🗨️「今日、中央道の上りで東京方面に帰るつもりだけど、渋滞と台風はどれくらい重なる?」
小仏トンネル付近の30km渋滞が12時から24時まで続く予測です。台風第15号の中心は12日0時に甲府市付近を進む予報なので、渋滞が終わる時刻に台風が中央道の上を通ります。
[交通] この記事の要点
NEXCO中日本が2026年7月17日に発表したお盆期間の渋滞予測で、8月11日の中央道上り線・小仏トンネル付近に最大30kmの渋滞が予測されている。同じ8月11日、気象庁は13時45分発表の台風情報で、台風第15号の中心が12日0時に甲府市付近を進むと予報した。
2026年8月11日 発表
- 8月11日に中央道の上り線で東京方面へ戻る人
- 中央道 大月IC〜八王子JCTを通る予定の人
- 山梨県東部・富士五湖から車で帰る人
この記事でわかること
- 8月11日の中央道上りが、お盆10日間でいちばん重い日になる理由
- 渋滞の続く時間帯と、台風15号が中央道の上を通る時刻の重なり方
- 中央道が雨で止まったとき、大月市だけ事情が違う理由
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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8月11日の中央道上りは、お盆10日間でいちばん重い
NEXCO中日本が7月17日に出したお盆期間(8月7日〜8月16日)の渋滞予測で、中央道上り線の小仏トンネル付近は8月11日に最大30km、通過に約120分と見込まれています。渋滞の区間は大月ICから八王子JCTまで、ピークは14時、渋滞が続く時間帯は12時から24時までの12時間です。
通常この区間の所要時間は約25分なので、増える時間は約95分。30kmを120分で走ると平均時速15km、自転車と変わらない速度で2時間走り続ける計算になります。
別紙-1に載っている10日間ぶんの予測を、小仏トンネル上りだけ抜き出して並べたのが下の表です。30kmになるのは8月11日と8月15日の2日だけで、お盆期間の最大値です。
| 日付 | 最大渋滞長 | ピーク時の通過 | 通常時 |
|---|---|---|---|
| 8月7日(金) | 15km | 約60分 | 約15分 |
| 8月8日(土) | 15km | 約60分 | 約15分 |
| 8月9日(日) | 15km | 約60分 | 約15分 |
| 8月10日(月) | 20km | 約80分 | 約15分 |
| 8月11日(火・祝) | 30km | 約120分 | 約25分 |
| 8月12日(水) | 20km | 約80分 | 約15分 |
| 8月13日(木) | 20km | 約80分 | 約15分 |
| 8月14日(金) | 25km | 約100分 | 約20分 |
| 8月15日(土) | 30km | 約120分 | 約25分 |
| 8月16日(日) | 20km | 約80分 | 約15分 |
「Uターンのピークは8月14日」と案内されることが多いのですが、中央道の上りに限れば14日は25kmで、11日と15日のほうが重い予測です。祝日の山の日に前半の帰りが集中する形になっています。
渋滞が終わる時刻に、台風の中心が中央道の上を通る
気象庁が8月11日13時45分に出した台風情報によると、台風第15号(チャンホン)は11日13時にいわき市の東南東約150kmを西南西へ時速30kmで進んでいて、中心気圧985hPa、中心付近の最大風速23m/s、最大瞬間風速35m/sです。この先の予報位置を、中央道上りの渋滞予測と並べると次のようになります。
| 時刻 | 台風15号の中心 | 中央道上りの状況(予測) |
|---|---|---|
| 11日13時 | いわき市の東南東約150km/985hPa | 小仏TNの渋滞が始まっている(12時〜) |
| 11日14時 | いわき市の南東約130km | 小仏TN 30kmのピーク |
| 11日18時 | 北緯36.2度・東経141.1度/980hPa | 小仏TN・国立府中IC付近とも渋滞中 |
| 11日21時 | 北緯36.0度・東経140.1度/980hPa | 国立府中IC付近の渋滞が終わる頃(〜22時) |
| 12日0時 | 甲府市付近/985hPa・予報円半径65km | 小仏TNの渋滞が終わる時刻 |
甲府市付近というのは、中央道でいえば大月ICから西へ進んだ先です。つまり11日の夜は、渋滞の末尾より奥の区間に台風の中心が入ってくる時間帯にあたります。関東甲信地方気象解説情報では、11日の関東地方の陸上で最大風速20m/s・最大瞬間風速35m/s、1時間降水量は関東南部50mm・甲信30mm、11日6時から12日6時までの24時間降水量は関東北部と南部で150mm、甲信で80mmと予想されています。
雨で止まる可能性と、迂回先の事情
高速道路は雨量が基準を超えると、事故が起きる前に事前通行規制で通行止めになります。基準は区間ごとに決まっていて、連続雨量が使われます。連続雨量は「降り始めから、1時間2mmを超える雨が6時間以上途切れずに続いた累積」なので、弱い雨が長く続く台風では思ったより早く積み上がります。
ここで気をつけたいのが、中央道が止まったときの迂回先です。甲府地方気象台の山梨県気象解説情報には、6月26日に起きた山梨県東部・富士五湖の地震を受けて、富士河口湖町と大月市では土砂災害に関する警報等の発表基準を通常より引き下げた暫定基準で運用している、と書かれています。大月市は、まさに今日の渋滞の末尾にあたる大月ICのある自治体です。
暫定基準というのは、同じ雨でも通常より早い段階で警報が出るということです。裏を返せば、その土地の斜面が今は普段より弱いと判断されている、という意味でもあります。高速が止まったから一般道へ、という判断が普段どおりには通らない場所だと知っておく価値があります。山梨県東部の11日6時から12日6時までの24時間降水量は80mm、1時間降水量は30mmの予想です。
この日は「早く出れば大丈夫」が効きにくい
渋滞対策の定番は早出しですが、8月11日の中央道上りは、渋滞している時間帯そのものが長いのが特徴です。別紙-1で上り線の3か所を並べると、高井戸出口付近が9時から20時、小仏トンネル付近が12時から24時、国立府中IC付近が15時から22時となっていて、朝9時から日付が変わるまで、どこかが必ず詰まっている形になります。
| 場所(上り) | 最大 | 続く時間帯 | ピーク |
|---|---|---|---|
| 高井戸出口付近 | 10km | 9時〜20時 | 10時 |
| 国立府中IC付近 | 15km | 15時〜22時 | 16時 |
| 小仏トンネル付近 | 30km | 12時〜24時 | 14時 |
そのうえで雨と風が強まるのは午後です。渋滞を避けるために夜へずらすと、雨のピークと通行止めの可能性に近づき、雨を避けるために早く出ようとすると、朝の高井戸出口付近の渋滞に入ります。11日のうちに東京へ戻るなら午前中に通過してしまう、それが無理なら12日の午前に回す、という二択で考えたほうが判断がぶれません。
なお、渋滞予測には事故による渋滞は含まれていません。雨の日は事故が増えるので、今日の実際の渋滞は表の数字より長くなることも短くなることもあります。出発前と休憩のたびに最新の交通情報を見るのが結局いちばん確実です。
生活・仕事にどう効くか
- 帰りの所要時間:小仏トンネル付近30kmの通過に約120分の予測。通常は約25分なので、増える時間は約95分。前日8月10日の同じ渋滞(20km・約80分)より約40分長い。
- 走る条件:気象庁の予想では11日の関東地方の陸上は最大風速20m/s・最大瞬間風速35m/s。1時間降水量は関東南部で50mm、甲信で30mm。渋滞のピーク時間帯とそのまま重なる。
- 通行止めの可能性:高速道路は連続雨量が基準を超えると事前通行規制で止まる。中央道が止まれば国道20号などへ回ることになるが、大月市は6月26日の地震以降、土砂災害の警報基準が通常より低い暫定基準のまま運用されている。
結局どうすればよいか
- 出発前に、中央道の規制状況をNEXCO中日本の交通情報と日本道路交通情報センターで確認する
- 12時から24時に大月IC〜八王子JCTを通る計画なら、午前中に通過するか12日午前へずらすかを出発前に決めておく
- 渋滞に入る前のSA・PAで給油と休憩を済ませ、車内に飲み物を確保しておく
- 国道20号へ迂回する判断をする場合は、山梨県東部の土砂災害警戒情報が出ていないかを先に見る
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
- 高速道路は何ミリの雨で止まるのか|基準は区間ごとに公表、130mmで止まる道と650mm持つ道があります
- 台風15号で高速が止まるかもしれないのは1区間だけ|圏央道 稲敷IC〜大栄JCT、始まりは12日0時以降
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公式出典
- NEXCO中日本「お盆期間の高速道路における渋滞予測について【中日本版】」別紙-1 中日本高速道路における渋滞発生予測(2026年7月17日発表)
- 気象庁 台風第15号(チャンホン)台風情報(2026年8月11日13時45分発表)(2026年8月11日発表)
- 気象庁「関東甲信地方気象解説情報(台風第15号)」2026年8月11日6時22分発表(2026年8月11日発表)
- 甲府地方気象台「山梨県気象解説情報(台風第15号)」2026年8月11日6時53分発表(2026年8月11日発表)
- NEXCO中日本 渋滞予測・おでかけガイド 2026夏(2026年8月11日発表)
更新履歴
- 2026年8月11日 初版を公開
※本記事は2026年8月11日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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