日本はいまどこにいるか
日本は検討の段階で、保有は決まっていません。防衛白書(令和8年版)の資料によると、海上自衛隊の潜水艦は2026年3月31日現在で22隻です。ディーゼル電気推進などの通常動力型で、最新艦はたいげい型の「ちょうげい」です。2026年3月10日に引き渡されました。
10月6日夜から7日朝にかけて、安保3文書の年内改定に原潜への言及を盛り込む案が報じられました。政府の発表はまだなく、防衛相は国会で「決定しているわけでもありません」と答えています。日付つきの経緯は原潜 導入 検討/保有はまだ決まっていないにまとめました。
北朝鮮の「公表」と実態
北朝鮮は、表に入れていません。防衛白書によると、2021年1月の党大会で金委員長が原子力潜水艦の保有を目標に挙げ、2023年9月には「戦術核攻撃潜水艦」を公開しました。これは従来のロメオ級を改修した新型で、原子力推進ではありません。2025年12月には、核動力の戦略誘導弾潜水艦の建造事業を金委員長が現地指導したと発表しています。
公表があることと、原子力で動く潜水艦が完成していることは別です。今回の調べでは、内部や推進系が確認されたとする資料は見つかりませんでした。
数字が出典で違う理由
| 出典 | 何を数えているか |
|---|---|
| 防衛白書(令和8年版) | 弾道ミサイル型だけ。インドは表に載っていない。出典はミリタリー・バランス2026とストックホルム国際平和研究所の年鑑2025 |
| 米議会調査局 | 米国は2026年度の開始時点の攻撃型49隻。中国は米国防総省の2024年の報告書(2023年のデータ)を引いている |
| 各国政府・報道 | 進水と就役は別。報道は、進水した時点で1隻と数えることがある |
豪州の取得の年も同じです。2032年・2035年・2038年は2023年の旧計画の年で、2026年5月の共同声明には年の記載がありません。隻数や年を引くときは、「どの出典の、いつの数字か」を一緒に書くと読み違えません。
生活・仕事にどう効くか
- 数字の読み方:防衛白書の隻数は弾道ミサイル型だけ。攻撃型は米議会調査局などで数え方が別で、出典ごとに数字が違う。
- 日本の位置:日本は検討の段階。海上自衛隊の潜水艦は22隻(2026年3月末)で、ディーゼル電気推進などの通常動力型。
結局どうすればよいか
- 隻数を引くときは、「どの出典の、いつの数字か」を一緒に書く
- 豪州・韓国の最新の動きは、各国政府の発表で確かめる
- 日本の検討の経緯は、日付つきでまとめた別の記事で確かめる
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 防衛省「防衛白書 令和8年版」図表I-3-11-1 各国の核弾頭保有数とその主要な運搬手段
- 防衛省「防衛白書 令和8年版」資料8 主要艦艇の就役数(2026年3月31日現在)
- 防衛省「防衛白書 令和8年版」北朝鮮の軍事動向
- 米議会調査局 RL32418「Navy Virginia (SSN-774) Class Attack Submarine Procurement」(2026年1月26日更新)(2026年1月26日発表)
- 米議会調査局 RL33153「China Naval Modernization」(2025年4月24日更新)(2025年4月24日発表)
- AUKUS防衛閣僚共同声明(英国政府公開)(2026年5月30日発表)
- 米軍備管理協会「South Korea Announces Plans for Nuclear-Powered Submarines」(2026-07発表)
- 米軍備管理協会「India Commissions Third Ballistic Missile Submarine」(2026-07発表)
- 国会会議録 衆議院 安全保障委員会(小泉防衛大臣の答弁)(2026年7月14日発表)
- 海上幕僚監部「潜水艦『ちょうげい』引渡式・自衛艦旗授与式について」(2026年3月3日発表)
更新履歴
- 2026年10月7日 初版を公開(防衛白書 令和8年版、米議会調査局、各国政府の発表にもとづく)
※本記事は2026年10月7日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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