「旦過市場の再開発はいつ終わるの?」と聞かれたら、答えは1つの日付になりません。北九州市は市場の営業を続けながら工事を進めるため、区域を4つに分けて順番に建て替えています。だから完成する時期も、建物ごとにずれます。
いちばん早いのは、2026年11月24日(火)に1階が開く新しい市場棟「旦過市場いちばん館」です。いちばん遅いのは、今の市場が建っている一帯で、北九州市の工程表では2030年度(令和12年度)まで工事が続きます。
先に結論
- ✓ 新しい市場棟の1階は2026年11月24日オープン。2階の飲食フロアは2027年3〜5月の予定
- ✓ 市場と北九州市立大学が入る5階建ては2028年3月に完成予定
- ✓ 今の市場の通りがある一帯と川の護岸は、2030年度まで工事が続く
完成する順番
北九州市が2026年7月30日に市議会の委員会へ出した報告資料をもとに、建物ごとの予定を並べるとこうなります。
| 時期 | できるもの |
|---|---|
| 2026年7月29日 | 新しい市場棟「旦過市場いちばん館」(A地区)の工事が完了 |
| 2026年11月24日 | いちばん館の1階(これまでの市場の個店)がオープン |
| 2026年内(予定) | いちばん館の3・4階の駐車場、モノレール旦過駅とつながる通路 |
| 2027年3〜5月(予定) | いちばん館の2階(飲食フロア)の一部 |
| 2028年3月(予定) | 市場と北九州市立大学が入る5階建て(BC地区) |
| 2030年度まで | D・E地区の造成、建物の解体、神嶽川の護岸工事 |
11月24日の日付は、いちばん館の管理組合の総会で決まったものです。北九州市が8月10日に発表しました。
朝から夕方まで会場を歩く日の持ち物
朝から夜までの長丁場で、キャリーケースを持ち込めない会場がほとんどです。手で持てる範囲で、電池と暑さ対策だけ先に用意しておくと当日が楽になります。
幕張メッセの1〜11ホールでは、テザリングとモバイルルーターの使用が禁止されています。電子チケットの提示も、整理券の抽選も、写真も全部スマホなので、朝から夕方まで1台で持たせる前提になります。本体にケーブルが付いている型だと、忘れ物で詰みません。
主催者が「9月とはいえ、まだまだ厳しい暑さに見舞われる可能性があります」と書いています。開場前の待機列は屋外で、日陰がありません。羽根なしなら列でも音が出ません。
展示ホール1から11までを行き来すると、館内だけでかなりの距離を歩きます。しかも試遊は立って待つ時間が長い。夕方の脚のだるさを減らす目的で履いておくものです。
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新しい市場棟の中身
いちばん館は地上4階建てで、北九州市が約30億円で建てて、店の権利を持つ人たちへ引き渡しました。
| 階 | 中身 | 広さ |
|---|---|---|
| 1階 | これまで旦過市場で営業してきた個店。34区画・約40店舗の予定 | 2,492㎡ |
| 2階 | 飲食店 約20店舗の予定 | 2,269㎡ |
| 3〜4階・屋上 | 駐車場 約130台 | 3,515㎡ |
2〜4階は、北九州市の不動産会社・大英産業が買い受けて運営します(買受希望価格は8億1千万円)。市の7月1日の発表では、2階は飲食店だけのフロアで席は全部で600席、営業は10時〜22時が基本です。夜も開いている場所として計画されています。
読者
いつもの魚屋さんや惣菜屋さんは、どこへ行くの?
市の資料では、いちばん館の1階は「これまで旦過市場で営業してきた個店を中心としたエリア」です。今の通りから、新しい建物の1階へ移る形になります。どの店が入るかは、11月24日のオープンに向けて市と組合が知らせる予定です。
大学が入る5階建て
2つ目の建物(BC地区)は、市場の人たちがつくった会社「旦過総合管理運営」と北九州市立大学が一緒に建てます。地上5階建てで、1階が店舗、2〜5階が大学です。延べ床面積3,962㎡のうち、店舗は384㎡、大学が3,578㎡を使います。
着工は2026年8月、完成は2028年3月の予定で、整備費は約36億円です。市場の建物に大学が入るので、昼間に学生が行き来する場所になります。
今の通りが工事になる時期
いまお店が並んでいる一帯(D・E地区)は、新しい建物ができてから壊して造成する順番です。市の工程表では、D・E地区の造成と解体、神嶽川(かんたけがわ)の護岸工事が2030年度(令和12年度)まで続きます。
10月31日に閉店するゆめマート小倉も、この一帯にあります。西日本新聞は、一帯の建物を壊す造成工事が2028年度に始まり、2030年度に整備を終える見込みだと伝えています。

建て替える理由
北九州市は事業の目的を「浸水被害や老朽化した建物などの防災面の課題を解決し、安全で魅力ある市場をつくる」と書いています。旦過市場は神嶽川に沿って店が並び、浸水の被害が長く課題になってきた場所です。2022年には4月と8月に大きな火災も起き、古い店が密集していることの危うさが表に出ました。
だから再開発は「市場を新しくする工事」であると同時に、川を広げて水をあふれにくくする工事でもあります。最後まで続くのが護岸工事なのはそのためです。
北九州市のどこで大雨のときに道路が水につかりやすいかは、北九州市 冠水 どこが危ないの?にまとめています。区画整理や道路の計画で建物が動く仕組みは、都市計画道路 立ち退き/いつ来るかは告示で決まるも参考になります。
内容は北九州市「旦過地区再整備事業の進捗(報告)」(2026年7月30日 都市戦略整備委員会)、北九州市 産業経済局の報道発表(2026年7月1日・8月10日)、北九州市長記者会見(2022年4月20日)、西日本新聞(2026年10月)にもとづきます。予定の時期は今後変わることがあります。
出典:北九州市「旦過地区再整備事業の進捗(報告)」/北九州市「旦過市場いちばん館【1階】11月24日(火)にオープンします」/北九州市「旦過市場いちばん館(2〜4階)大英産業株式会社が優先交渉権者に」
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