🗨️「原子力潜水艦を持っている国は、どこ?」
運用しているのは、米国・ロシア・英国・フランス・中国・インドの6か国です。導入を計画しているのは豪州・韓国・ブラジルで、日本は「検討」の段階です。「世の主要国家は原潜を持っています」と思われがちですが、G7(ジーセブン)で持っているのは米英仏の3か国だけです。
[国際] この記事の要点
2026年10月7日 発表
- 原潜を持っている国・計画している国を知りたい人
- 日本の検討のニュースを、他の国と比べて読みたい人
保有している国
6か国の隻数を、弾道ミサイル型と攻撃型に分けて並べます。出典のちがう数字を1つの表に入れているので、右端の列で年と出典を確かめてください。
| 国 | 弾道ミサイル型 | 攻撃型 | 出典・年 |
|---|---|---|---|
| 米国 | 14隻 | 49隻 | 弾道ミサイル型は防衛白書(令和8年版)、攻撃型は米議会調査局(2026年度の開始時点) |
| ロシア | 13隻 | 確認できず | 防衛白書(令和8年版) |
| 英国 | 4隻 | アスチュート級が就役中(隻数は確認できず) | 防衛白書(令和8年版) |
| フランス | 4隻 | バラクーダ型が就役中(隻数は確認できず) | 防衛白書(令和8年版) |
| 中国 | 6隻 | 6隻 | 弾道ミサイル型は防衛白書、攻撃型は米議会調査局(米国防総省の2024年の報告書、2023年のデータ) |
| インド | 3隻 | なし | 米軍備管理協会(2026年7月。3隻目は2026年4月3日に就役、4隻目は2027年に就役の見込み) |
Yahoo!知恵袋には、2024年5月に「世の主要国家は原潜を持っています」と書いた質問があります。G7(ジーセブン)の日本・米国・英国・フランス・ドイツ・イタリア・カナダで見ると、持っているのは米英仏の3か国です。G7との突き合わせは当サイトの整理です。
「弾道ミサイル型」は核ミサイルを積むための型、「攻撃型」は魚雷や巡航ミサイルで艦船や潜水艦を攻撃する型です。原子力で動くことと、核兵器を積むことは別で、豪州が取得するバージニア級は通常兵器を積む攻撃型です。表のインドには、攻撃型の原子力潜水艦はまだありません。

導入を計画している国
豪州は、米国・英国との3か国の枠組みAUKUS(オーカス)で、米国から原子力潜水艦を取得します。韓国とブラジルは、自国で建造する計画です。
| 国 | 計画の内容 | 時期 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 豪州 | 米国から運用中のバージニア級3隻を取得する(購入)。2026年5月30日の米豪英の国防相の共同声明で、新造と運用中の艦の混合から、運用中の3隻へ変更 | 2023年の旧計画は、2032年と2035年に運用中の艦、2038年に新造艦(米議会調査局)。2026年の共同声明に年の記載はない | 英国政府公開の共同声明、米議会調査局(2026年1月更新) |
| 韓国 | 2025年10月に米国が建造を承認。2026年5月26日に国防部が基本計画を発表し、国内で開発・建造、燃料は濃縮度20%未満の低濃縮ウランとした。6月2〜3日の米韓協議では、燃料に別の協定が必要との認識で一致 | 初号艦の進水は2030年代半ばが目標 | 米軍備管理協会(2026年7月)、国会答弁(2026年7月14日) |
| ブラジル | 原子力潜水艦の1番艦「アルバロ・アルベルト」の建造を進めている | 引き渡しは2034年以降の見込み | 海軍専門メディアの2025年9月の報道。ブラジル海軍の公式発表は確認できていません |
日本は、この表に入れていません。検討の段階で、計画が決まっていないためです。小泉防衛相は7月14日の国会で、米国が韓国の原潜建造を承認したことを挙げ、韓国や豪州が新たに保有国になると述べています。
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