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実家の片付け・残置物撤去はいくらかかる?費用相場と業者選びの注意点

実家の片付け・残置物撤去はいくらかかる?費用相場と業者選びの注意点

💬 Aさん「実家を売ることは決めたんだけど、家の中の荷物が全然片付かなくて…。業者に頼むといくらくらいかかるものなの?」
💬 片付け経験者Bさん「一戸建てまるごとだと、数十万円かかることも珍しくないよ。ただ、費用の決まり方には法則があるから、それを知っておくとかなり抑えられるんだ」

実家を売る・貸す・解体する——どの選択肢を選ぶにしても、必ず先に立ちはだかるのが「家の中に残った荷物をどうするか」という問題です。家財、仏壇、古い家電、押し入れの奥の段ボール。親世代が数十年かけてためたものを、短期間で片付けなければなりません。

今回は、実家の片付け・残置物撤去にかかる費用の相場と、業者に頼むときの注意点を整理します。

まだ「売る・貸す・解体する」で迷っている方は、先に選択肢を整理したこちらもあわせてご覧ください。

👉 実家を相続したけど住まない人におすすめの選択肢3選

目次

費用の相場は「間取り」でおおよそ決まる

不用品回収・遺品整理の料金は、作業員の人数とトラックの台数でほぼ決まります。そのため、間取り(=物量の目安)ごとに相場が整理されています。

| 間取り | 費用の目安 | 作業時間の目安 |

|—|—|—|

| 1R・1K | 3〜8万円 | 半日 |

| 1DK・2DK | 7〜20万円 | 半日〜1日 |

| 2LDK・3DK | 15〜35万円 | 1日 |

| 3LDK以上・一戸建てまるごと | 30〜80万円 | 1〜3日 |

実家の片付けで多いのは、いちばん下の「一戸建てまるごと」のケースです。物置や庭、車庫まで含めると、100万円近くになることもあります。

なお、これはあくまで一般的な目安です。同じ間取りでも物量によって倍近く変わるため、必ず現地見積もりを取ってください

費用が上がる条件・下がる条件

💬 Aさん「同じ広さでも金額が全然違うって聞いたんだけど、何で決まるの?」
💬 片付け経験者Bさん「「運び出しやすさ」が意外と大きいんだよ。家の前にトラックを停められるかどうかで、数万円変わることもある」

費用が上がる要因

  • 物量が多い(押し入れ・納戸・物置・庭に大量に残っている)
  • トラックを家の前に停められない(前面道路が狭い、旗竿地など)
  • 2階以上からの搬出、エレベーターなし
  • 仏壇・神棚・ピアノ・金庫など特殊な処分が必要なものがある
  • 繁忙期(3〜4月、年末)に依頼する

費用が下がる要因

  • 買取が成立する(家具・家電・骨董・着物などを買い取ってもらい、費用と相殺できる)
  • 自分で分別・搬出を一部済ませておく
  • 自治体の粗大ごみ回収を併用する(時間はかかるが単価は圧倒的に安い)
  • 閑散期(梅雨〜夏場)に依頼する

とくに効くのが「買取との相殺」です。実家には価値のある品が残っていることが多く、片付けと買取をあわせて依頼できる業者を選ぶと、実質負担がかなり軽くなるケースがあります。

片付ける前に必ずやること

実家の片付けには、通常の不用品処分にはない注意点が2つあります。

1. 貴重品・重要書類を先に探す

処分してしまってから気づくと取り返しがつきません。作業前に、次のものを家中から探し出しておきましょう。

  • 権利証(登記識別情報)・固定資産税の納税通知書
  • 預金通帳・キャッシュカード・印鑑
  • 保険証券・年金手帳
  • 遺言書
  • 有価証券、貸金庫の鍵

タンスの引き出しの裏、仏壇の中、押し入れの天袋など、思いがけない場所から出てくることがよくあります。

2. 遺産分割が済む前に勝手に処分しない

💬 Aさん「相続人はきょうだい3人なんだけど、片付けは私が全部やっていいのかな?」
💬 片付け経験者Bさん「そこは要注意。遺産分割が終わる前に価値のあるものを処分すると、あとで揉める原因になるんだ」

家財も相続財産の一部です。遺産分割協議が終わる前に、相続人の一人の判断で価値のあるものを処分すると、後々トラブルになりかねません。作業前に「どこまで処分してよいか」を相続人全員で共有し、できれば写真を撮って残しておくと安心です。

業者選びで失敗しないための3つのチェック

① 許可を持っているか確認する

家庭から出るごみを有料で回収するには、自治体の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。買取をあわせて行う場合は古物商許可も必要になります。ホームページに許可番号が記載されているか確認しましょう。

「無料で回収します」と巡回するトラックや、チラシだけの無許可業者に依頼すると、不法投棄されたり、後から高額な料金を請求されたりするトラブルが起きています。この分野は国民生活センターにも相談が多く寄せられています。

② 必ず3社以上から相見積もりを取る

片付け費用は業者によって驚くほど差が出ます。同じ実家でも見積もりが2倍違うことは普通にあります。1社だけで決めず、複数社に現地を見てもらってください。

③ 見積書の「追加料金」条項を読む

「作業当日に物量が増えた場合は追加請求」という条項があると、当日になって金額が跳ね上がることがあります。総額表示か、追加が発生する条件が具体的に書かれているかを確認しましょう。書面を出さない業者は避けるのが無難です。

片付けが終わったら、次は売却の準備

家の中が空になったら、いよいよ売却の手続きに進みます。相続した不動産は、通常の売却と違って「名義変更(相続登記)」というワンクッションが必要です。

👉 相続した不動産を売るときの流れ|名義変更から3,000万円特別控除まで

売却価格の目安を先に知っておきたい方は、かんたん相場検索でエリアと条件を入力すると、土地・住宅価格の目安が分かります。片付けにいくらまでかけてよいかの判断材料にもなります。

まとめ|「物量」と「運び出しやすさ」で決まる

実家の片付け費用は、次のポイントで整理できます。

1. 相場は間取りで決まる。一戸建てまるごとなら30〜80万円が目安

2. 費用を左右するのは物量と「トラックを停められるか」

3. 買取と組み合わせると実質負担を減らせる

4. 片付ける前に貴重品・重要書類を探し、遺産分割前の独断処分は避ける

5. 許可の有無を確認し、必ず3社以上で相見積もりを取る

実家の片付けは、精神的にも体力的にも負担の大きい作業です。だからこそ、費用の決まり方を先に知っておくと、業者との話し合いがぐっと楽になります。まずは1社に現地を見てもらうところから始めてみてください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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