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グロリオサ ヤマイモ 見分け方/粘りが出ない

庭の土から出てきた細長い芋を、ヤマイモだと思ってすりおろす。それがグロリオサの球根なら、すりおろしても粘りが出ません。粘らない芋は食べない、が答えです。厚生労働省の資料は「生でもすりおろしても粘りがないため、容易に区別できる」と書いています。

2026年10月9日には、浜松市の家庭で、庭のグロリオサをヤマイモと間違えて食べた2人が食中毒になりました。くわしくは浜松市 グロリオサ 食中毒にまとめています。

先に結論

  • ✓ すりおろして粘りが出ない芋は、ヤマイモではないので食べない
  • ✓ グロリオサの毒はコルヒチン。食べて数時間後に吐き気・下痢が出て、重いと命にかかわる
  • ✓ 観賞用の花とヤマイモを同じ場所に植えない。掘った球根は台所に置かない
目次

グロリオサとはどんな植物か

グロリオサは、アフリカ原産のつる性の植物です。長さ3メートルほどに伸び、赤や黄色の、花びらが反り返った炎のような花を咲かせます。園芸店で球根や鉢植えが売られていて、葉の先が細長い巻きひげになるのが目印です。

毒の成分はアルカロイドの一種、コルヒチンです。花・葉・茎すべてに含まれますが、特に地下の球根に多く含まれます。この球根の形が、ヤマイモ(ヤマノイモ)の芋によく似ています。

ヤマイモとの見分け方

見るところ グロリオサ ヤマイモ
すりおろしたとき 粘りが出ない 強い粘りが出る
生で切ったとき 粘りがない ぬめりが出る
地上の葉 先が巻きひげになる 巻きひげはない
花 赤・黄の大きな花が咲く 目立たない小さな花
植えた覚え 園芸店で買って植えたもの 畑や山で育てた・自生

出典:厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル:高等植物:グロリオサ」、神奈川県「有毒植物による食中毒に注意」。粘りの有無は、どちらの資料も見分けの決め手として挙げています。葉の巻きひげはグロリオサの特徴として厚生労働省の資料にあるもので、ヤマイモ側の欄は一般的な特徴です。

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読者

形がそっくりなら、掘った時点で見分けられないの?

おかあさん

掘った芋だけを見て見分けるのは難しいです。だから「その場所に何を植えたか」と「すりおろして粘るか」の2つで確かめます。どちらか1つでも怪しければ、食べないのがいちばん確実です。

食べるとどうなるか

厚生労働省の資料によると、食べてから数時間以降に、口やのどが焼けるような感じ、発熱、吐き気、下痢、背中の痛みが出ます。重いと臓器の働きが止まり、亡くなることもあります。致死量は体重1キロあたり0.8ミリグラムとされています。助かった人でも、呼吸困難、急性腎不全、出血、脱毛が出た例があります。

国の集計では、平成28年から令和7年までの10年間に、グロリオサによる食中毒は6件・8人で、そのうち2人が亡くなっています。件数は多くありませんが、1件あたりの重さが際立っています。

有毒植物 間違えやすい食べ物 10年の件数 患者 死者
グロリオサ ヤマイモ 6件 8人 2人
イヌサフラン ギボウシ・ギョウジャニンニク・ジャガイモ・タマネギ 22件 30人 13人
スイセン ニラ・ノビル・タマネギ 74件 227人 1人
トリカブト ニリンソウ・モミジガサ 11件 18人 1人
クワズイモ サトイモ・ハスイモ 18件 50人 0人
チョウセンアサガオ ゴボウ・オクラ・モロヘイヤ・アシタバ・ゴマ 6件 18人 0人

出典:件数は厚生労働省「有毒植物による食中毒に注意しましょう」(平成28年〜令和7年)、間違えやすい食べ物は神奈川県の表。10年間の有毒植物による食中毒は全部で218件・688人、亡くなった人は17人です。グロリオサと同じコルヒチンを持つイヌサフランは、山菜 毒でくわしく書いています。

同じ間違いは何度も起きている

厚生労働省の資料には、2006年8月に高知市で、2007年10月に静岡県で、どちらもグロリオサをヤマイモと間違えてすりおろして食べた男性が亡くなった例が載っています。神奈川県のページによると、2026年1月にも高知市で、観賞用のグロリオサの球根を自家栽培のヤマイモと間違えて食べた食中毒がありました。そして2026年10月の浜松市です。

どの例も、山で採った芋ではなく、自宅の庭や畑で起きています。家庭菜園と花壇が近い家ほど、取り違えが起きやすいということです。

庭でできる予防

  • グロリオサとヤマイモを同じ場所に植えない。花壇と菜園は離して区切る
  • 掘り上げた球根は野菜と分け、袋に「毒・グロリオサ」と書いておく
  • 球根を台所や、子ども・お年寄りの手が届く場所に置かない
  • 植えた覚えのない芋が出てきたら食べない。人にもあげない

出典:厚生労働省の資料(中毒対策)と浜松市の呼びかけ。浜松市は、確実に食用と判断できない植物は「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」よう求めています。

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食べたあとで「もしかして」と思ったら、症状が出る前でも医療機関に連絡し、何を食べたかを伝えてください。残った芋や調理前の球根があれば、捨てずに持っていくと診断の手がかりになります。

秋はヤマイモを掘る時期で、グロリオサの球根を掘り上げる時期とも重なります。毒キノコの食中毒も同じ季節に続いていて、10月には神戸市でオオシロカラカサタケによる入院もありました。食べ物と見た目が似ているものほど、植えた人と食べる人が同じかどうかを確かめるのが近道です。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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