第4種踏切(警報機も遮断機もない踏切)が全国のどこにあるかをまとめた一覧や地図は、国も鉄道会社も出していません。探すときに使えるのは、国土交通省の各地方整備局が出している「踏切カルテ」です。カルテには1か所ずつ「踏切種別 第4種」と書かれています。
ただし、カルテに載るのは対策が必要として選ばれた踏切だけです。全国2,215か所の全部は載っていないので、最後は現地の設備で見分けます。
先に結論
- ✓ 第4種踏切は2026年3月末で全国2,215か所。5年で240か所減った
- ✓ 半分はJRの在来線、残りのほとんどは地方の中小私鉄。大手私鉄は2か所だけ
- ✓ 場所は地方整備局の「踏切カルテ」で探す。載っていなければ現地で警報機の有無を見る
第4種踏切とは
国土交通省は踏切を設備で4つに分けています。第2種は今は1か所もないので、実際にあるのは3つです。
| 種別 | 設備 | 数(2026年3月末) |
|---|---|---|
| 第1種 | 遮断機がある(または係員がいる) | 29,339か所 |
| 第2種 | 係員が決まった時間だけ遮断機を閉める | 0か所 |
| 第3種 | 警報機はあるが遮断機がない | 552か所 |
| 第4種 | 警報機も遮断機もない | 2,215か所 |
第4種は踏切全体の7%です。あるのは「踏切あり」を示す×印の標識(踏切警標)だけで、電車が近づいても音は鳴りません。
読者
警報機がない踏切って、田舎に少し残っているだけでしょ?
2,215か所あります。2025年度に踏切で起きた事故184件のうち、18件は第4種でした。
停電でスマホを生かすための電源
設定で節約しても、数日の停電では足りません。充電の出どころを2系統以上にするのが現実的です。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
停電下で扇風機とスマホを動かせるかどうかが、夏の避難生活の体感を大きく変えます。大型より、避難所や車まで持ち運べる重さのほうが実際に使えます。
手回しは常用の充電手段にはなりません。電源が尽きたあとに情報を得る最後の一手として、そしてスマホの電池を情報収集で使い切らないための道具として持ちます。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
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どの鉄道に多いか
国土交通省の令和7年度の安全情報(2026年9月公表)に、鉄道会社の区分ごとの数が載っています。
| 区分 | 第4種踏切 |
|---|---|
| JR(在来線) | 1,092か所 |
| 中小の私鉄(準大手を含む) | 1,087か所 |
| 路面電車 | 34か所 |
| 大手私鉄 | 2か所 |
都市部の大手私鉄にはほぼ無く、JRのローカル線と地方の私鉄に集まっています。10月5日に事故があった群馬県の上信電鉄も中小私鉄の1つです。くわしくは上信電鉄 踏切事故/富岡市の第4種踏切に書いています。
場所の調べ方
国土交通省は2016年から、対策が必要な踏切ごとに「踏切安全通行カルテ」を作り、各地方整備局と地方運輸局のサイトで公表しています。中部地方整備局の「地域課題踏切カルテ」には、第4種踏切も1か所ずつ載っています。
たとえば三重県松阪市嬉野黒野町の「黒野第四踏切」(JR名松線)のカルテには、次のことが書かれています。
- 踏切種別:第4種
- 所在地・道路名・道路管理者(松阪市)
- 1日に通る列車の本数(18本)と自動車の数
- 200m以内に迂回路があるか
探すときは、住んでいる地域の地方整備局のサイトで「踏切カルテ」を開き、市町村名で絞ってから「第4種」の欄を見ます。カルテは地方ごとに書式が違い、一覧表になっている所と1か所1枚のPDFの所があります。
カルテに載っているのは、国が対策の検討が必要として選んだ踏切です。カルテに無いことは、近くに第4種踏切が無いという意味ではありません。
現地での見分け方
カルテで見つからないときは、実際に踏切を見るのが一番早い方法です。
- 赤く光る警報灯が無い
- 黄色と黒の遮断かん(棒)が無い
- ×印の踏切警標だけが立っている
- 幅が狭く、歩行者や農耕車しか通れないことが多い
警報灯はあるのに棒が無いのは第3種です。どちらも、電車が来たときに道をふさぐものがありません。

事故の多さと減り方
2025年度の事故を踏切100か所あたりにすると、第4種は約0.81件、第1種は約0.56件で、第4種は約1.5倍です(国の数字から計算)。原因で一番多いのは、電車が近づいているのに渡る「直前横断」で、全体の184件のうち88件でした。
| 年度末 | 第4種踏切の数 |
|---|---|
| 2021年度 | 2,455か所 |
| 2022年度 | 2,408か所 |
| 2023年度 | 2,367か所 |
| 2024年度 | 2,282か所 |
| 2025年度 | 2,215か所 |
減り方は1年に40〜85か所です。遮断機を付けるか、踏切そのものを無くすかのどちらかで、2025年度に第3種・第4種へ遮断機や警報機を付けたのは23か所でした。
読者
なんで全部に遮断機を付けないの?
運輸安全委員会は、2024年の上信線の事故の報告書で「廃止するのが望ましく、廃止できない場合には第1種化するべき」と書いています。国は事故のあと、付けるまでの間に、渡る人を一度止めるゲートや柵の費用を支援しています。
家の近くにあったら
子どもの通学路や、高齢の家族の散歩道に第4種踏切があるなら、渡り方を一緒に確かめておくと安心です。
- 線路の手前で必ず止まる
- 左右を目で見て、電車が見えないことを確かめる
- カーブや草で見通しが悪い所は、耳でも確かめる
- 近くに遮断機のある踏切があれば、遠回りでもそちらを使う
危ないと感じた踏切は、道路管理者(市町村)か鉄道会社に伝えられます。黒野第四踏切のように、カルテで「迂回する道路整備」が対策として挙がっている所もあります。
数字は国土交通省「鉄軌道輸送の安全に関わる情報(令和7年度)」(2026年9月)、令和6年度版(2025年12月)、運輸安全委員会の報告書(RA2025-2-4)、中部地方整備局の地域課題踏切カルテにもとづきます。100か所あたりの件数はこの数字から当サイトで計算しました。
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