフジャケットを着せ、大人が付き添って目を離さない
公式出典
- 警察庁生活安全局生活安全企画課「令和7年における水難の概況等」(2026年6月18日発表)
- 警察庁生活安全局生活安全企画課「令和7年夏期における水難の概況」(2025年9月16日発表)
更新履歴
- 2026年9月12日 初版を公開。件数・構成比はすべて警察庁の水難統計による。夏期の数値は速報値。
※本記事は2026年9月12日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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