🗨️「伊豆諸島に大雨特別警報が出ているんですよね?」
出ているのは大雨の特別警報ではありません。レベル5土砂災害特別警報です。大雨のほうは7日20時55分の発表でレベル2大雨注意報まで下がっていて、雨そのものはほぼ止んでいます。土砂災害だけが最高レベルのまま残っていて、気象庁の電文には「7日23時から8日6時まで」と終わりの時刻が書かれています(神津島村だけはレベル4で8日12時まで)。
[災害] この記事の要点
2026年9月8日 発表
- 大島町・利島村・新島村に住んでいる人、いま滞在している人
- 神津島村の、崖のそばや谷の出口に家がある人
- 「雨がやんだからもう大丈夫」と考えて、8日の朝に動き出そうとしている人
出ているのは「大雨特別警報」ではありません
7日の夜から「伊豆諸島 大雨特別警報」で検索している人がいます。ここは先に正確にしておきます。いま伊豆諸島北部に出ているのは、大雨の特別警報ではなく、レベル5土砂災害特別警報です。
気象庁が7日23時39分に出した見出し文は「【特別警報(土砂災害)】伊豆諸島北部にレベル5土砂災害特別警報を発表しています。土砂災害に最大級の警戒をしてください。」。大雨のほうは、同じ伊豆諸島北部で7日20時55分の発表がレベル2大雨注意報です。
| 伊豆諸島北部で | いま出ているもの | 発表時刻 |
|---|---|---|
| 土砂災害 | レベル5土砂災害特別警報 | 7日23時39分 |
| 大雨(浸水) | レベル2大雨注意報 | 7日20時55分 |
| そのほか | 波浪注意報・雷注意報 | 7日16時50分/22時05分 |
特別警報って、大雨のいちばん上のやつじゃないんですか。
種類が分かれているんです。大雨(浸水)と土砂災害と氾濫で、それぞれ別のレベルが付きます。いまの伊豆諸島は、雨は注意報まで下がっているのに、土砂災害だけが特別警報のまま。そこがこの夜のいちばん大事な点です。
先に結論
- ✓ 出ているのはレベル5土砂災害特別警報。大雨はレベル2の注意報まで下がっている
- ✓ 気象庁の電文に終わりの時刻がある。大島町・利島村・新島村は8日6時まで、神津島村だけ8日12時まで
- ✓ 3町村の全域に緊急安全確保(レベル5)。対象は合計10,621人
気象庁は「8日6時まで」と時刻を書いている
「特別警報がいつ解除されるかは分からない」と書いている記事が多いのですが、気象庁が配信している電文には、終わりの時刻がはっきり入っています。9月7日23時39分に出たぶんを開くと、町村ごとにこう書かれています。
| 町村 | いま出ているもの | 気象庁が書いた時間帯 |
|---|---|---|
| 大島町 | レベル5土砂災害特別警報 | 7日23時〜8日6時まで警戒レベル5相当 |
| 利島村 | レベル5土砂災害特別警報 | 7日23時〜8日6時まで警戒レベル5相当 |
| 新島村 | レベル5土砂災害特別警報 | 7日23時〜8日6時まで警戒レベル5相当 |
| 神津島村 | レベル4土砂災害危険警報 | 7日23時〜8日12時まで警戒レベル4相当 |
| 三宅村・御蔵島村・八丈町・青ヶ島村 | レベル2土砂災害注意報 | 時間帯の記載なし |
並べると、同じ伊豆諸島でも神津島村だけ6時間長いことが分かります。神津島は特別警報ではなくひとつ下のレベル4ですが、危険度が高いままの時間は逆に長く見積もられています。
じゃあ6時になったら解除されるってことですか?
そうとは限りません。これは「危険度が警戒レベル5相当で続く時間帯」の見通しであって、6時に解除しますという約束ではないんです。雨がまた降れば後ろへずれます。
雨はもう止んでいます
ここがいちばん誤解されやすいところです。8日1時30分のアメダスを見ると、雨はほとんど止んでいます。
| 地点 | 1時間雨量 | 24時間雨量 |
|---|---|---|
| 新島 | 0.0ミリ | 282.0ミリ |
| 大島 | 7.0ミリ | 265.5ミリ |
| 神津島 | 0.0ミリ | 176.0ミリ |
| 三宅島 | 0.0ミリ | 87.0ミリ |
| 八丈島 | 0.0ミリ | 16.0ミリ |
上に書いたとおり、大雨のほうはすでにレベル2大雨注意報です。窓の外を見るかぎり、雨は終わったように見える。それでも土砂災害だけが最高レベルのまま残っている、というのがいまの状態です。
24時間雨量の欄は「いまから24時間さかのぼった合計」なので、降っていなくても、しばらくは大きいままです。新島の282.0ミリは、7日1時30分からの24時間で積み上がった量です。
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