外回りは、建物を雨や地面の水から守る部分が集まっています。室内を先に見ると時間切れになりやすいため、到着したら敷地を一周し、基礎から上へ視線を動かすのが確認しやすい順番です。

結論:確認順序を決め、症状と未確認箇所を記録する
外回りは「地面→基礎→外壁→軒裏・雨樋→屋根」の順で見て、気になる症状の位置と大きさを撮影します。ひびだけで良否を断定せず、複数箇所に同じ症状がないか、室内側に関連する染みがないかを確認します。

なぜ確認するのか
国土交通省の既存住宅状況調査方法基準では、基礎・壁・柱などの構造耐力上主要な部分と、屋根・外壁・開口部などの雨水の浸入を防止する部分が調査対象に含まれます。購入者の目視は診断ではありませんが、追加調査が必要な場所を見つける手掛かりになります。
内見での確認手順
1. 敷地と排水
雨水が建物側へ集まりそうな勾配、水たまり跡、雨樋の排水先を確認します。
2. 基礎
ひび、欠け、鉄筋の露出、補修跡を見ます。場所が分かるよう全景と近接の2枚を撮ります。

3. 外壁と開口部
ひび、目地の切れ、塗膜の剥がれ、窓まわりの隙間を確認します。
4. 軒裏・雨樋
軒裏の染み、雨樋の外れや変形、集水器付近の詰まりを見ます。
5. 屋根
地上やバルコニーから安全に見える範囲だけ確認し、屋根には上りません。
6. 擁壁・境界
擁壁のひび・ふくらみ・排水孔、境界標、越境物の有無を仲介会社に確認します。
内見後にすること

- 気になる写真に場所と内容を付ける
- 仲介会社へ質問し、回答日と回答者を記録する
- 資料や専門家の調査が必要な項目を分ける
- 修繕費を見込む場合は契約前に見積もり条件を確認する
注意点
ひび幅や傾きには専門的な測定が必要です。見た目だけで「危険」「問題なし」と断定しないでください。高所、床下、擁壁の裏側など危険な場所へ入らず、気になる場合は建築士や専門業者へ調査を依頼します。
FAQ
外壁が塗り直されていれば安心ですか?
外観が新しくても、塗装前の状態や下地、防水、補修範囲は分かりません。施工時期、工事内容、保証書を確認します。
基礎の細いひびはすべて問題ですか?
ひびの原因や重要度は幅・深さ・位置・連続性などで異なります。写真と位置を記録し、必要に応じて専門家へ確認します。
まとめ
室内側の染みや建具の動きも関連して確認しましょう。 室内チェックへ。
中古住宅内見チェックリストWeb版・PDF版もご利用ください。
執筆・確認方針
国土交通省・環境省の公開資料を確認し、不動産実務経験をもとに購入者が現地で記録しやすい形へ整理しました。2026年7月18日確認。個別物件の安全性や契約判断を保証するものではありません。

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