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龍ヶ鼻ダムが緊急放流したら竹田川はどうなる? ダムの水面は一晩で15m上がりました

🗨️「龍ヶ鼻ダムが緊急放流するかもしれないと聞きました。ダムが壊れそうなんですか?」

壊れるのではなく、「入ってきた水をそのまま下流へ流す操作」に切り替わる、ということです。実施されれば竹田川の水位が急激に上がります。あわら市・坂井市の川沿いの方は、いますぐ安全確保をしてください。

[災害] この記事の要点

何が起きたか

気象庁は8月30日午前4時30分、福井市・大野市・勝山市(嶺北北部・奥越)にレベル5大雨特別警報を発表しました。午前5時30分からの気象庁・国土交通省の合同会見では、九頭竜川水系竹田川の上流にある龍ヶ鼻ダム(坂井市)が今後「緊急放流」に移行する可能性が示されています。

発表日・更新日

2026年8月30日 発表

影響を受ける人
  • 竹田川沿いに住む人(あわら市・坂井市)
  • レベル5大雨特別警報が出ている福井市・大野市・勝山市の人
  • 30日に福井県嶺北で移動を予定している人
目次

この記事でわかること

  • 緊急放流は決壊ではなく「入った分をそのまま流す」操作。それでも下流の水位は急激に上がる
  • 龍ヶ鼻ダムの水面は一晩で15.3m上昇。流入ピーク時は入ってきた水の97%をため込んで竹田川を守った
  • 竹田川がいま静かなのはダムがためているから。安心情報ではなく、レベル5相当の雨は昼前まで続く予想

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冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの

JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。

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水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。

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119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。

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鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。

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緊急放流は「ダムの決壊」ではありません

緊急放流(正式には異常洪水時防災操作)は、ダムにためる余力がなくなりそうなときに、入ってくる水と同じ量まで放流を増やす操作です。ダムから出る水の量が、入ってくる水の量を超えることはありません。

それでも危険なのは、これまでダムが受け止めていた分が、そのまま川に出てくるからです。30日午前5時30分からの気象庁と国土交通省の合同会見では、龍ヶ鼻ダムが緊急放流に移行する可能性があり、実施されればこれまで経験したことのないような流量が竹田川を流れるという見通しが示されました。

読者

放流って、ダムが水を捨てて町を沈めるってことじゃないの?

おかあさん

違います。入ってきた分をそのまま下流へ通すだけで、ためていた水を一気に捨てるわけではありません。それでも川の水位は急に上がるので、川に近づいてはいけません。

龍ヶ鼻ダムは一晩で、流入の97%をのみ込みました

国土交通省「川の防災情報」の10分値で、龍ヶ鼻ダムの一晩を追うとこうなります。

時刻ダムに入る水(流入量)ダムから出す水(放流量)貯水位
29日 18:50毎秒24立方メートル毎秒7立方メートル172.72m
29日 22:30
(流入ピーク)
毎秒249立方メートル毎秒8立方メートル179.29m
30日 2:50
(第2波)
毎秒192立方メートル毎秒40立方メートル185.42m
30日 7:20毎秒73立方メートル毎秒48立方メートル188.02m

流入ピークの29日22時30分、龍ヶ鼻ダムは毎秒249立方メートルの流入に対して、放流を毎秒8立方メートルまで絞りました。入ってきた水の97%をため込んだ計算です。その結果、ダムの水面は29日夕方から30日朝までに15.3m上がりました。

福井県のまとめでは、龍ヶ鼻ダム地点の24時間雨量は224ミリ(29日22時まで)で、この時点の県内最多でした。30日7時20分になっても流入は放流を上回ったままで、水面は上がり続けています。雨が先に弱まるか、ためる余力が先に尽きるか、という状況です。

竹田川がいま氾濫していないのは、ダムがためているからです

竹田川には30日3時50分、レベル4氾濫危険警報が発表されています。六日観測所(あわら市)で氾濫危険水位を超える見込みとなり、堤防の決壊などによる氾濫のおそれがあるとして、あわら市と坂井市の浸水のおそれが示されました。これは避難指示の発令の目安になる発表です。

一方、7時20分時点の実測では、六日観測所の水位は氾濫注意水位を超えた状態のまま、ほぼ横ばいです。上流の龍ヶ鼻ダムが水をため続けているためで、川が静かに見えるのは安心情報ではありません。緊急放流に移行すれば、この均衡は崩れます。

県内のほかの川は、すでに氾濫域に入っています。福井市の荒川では5時過ぎに氾濫の発生が発表されました。川の防災情報では7時20分時点で、荒川の原目・河増、田島川の長屋をはじめ県内の9観測所が氾濫危険水位を超えています。足羽川も6時40分に九十九橋観測所(福井市)でレベル2氾濫注意報が出て、水位はさらに上がる見込みです。

レベル5相当の雨は昼前まで続く予想です

気象庁は会見で、レベル5相当の雨は昼前にかけて続き、その後も夕方にかけてレベル4相当の雨が続くという見通しを示しました。福井地方気象台の6時11分の発表では、30日に予想される1時間降水量は嶺北で60ミリ。30日6時から31日6時までの24時間で、さらに最大120ミリが上乗せされる予想です。

未明の2時すぎには、嶺北に線状降水帯の直前予測も出ていました。坂井市春江では30日0時までの24時間に175ミリが降っており、これは平年の1か月分を超える雨量です。すでに地面は水を含みきっていて、この後の雨は降った分だけ川と土砂災害の危険に直結します。

この住所は浸水しやすい場所ですか?

住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。

避難の状況(30日7時30分時点)

自治体の発表をもとにした、この時点の主な避難情報です。

  • 緊急安全確保(レベル5): 勝山市の全域(5時4分)、福井市の一部 3万8,977世帯(5時48分)
  • 避難指示: 福井市の森田・円山など1万5,215世帯(3時31分)、越前町の全域と鯖江市の一部(7時19分)
  • 29日夜からは、あわら市・坂井市・永平寺町にも避難指示が発令済み

会見で国土交通省河川環境課の島本和仁課長は、浸水リスクのあるエリアでは車で移動せず、安全な場所で状況が落ち着くまで待機するよう求めました。実際に福井市大宮町では国道が冠水し、坂井市では道路の冠水で車が立ち往生したという情報が出ています。移動そのものが命取りになる段階です。

! この記事の数値はすべて30日7時30分時点です。状況は急速に変わるため、最新の発表は気象庁・川の防災情報・お住まいの自治体で確認してください。

生活・仕事にどう効くか

  • 竹田川沿いの住まい:緊急放流が実施されると、ダムが受け止めていた分がそのまま川に出て、水位が急激に上昇します。竹田川にはレベル4氾濫危険警報が発表済みで、あわら市・坂井市では浸水のおそれがあります。
  • 車での移動:浸水した道路は見た目より深く、立ち往生と水没の危険があります。国土交通省は会見で、浸水リスクのあるエリアでは車で移動しないよう求めました。実際に福井市内では国道が冠水し、坂井市では車が立ち往生したという情報があります。
  • 交通・ライフライン:北陸道の福井IC〜金津IC(いずれもインターチェンジ)で通行規制、JR越美北線は30日始発から全区間運休。あわら市と坂井市では約170戸が停電しています(30日2時11分時点)。

結局どうすればよいか

  • 竹田川・荒川など川沿いにいる人は、川から離れた高い場所へ。外への移動がすでに危険なら、建物の2階以上の、崖や川と反対側の部屋へ
  • 浸水した道路を車で走らない。冠水した地下道・アンダーパスに進入しない。「水が引くまで車の中で待つ」も水深60センチでドアが開かなくなるので選ばない
  • 自治体の避難情報(緊急安全確保・避難指示)と、気象庁・川の防災情報の発表を確認し続ける。次の福井県気象解説情報は30日12時ごろ発表予定

公式出典

更新履歴

  • 2026年8月30日 初版を公開(数値は30日7時30分時点)

※本記事は2026年8月30日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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