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奈良 通行止め 雨/50ミリで閉まる道があります

🗨️「奈良の山の道は、どれくらい雨が降ると通行止めになるのでしょうか」

国土交通省近畿地方整備局が公表している奈良県の一覧には63区間があり、いちばん少ない基準は連続雨量50ミリです。国道425号の下北山村から十津川村にかけての区間で、これは近畿6府県の中で最も低い数字になります。大阪の最大が290ミリ、和歌山と兵庫が250ミリであるのに対し、奈良は最大でも160ミリ。上限も下限も、近畿でいちばん低いところにあります。

[交通] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月15日 発表

影響を受ける人
  • 奈良の南部(吉野郡・五條市)を車で通る予定がある人
  • 大雨のときに名阪国道を使うか迷う人
  • 十津川・下北山・上北山へ行く道の閉まり方を知っておきたい人
目次

63区間、ほとんどが110ミリか120ミリ

近畿地方整備局が出している一覧を、連続雨量ごとに数え直すとこうなります。

連続雨量区間数
50mm2
70mm1
80mm2
90mm1
110mm26
120mm27
125mm1
160mm2
雨量以外の条件1
合計63

110ミリと120ミリで53区間、全体の84%です。道路の種別は国道30・県道33で、市町村道はゼロ。京都には市道が15、兵庫には6入っていますが、奈良は国道と県道だけで組まれています。

連続雨量は、降り始めから2mm/hを超える雨が6時間以上途切れずに続いた場合の累計です。降っている最中の強さではなく、積み上がった総量で見ます

渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの

迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。

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渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。

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いちばん早く閉まるのは国道425号

最小は連続雨量50ミリ、時間雨量15ミリ。該当する2区間は、どちらも国道425号です。

路線区間基準観測所
国道425号下北山村浦向 〜 十津川村大野(白谷トンネル連続雨量50mm/時間雨量15mm寺垣内
国道425号十津川村大野 〜 十津川村小原連続雨量50mm/時間雨量15mm平谷

2つの区間は連続しているので、国道425号の下北山村浦向から十津川村小原までは、通しで「連続雨量50ミリ」で閉まります。土砂降りが必要な数字ではありません。1時間に10ミリ程度の雨が5時間続けば届きます。

2番目以降も見ておきます。県道洞川下市線の天川村洞川〜黒滝村川戸が70ミリ、国道309号の御所市関屋〜水越峠と上北山村西原〜天川村北角が80ミリ、県道小村木津線の東吉野村小〜木津が90ミリ。下から5番目までがすべて吉野郡と御所市です。

南のほうに偏っているんですね

63区間のうち31区間、ちょうど半分が吉野郡11町村にあります。五條市を足すと36区間。奈良盆地側にはひとつもありません

近畿6府県で並べると、奈良が上も下もいちばん低い

同じWebマップの「連続雨量」の欄だけをそろえて、6府県を比べます。

府県件数最小最大
奈良6250mm(国道425号)160mm(国道168号・名阪国道)
滋賀3590mm(国道421号)210mm(国道161号)
京都80100mm(府道柚原向日線)230mm(国道9号)
和歌山8180mm(国道424号)250mm(県道那智山勝浦線)
大阪60130mm(国道423号)290mm(府道泉佐野岩出線)
兵庫7160mm(国道28号)250mm(国道2号)

奈良の上限160ミリは、大阪の上限290ミリの55%です。大阪でいちばん早く閉まる道(130ミリ)より、奈良でいちばん遅く閉まる道(160ミリ)のほうが近いという関係になっています。

兵庫の件数が7しかないのは、兵庫の基準の多くが「24時間連続雨量」「実効雨量」といった別の指標で書かれているためです。同じ欄で比べられる数だけを数えています。

奈良だけ、時間雨量がほぼ全区間に付いている

近畿の中で、奈良の書き方には特徴があります。時間雨量の併記率です。

府県時間雨量の併記率
奈良97%
和歌山72%
京都2%
大阪2%
滋賀0%
兵庫0%

紀伊半島の2県だけ設計が違います。奈良は「降り始めからいくら積み上がったか」と「いま1時間にいくら降っているか」の両方を見て閉める形です。時間雨量は25ミリの区間が大半で、例外は4つ。県道名張曽爾線の曽爾村伊賀見〜今井が35ミリでいちばん高く、県道阪本五條線の2区間と県道洞川下市線が20ミリです。

雨量が書かれていない区間が1つだけあります

63区間のうち62に数字が入っていて、非公表はありません。数字が入っていない1区間は、非公表ではなく基準そのものが雨量ではない区間です。

路線区間規制条件管理者
国道25号北葛城郡王寺町藤井地すべりにより危険が予測される場合奈良国道事務所

王寺町藤井は、大和川が大阪府との境を刻む渓谷部にあたります。近畿地方整備局の亀の瀬地すべりのページには、昭和42年の地すべりについてこう書かれています。

地すべり活動により国道25号線が約1.3m隆起し、一時的に交通が途絶

国土交通省 近畿地方整備局「亀の瀬地すべり」より

推定移動土塊量は約1,500万立方メートル。雨量では測れない動き方をする場所だ、ということです。

この一覧は2019年12月に置かれたものです

最後に、扱ううえでの前提を2つ書いておきます。

ひとつめ。このページの最終更新日は2019年12月13日で、滋賀・京都・大阪・兵庫・和歌山もすべて同じ日時です。近畿一円の一覧が同じときに置かれ、その後は動いていません。「いま現在の基準」ではなく「2019年12月時点で公表されている一覧」として読むのが正確です。

ふたつめ。国交省にはもうひとつ、道路情報提供システムという実況を出す仕組みがあります。そちらで国道25号を見ると、天理東IC〜針ICは「予防的通行規制区間」として条件が伏せられている一方、奈良市針町〜天理市石上は連続雨量160ミリと表示されます。同じ道について、2つのシステムが違う切り方で載せている状態です。

数字はすべて国土交通省近畿地方整備局の公表一覧と、各区間の個別箇所説明表PDFから取りました

生活・仕事にどう効くか

  • 閉まる早さ:国道425号の下北山村浦向〜十津川村小原は連続雨量50ミリ。土砂降りでなくても、降り続けば届く数字。
  • 見る場所:63区間のうち61区間は奈良県の管理。実況は国交省の道路情報提供システムと奈良県の道路情報で分かれる。
  • 時間雨量:奈良は63区間の97%に時間雨量が併記されている。連続雨量と時間雨量の両方で判断する設計になっている。

結局どうすればよいか

  • 南部の山道を通るなら、出発前に走る区間の基準雨量を一覧で確認する
  • 連続雨量は降り始めからの累計なので、前日から降っている日は現地の雨足が弱くても近づいていると考える
  • 迂回できない区間(国道425号など)を通る予定なら、雨の予報が出た時点で日程をずらす

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月15日 初版を公開。

※本記事は2026年9月15日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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