🗨️「東九州道が夜だけ通行止めって聞いたけど、少し下道に降りればいいだけ?」
福岡側はそのとおりで、う回しても増えるのは約10分です。大分側は違います。33.9kmが閉まって、う回路は約50km・約65分。高速なら約30分の区間なので、35分よけいにかかります。
[交通] この記事の要点
NEXCO西日本九州支社が2026年7月31日に発表。E10 東九州自動車道の苅田北九州空港IC〜みやこ豊津IC(16.0km)と大分宮河内IC〜佐伯IC(33.9km)を、2026年8月31日(月)の夜から毎夜21時〜翌朝6時に通行止めにする。前者は9夜間、後者は10夜間。
2026年8月26日 発表
- 夜間に福岡県の苅田・行橋・みやこ町周辺で東九州道を使う人
- 夜間に大分市から臼杵・津久見・佐伯方面へ東九州道で移動する人
- 深夜に九州を縦断するトラック・バスの運行に関わる人
この記事でわかること
- 8月31日夜からの2区間が、それぞれいつ・何時間閉まるのか
- う回でよけいにかかる時間が、福岡側と大分側で3倍以上違う理由
- 料金の乗り継ぎ調整が受けられる条件と、ETCがないと使えないIC
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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8月31日の夜から、福岡側と大分側が同じ夜に閉まります
NEXCO西日本九州支社が2026年7月31日に出したリリースで、E10 東九州自動車道の夜間通行止めが5回に分けて予告されました。そのうち最初の2つが、どちらも2026年8月31日(月)の夜から始まります。どの夜も21時から翌朝6時までです。
- 苅田北九州空港IC〜みやこ豊津IC(16.0km・福岡県)/8月31日夜〜9月11日朝の9夜間
- 大分宮河内IC〜佐伯IC(33.9km・大分県)/8月31日夜〜9月12日朝の10夜間
- 土曜・日曜・祝日は実施しない。ただし金曜夜の通行止めは土曜の早朝までまたがる
- 工事の中身は舗装補修・トンネル照明などの点検・清掃と、4車線化のための仮設防護柵の設置
2区間って書いてあるけど、同じ夜に両方止まるんですか?
そうなんです。福岡県の北の端と、大分県の南側。200km近く離れた2か所が同じ夜から同時に始まります。九州を夜に縦断する人は、1晩で2回ぶつかることになります。
う回で増える時間は、福岡側+10分・大分側+35分
リリースのう回路案内には、区間ごとに距離と所要時間が載っています。ここを開かずに「夜だけの通行止め」とだけ読むと、大分側を読み違えます。
| 止まる区間 | う回ルート | 距離 | う回の所要 | 高速なら | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 苅田北九州空港IC〜みやこ豊津IC(16.0km) | 県道245号→県道25号→国道10号 | 約15km | 約25分 | 約15分 | +約10分 |
| 大分宮河内IC〜佐伯IC(33.9km)ルート① | 国道197号→県道205号→国道217号→県道36号 | 約50km | 約65分 | 約30分 | +約35分 |
| 大分宮河内IC〜佐伯IC(33.9km)ルート② | 国道197号→国道10号 | 約55km | 約70分 | 約30分 | +約40分 |
福岡側は、通行止めが16.0kmでう回路が約15km。ほぼ横に並んで走る道があるので、距離はむしろ短くなります。増えるのは信号と一般道の速度のぶんだけです。
大分側は形が違います。33.9kmが閉まるのに、う回路は約50km。1.5倍の距離を走らされます。臼杵から津久見にかけて海沿いを回り込む地形で、まっすぐ抜ける道が高速しかないためです。ルート②の国道10号経由なら約55kmで、さらに5分増えます。
料金の乗り継ぎ調整はあるが、降りるICが決まっている
通行止めの区間を避けて一般道へ降り、同じ方向へ入り直した場合は通行料金が調整されます。ただし「流出指定IC」と「再流入IC」がリリースに列挙されていて、そこから外れると調整されません。福岡側なら築城IC・みやこ豊津IC・苅田北九州空港ICのほか、九州道の八幡IC・小倉南IC・小倉東IC、関門道の門司IC・門司港ICまでが対象に入っています。
もう1つ、ICの種類に注意が要ります。
- 行橋IC・豊前IC・安心院IC・大分米良IC・津久見ICはETC専用料金所。ただし夜間通行止めに伴う利用に限り、現金の車もサポートレーンで出入りできる
- 別府湾スマートIC・上毛スマートIC・由布岳スマートIC・今川スマートICはETC専用。ETC車載器がないと使えない
とりあえず手前のICで降りておけば安全ですか?
それが落とし穴です。調整されるのは指定されたICだけなので、早めに降りたつもりが調整の対象外だった、ということが起こります。降りる前にリリースの一覧を見ておくのが確実です。
このリリースだけに書かれている一文があります
今回の資料には、他社の工事リリースには見かけない断り書きが入っています。「先日発生した令和8年熊本地震の影響により、今後夜間通行止めを中止する場合がございます」。九州の高速道路が地震の復旧を抱えたままの工事だからです。
それを裏づけるように、予備日の取り方が極端です。
| 区間 | 本番 | 予備日 |
|---|---|---|
| 苅田北九州空港IC〜みやこ豊津IC | 8/31夜〜9/11朝(9夜間) | 9/11夜〜9/18朝(7日間) |
| 大分宮河内IC〜佐伯IC | 8/31夜〜9/12朝(10夜間) | 9/14夜〜10/1朝(17日間) |
大分側は予備日だけで17日間。本番と合わせると、10月1日の朝まで「どこかの夜に閉まるかもしれない」区間として扱われます。9月下旬に大分から佐伯へ夜に走る予定がある人は、直前に交通情報を見る前提でいたほうが安全です。
私はこの2区間のうち、実際に生活を変えるのは大分側だけだと見ています。福岡側の+10分は「信号でつかまった」で済む差ですが、大分側の+35分は、帰宅時刻も、翌朝の出発時刻も、荷物の配送計画も動かす差だからです。同じ「夜間通行止め」という言葉で並んでいても、中身は別物です。
秋以降も、同じ路線で3回続きます
今回のリリースには、10月と11月の予定もまとめて載っています。東九州道を日常的に使う人は、この3つも先に押さえておくと予定が立てやすくなります。
- みやこ豊津IC〜中津IC/10月8日夜〜10月27日朝(12夜間)
- 中津IC〜日出JCT+E97 日出バイパス 速見IC〜日出IC/11月4日夜〜11月12日朝(6夜間)
- 中津IC〜速見IC+E97 日出バイパス 速見IC〜日出IC/11月12日夜〜11月18日朝(4夜間)
生活・仕事にどう効くか
- 夜の帰り道:大分宮河内IC〜佐伯ICを21時以降に走る予定なら、到着は約35分遅くなる計算。20時台に通過できるなら通行止め前に抜けられる。
- 仕事の配送・出張:9夜間・10夜間が平日に集中する。土日祝は実施しないので、夜間の長距離便は週末に寄せると影響を受けにくい。
- 支払い:指定のICで降りて一般道をう回し、同じ方向へ入り直せば料金は調整される。ただし対象のICが決まっているので、思いつきで手前のICを降りると調整されない。
結局どうすればよいか
- 自分が通るのが福岡側(苅田北九州空港IC〜みやこ豊津IC)か大分側(大分宮河内IC〜佐伯IC)かを先に決める
- 大分側を夜に通るなら、う回で約35分増える前提で出発時刻を決めるか、21時前に通過する
- 料金の調整を受けたいときは、案内されている流出指定ICで降りて、同じ方向の再流入ICから入り直す
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公式出典
- NEXCO西日本 ニュースリリース「E10東九州自動車道 苅田北九州空港IC〜日出JCT、大分宮河内IC〜佐伯IC、E97 日出バイパス 速見IC〜日出IC間で夜間通行止めを行います」(う回路案内の図を含む)(2026年7月31日発表)
- NEXCO西日本 工事規制・工事通行止め情報(2026年8月26日発表)
更新履歴
- 2026年8月26日 初版を公開
※本記事は2026年8月26日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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