🗨️「山菜と間違えて食べると危ないのは、どの植物か。いちばん死んでいるのは何か」
厚生労働省が秋の行楽期に合わせて注意を呼びかけています。過去10年間(平成28年〜令和7年)の有毒植物による食中毒は218件・患者688人で、うち17人が亡くなりました。件数がいちばん多いのはスイセンをニラやノビルと間違えたもので74件・227人ですが、死者は1人です。死者数が突出しているのはイヌサフランで、22件・患者30人に対して13人が亡くなっています。患者数あたりの重さがまったく違います。厚生労働省の呼びかけは「食用と確実に判断できない植物は、絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげない」です。
[暮らし] この記事の要点
2026年9月11日 発表
- 山や野原で山菜・野草を採ることがある人
- 庭や畑に植えた植物を食べることがある人
- 採ってきたものを近所や家族に配ることがある人
件数が多い植物と、人が亡くなっている植物は別
厚生労働省の集計を、間違えやすい相手とセットで並べます。数えている期間は平成28年から令和7年までの10年間です。
| 有毒植物 | 間違えやすい植物 | 事件数 | 患者数 | 死者数 |
|---|---|---|---|---|
| スイセン | ニラ、ノビル | 74 | 227 | 1 |
| イヌサフラン | ギョウジャニンニク、ジャガイモ | 22 | 30 | 13 |
| トリカブト | ニリンソウ、モミジガサ | 11 | 18 | 1 |
| 10年間の合計(全植物) | 218 | 688 | 17 | |
スイセンは事件数がいちばん多く、患者も227人います。それでも亡くなったのは1人です。イヌサフランは患者30人しかいないのに、13人が亡くなっています。
患者のうち何人が亡くなったか
イヌサフランは、そんなに山にあるものですか。
むしろ庭や花壇に植えられていることがあります。間違えられる相手がギョウジャニンニクとジャガイモというのがその表れで、葉を山菜として、球根を野菜として取り違えています。山へ入っていない人でも起きうる、という点がスイセンと同じです。
厚生労働省の呼びかけは4つの禁止でできている
文面は「食用と確実に判断できない植物は、絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげない」です。並んでいるのは4つの動詞で、後ろの2つは自分が口に入れない場合の話になります。採ってきたものを近所に配る、直売所に出す——そこまで含めて止めている、という書き方です。
生活・仕事にどう効くか
- どれを避けるか:件数で見るとスイセン、危険度で見るとイヌサフラン。10年の死者17人のうち13人がイヌサフランで、患者30人に対する割合が極端に高い
- どこで起きるか:山に入った人だけの話ではない。スイセンもイヌサフランも、庭や花壇に植えられていることがある
- 人に配ったとき:厚生労働省の呼びかけには「売らない、人にあげない」が明記されている。自分が食べないことだけでは足りない
結局どうすればよいか
- 食べられると確実に判断できないものは、採らない・食べない・売らない・人にあげない
- 球根のある植物を山菜と思って掘らない。イヌサフランもスイセンも球根を持つ
- 食べたあとに吐き気やしびれが出たら、残りや吐いたものを持って医療機関へ行く
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公式出典
- 厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル/有毒植物による食中毒に注意しましょう」(2026年9月11日発表)
- 東邦大学薬学部付属薬用植物園「間違えやすい植物での過去の中毒例」(2026年9月11日発表)
更新履歴
- 2026年9月11日 初版を公開
※本記事は2026年9月11日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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