🗨️「あいの風とやま鉄道が止まっていると聞いたけど、今日はもう動かないの?」
区間で違います。金沢〜福岡は終日取り止めですが、福岡から東の高岡・富山・泊・市振までは「運転見合わせ」で、安全確認ができれば再開する予定と発表されています。
[交通] この記事の要点
2026年8月27日、石川県と富山県の大雨を受けて、IR(アイアール)いしかわ鉄道は10時35分現在で大聖寺〜倶利伽羅の全線を終日運転取り止め、あいの風とやま鉄道は11時20分現在で金沢〜福岡を終日運転取り止め、福岡〜市振を運転見合わせにすると発表した。
2026年8月27日 発表
- IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道で通勤通学する人
- 金沢・高岡・富山を今日じゅうに行き来する予定の人
- 市振から先へ抜ける予定の人
この記事でわかること
- 石川県側と富山県側で扱いがどう違うか
- 「終日取り止め」と「運転見合わせ」の意味の差
- 旧北陸本線の運行情報が3か所に分かれている理由
石川県側は全線、富山県側は駅で線が引かれた
2026年8月27日、石川県と富山県の大雨を受けて、北陸の在来線が広い範囲で止まりました。ただし「北陸の在来線が終日運休」とひとまとめにすると、実際の扱いを読み違えます。各社の発表を並べると次のようになります。
| 会社 | 区間 | 扱い | 発表時点 |
|---|---|---|---|
| IRいしかわ鉄道 | 大聖寺〜倶利伽羅(全線) | 終日 運転取り止め | 27日 10時35分 |
| あいの風とやま鉄道 | 金沢〜福岡 | 終日 運転取り止め | 27日 11時20分 |
| あいの風とやま鉄道 | 福岡〜高岡〜富山〜泊〜市振 | 運転見合わせ(安全確認でき次第 再開予定) | 27日 11時20分 |
石川県側は大聖寺から倶利伽羅までの全線が終日です。金沢を含む石川県の在来線幹線が、今日いっぱい動きません。いっぽう富山県側は、高岡市にある福岡駅で扱いが分かれています。西側の金沢〜福岡は終日取り止め、東側の福岡〜市振は運転見合わせです。
「終日取り止め」と「運転見合わせ」は意味が違う
同じ「止まっている」でも、この2つは今日の予定の立て方が変わります。
終日運転取り止めは、その日はもう走らせないと決めた状態です。待っていても再開しません。運転見合わせは、いま止めているだけで、線路や設備の安全確認ができれば再開する前提の状態です。あいの風とやま鉄道は福岡〜市振について「安全確認でき次第、運転再開を予定しております」と書いています。
見合わせなら、夕方には帰れますか。
それは誰にも分かりません。見込みの時刻は発表に書かれていないので、動く可能性が残っているという意味だと受け取ってください。動かないことも普通にあります。
同じ線路なのに、運行情報が3か所に分かれている
石川から富山、新潟へと海沿いを走るこの線は、もともと1本の北陸本線でした。2015年の北陸新幹線の金沢開業にあわせて、並行する在来線が県ごとの会社に引き継がれ、いまは石川県内がIRいしかわ鉄道、富山県内があいの風とやま鉄道、新潟県内がえちごトキめき鉄道です。
そのため、大雨のときに見るべき運行情報も3か所に分かれます。あいの風とやま鉄道の発表は、市振から東(糸魚川方面)はえちごトキめき鉄道の管轄なので同社で確認してほしいと明記しています。1回の移動で県境を2つまたぐ人は、3社ぶんを自分でつなぎ合わせることになります。
七尾線も同じ事情をひとつ抱えています。IRいしかわ鉄道は自社の案内のなかで、七尾線についてはJR西日本のホームページで確認するよう書いています。金沢駅から同じホームの流れで七尾方面へ向かう人にとっては、会社の境目は見えにくい部分です。
結局、どこを見ればいいんですか。
乗る区間で決めます。大聖寺〜倶利伽羅ならIRいしかわ鉄道、倶利伽羅〜市振ならあいの風とやま鉄道、市振から東はえちごトキめき鉄道、七尾線はJR西日本です。
どれくらい降ったのか
気象庁のアメダスの10分ごとの観測値を、27日0時から13時20分まで積み上げると次のようになります。
| 観測地点 | 27日0時からの累計 | 最大1時間降水量 |
|---|---|---|
| 羽咋(石川県) | 295.0mm | 82.0mm(6時30分まで) |
| 氷見(富山県) | 295.5mm | 63.5mm(3時10分まで) |
| 宝達志水(石川県) | 211.5mm | 57.0mm(1時10分まで) |
羽咋と氷見は半日で300mm近く降っています。鉄道は雨量が一定の基準を超えると、線路が無事に見えても運転を止めて点検に入ります。止まっている理由は「いま降っているから」だけではなく、「降ったあとに斜面や路盤を見て回る必要があるから」でもあります。運転見合わせが長引くのは、この点検と補修に時間がかかるためです。
明日以降を確かめるとき
再開の見込み時刻は、今回どちらの会社の発表にも書かれていません。終日取り止めと決まった区間は翌日の始発から通常どおりに戻るとは限らず、点検の結果しだいで運転本数を絞った形になることもあります。前日の夜と当日の朝、それぞれ自分が乗る会社の発表を見るのが確実です。
生活・仕事にどう効くか
- 今日の帰り:IRいしかわ鉄道は大聖寺〜倶利伽羅の全線が終日取り止め。石川県内の在来線幹線は今日じゅうに動かない前提で予定を組み直すことになる。
- 富山県内の移動:金沢〜福岡は終日、福岡〜市振は運転見合わせ。福岡駅を境に「今日は無い」と「戻るかもしれない」が分かれる。
- 県境をまたぐ移動:市振から東はえちごトキめき鉄道の管轄で、あいの風とやま鉄道の発表には含まれない。糸魚川方面へ抜けるなら別の会社の発表を見る必要がある。
結局どうすればよいか
- 自分の乗る区間が金沢〜福岡なのか、福岡〜市振なのかを先に確かめる
- 運転見合わせの区間は各社のホームページで更新を追う(再開の見込み時刻は現時点で示されていない)
- 市振から先へ行くなら、えちごトキめき鉄道の発表も別に確認する
公式出典
- IRいしかわ鉄道「8月27日(木)大雨による運転取り止めについて(8月27日 10:35現在)」(2026年8月27日発表)
- あいの風とやま鉄道「8月27日(木) 列車の運転取り止めについて(大雨)」(11:20現在)(2026年8月27日発表)
- 気象庁 アメダス観測値(羽咋・氷見・宝達志水/10分値)(2026年8月27日発表)
更新履歴
- 2026年8月27日 初版を公開
※本記事は2026年8月27日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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