室内は壁紙や床材が新しいと好印象を受けますが、内見では仕上げの新しさだけでなく、歩いた感触、天井や収納内部、ドアと窓の動きまで確認します。

結論:確認順序を決め、症状と未確認箇所を記録する
各部屋で「入口から全景→床を歩く→壁と天井を見る→建具→収納→寸法」の同じ順番を繰り返します。部屋ごとの差が分かり、確認漏れを減らせます。

なぜ確認するのか
既存住宅状況調査では、床や柱などの構造に関わる部分、内壁や天井に現れる雨水浸入の兆候などが確認対象になります。ただし家具で隠れた箇所や仕上げ材の内部など、見えない部分には限界があります。
内見での確認手順
1. 入口から全景
- 全景写真:部屋全体の写真を撮り、後で見比べられるようにします。
- 未確認箇所:家具や荷物で確認できない場所をメモします。
2. 床
- 沈み:歩いたときに床が沈む感覚がないか確認します。
- きしみ:異音がする箇所がないか確認します。
- 傾き:違和感のある傾きがないか確認します。

3. 壁・天井
- 染み・膨れ:雨漏りや漏水の兆候がないか確認します。
- カビ:結露や湿気によるカビがないか確認します。
- ひび:クロスや下地にひびがないか確認します。
- 部分張替え:一部分だけ張り替えた不自然な跡がないか確認します。
4. 建具
- 開閉:許可を得てドア・引き戸・窓を実際に動かします。
- 擦れ:床や枠と擦れる音や引っ掛かりがないか確認します。
- 閉まりにくさ:建付けの歪みによる閉まりにくさがないか確認します。
5. 収納
- 臭い:カビ臭さや異臭がないか確認します。
- 湿気:内部がじめついていないか確認します。
- 背面の染み:奥や背面に雨漏り・結露の染みがないか確認します。
6. 寸法・電気
- 家具家電の寸法:設置予定の家具家電が収まるか測ります。
- 搬入経路:玄関や廊下の幅など搬入できるか確認します。
- コンセント:数と位置が生活動線に合っているか確認します。
- 分電盤の容量:アンペア数と契約容量を確認します。
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内見後にすること

- 気になる写真に場所と内容を付ける
- 仲介会社へ質問し、回答日と回答者を記録する
- 資料や専門家の調査が必要な項目を分ける
- 修繕費を見込む場合は契約前に見積もり条件を確認する
注意点
消臭剤や新しいクロスだけで不具合と判断することはできません。逆に症状が見えないから問題がないとも限りません。リフォーム済みの場合は工事範囲と施工前写真、保証の有無を確認します。
FAQ
ビー玉で床の傾きを調べてもよいですか?
床材の凹凸や風でも動くため、診断には使えません。違和感の記録にとどめ、専門家の測定へつなげます。
壁紙のひびは構造の問題ですか?
仕上げ材だけの動きの場合もあり、位置や原因で判断が異なります。外壁や建具の状態とあわせて専門家に確認します。
まとめ
次は漏水跡や交換費用が出やすい水回りを確認します。 水回りチェックへ。
中古住宅内見チェックリストWeb版・PDF版もご利用ください。
執筆・確認方針
国土交通省・環境省の公開資料を確認し、不動産実務経験をもとに購入者が現地で記録しやすい形へ整理しました。2026年7月18日確認。個別物件の安全性や契約判断を保証するものではありません。

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