🗨️「三重の国道42号って、雨で通行止めになる基準はいくつですか」
紀伊半島側は3区間に分かれていて、熊野市の区間が連続雨量320ミリ、尾鷲市と紀北町の区間が300ミリです。いっぽう県の北側、鈴鹿峠を越える国道1号は180ミリ。同じ三重県でも1.8倍の差があります。16日午前の連続雨量は、いちばん降っているところで8ミリです。
[交通] この記事の要点
2026年9月16日 発表
- 国道42号で尾鷲・熊野方面へ通勤、通学する人
- 紀伊半島を車で回る予定の人
- 鈴鹿峠を越えて滋賀・京都方面へ抜ける人
国道42号は、区間ごとに基準が違う
気象庁は16日、東海と関東甲信で警報級の大雨になるおそれがあるとしています。三重県の国道には、雨が降り続いたときにあらかじめ閉める区間が決まっていて、区間ごとに「連続雨量が何ミリに達したら止める」という数字が先に公表されています。事前通行規制区間と呼ばれるものです。
三重県内で数字が決まっているのは、次の4区間です。
| 路線 | 区間 | 閉まる基準 | 16日午前の連続雨量 |
|---|---|---|---|
| 国道42号 | 熊野市飛鳥町小阪〜熊野市大泊町寺道 | 320ミリ | 0ミリ |
| 国道42号 | 大紀町大内山〜紀北町東長島 | 300ミリ | 8ミリ |
| 国道42号 | 尾鷲市南浦〜熊野市飛鳥町大又 | 300ミリ | 7ミリ |
| 国道1号 | 亀山市関町沓掛〜滋賀県甲賀市土山町山中 | 180ミリ | 0ミリ |
同じ「国道42号」でも、熊野市の区間と尾鷲市の区間では基準が20ミリ違います。路線名だけでは、自分の通る道がいくつで閉まるのかはわかりません。区間名まで見る必要があります。

渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
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県の南と北で、1.8倍の差がある
三重県の特徴は、南北で数字がはっきり分かれていることです。
紀伊半島の東側を海沿いに走る国道42号は300ミリと320ミリ。いっぽう、県の北で鈴鹿峠を越える国道1号は180ミリです。320ミリと180ミリで、1.8倍のひらきがあります。
これは南のほうが安全だという意味ではありません。紀伊半島の南部は全国でも有数の雨の多い地域で、「そこでは300ミリ級の雨がふつうに降る」という前提で道路が造られている、ということです。逆に鈴鹿峠は、180ミリで判断される斜面だということになります。
全国で見ると、いちばん高いのは静岡市清水区の国道52号で400ミリ、いちばん低いのは北海道島牧村の国道229号で80ミリです。熊野市の320ミリは、全国でもかなり上のほうに位置します。
数字のない「予防的通行規制区間」が4つある
国道42号には、連続雨量の欄が空欄になっている区間もあります。予防的通行規制区間と呼ばれるもので、三重県内には4か所あります。
- 多気郡多気町前村〜多気町丹生
- 多気郡大台町下三瀬〜度会郡大紀町柏野
- 度会郡大紀町大内山〜北牟婁郡紀北町東長島
- 尾鷲市南浦〜熊野市飛鳥町大又
下の2つは、数字のある区間とそのまま重なっています。つまり同じ場所に「300ミリで閉める」という基準と、「状況を見て閉める」という枠の両方がかかっています。300ミリに届いていなくても閉まることがある、と読むのが安全です。
「連続雨量」は、降り始めからの合計
この数字は1時間あたりの雨量ではありません。降り始めてからの合計で、雨がやんで一定時間たつとゼロに戻ります。
ですから、短時間に激しく降っただけでは300ミリには届きません。届くのは、台風や前線で何日も降り続いたときです。16日午前の8ミリという数字は、まだ降り始めの段階だということを示しています。
紀伊半島は、閉まったときの回り道が長い
国道42号で気をつけたいのは、代わりになる道が少ないことです。海と山に挟まれた地形で、内陸へ抜ける道も限られます。紀勢自動車道と熊野尾鷲道路が並行していますが、そちらも雨で規制がかかることがあります。
通勤や通学で毎日この区間を使うなら、規制がかかったときにどう回るかを先に決めておくと、降り出してから慌てずにすみます。区間名は上に挙げた国土交通省のページで確認できます。
生活・仕事にどう効くか
- 移動:国道42号は紀伊半島の東側で、代わりになる道が限られる。閉まると迂回が大回りになりやすい。
- 住まい:紀伊半島南部は全国有数の多雨地帯で、基準が300ミリ台に設定されている。雨の降り方そのものが他の地域と違う前提で道路が造られている。
結局どうすればよいか
- 国道42号を使う予定なら、どの区間を通るかまで確認する(区間ごとに基準が違う)
- 連続雨量は降り始めからの合計なので、いつ降り出したかを覚えておく
- 閉まったときの迂回路を先に調べておく(紀伊半島は代替路が少ない)
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 国土交通省 道路防災情報 事前通行規制区間(中部地方整備局・国道42号)(2026年9月16日発表)
- 国土交通省 道路防災情報 事前通行規制区間(中部地方整備局・国道1号)(2026年9月16日発表)
- 気象庁 気象警報・注意報(2026年9月16日発表)
更新履歴
- 2026年9月16日 初版を公開。16日午前時点の連続雨量と、三重県内の規制基準を記載。
※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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