千葉西総合病院は、患者が映り込んだ動画の撮影・作成・投稿に関与した職員2人を解雇すると、10月10日付の第3報で発表しました。共有グループで閲覧しただけの1人は、厳重注意(人事指導)です。
3人が同じ処分を受けたわけではありません。病院の説明では、閲覧のみの1人は動画の撮影・作成・投稿に関与していませんでした。
2026年10月11日15時台に公式第1〜3報を確認。この記事が整理する処分の決定日は10月10日です。11日に新たな処分が決まったという発表ではありません。
2人の解雇と1人の注意
10月10日に開かれた懲戒委員会で、職員の処分が決まりました。第3報は関わり方を2つに分けて説明しています。
| 関わり方 | 人数・処分 |
|---|---|
| 動画の撮影・作成・投稿に関与 | 2人・解雇 |
| 共有グループで閲覧のみ | 1人・厳重注意 (人事指導) |
病院の第3報に記載された処分の名称は「解雇」です。撮影・作成・投稿に関与した2人について、どちらが撮影や編集、投稿を担当したかという個別の役割分担までは記されていません。
「3人のグループで共有されていた」は、3人とも撮影に関与したという意味ではありません。今回の第3報は、閲覧だけだった1人を他の2人と区別しています。

撮影から処分まで
第2報によると、撮影が行われたのは10月5日の夜間勤務中です。病院は10月8日15時18分〜30分ごろ、グループ病院の職員から連絡を受け、動画の存在を確認しました。
- 10月5日:夜間勤務中に撮影。3人のグループ内で共有。
- 10月8日:病院が動画を確認し、第1報を公表。3人を自宅待機に。
- 10月9日:第2報で経緯や患者・家族への対応を説明。
- 10月10日:懲戒委員会で処分を決定し、第3報を公表。
最初の第1報では、院内で患者が映り込んだショート動画を職員が個人のSNS(交流サイト)アカウントへ無断で投稿していた、と病院が説明しています。その後の第2報、第3報で、撮影に関わった人数と対応が具体化しました。
第2報には、当初の「出勤停止処分」という表記を「自宅待機」に修正したことも記されています。10月10日の追記では、院内の正式な用語に合わせるための修正と説明し、「処遇の内容に変更はありません」と記しています。
自宅待機は、病院が動画を確認した時点の対応です。10日の第3報に記された解雇・厳重注意の決定とは、時点を分けて読む必要があります。
家族への対応と研修
第2報では、病院の理念にある「患者様の権利と尊厳を大切にする」という言葉に触れ、管理体制・教育体制の不備を反省すると表明しています。
病院は第2報で、10月8日に患者の家族へ電話で事実を報告して謝罪し、9日には直接謝罪したと説明しています。X(エックス)への投稿削除依頼と個人情報保護委員会への報告、松戸保健所・松戸市役所への事案報告も公表しています。
第3報では、全職員を対象にした「個人情報保護およびSNSの取り扱い」の研修を、eラーニング(オンライン学習)で実施中としています。一方、「患者の権利および医療倫理」の研修は、早急に実施する予定です。
両方の研修がすでに終わったという発表ではありません。実施中の研修と、これから実施する研修が分かれています。
確認するのは第3報
処分を確認したい場合は、病院が公表した第3報が今回の根拠です。撮影や病院が把握した時刻を確認する場合は第2報、最初の説明は第1報にあります。
3報には、患者の人数や職員の氏名は記されていません。また、削除依頼をしたという説明から、ネット上の動画がすべて消えたとまでは確認できません。
今回発表されたのは、撮影・作成・投稿に関与した2人への解雇と、閲覧のみだった1人への厳重注意です。古い報道にある3人の自宅待機と混同せず、日付と関わり方をあわせて確認できます。
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出典:千葉西総合病院 第1報(10月8日)、第2報(10月9日、10日追記)、第3報(10月10日)。確認:2026年10月11日15時台、日本時間。
アイキャッチはスマートフォンを操作する手元のイメージ写真です。この病院・職員・患者とは関係ありません。写真:Pexels(ペクセルズ)・Roberto Hund(ロベルト・フント)/利用条件。元の患者動画は掲載していません。
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