🗨️「同じ大雨で被災したのに、となり町のほうが先に申請できているのはなぜ?」
り災証明書の受付を始める日は、市や町がそれぞれ決めるからです。羽咋市は8月28日13時30分から、氷見市は8月30日9時から、中能登町は9月1日から。同じ2026年8月27日の大雨なのに、開始日は4日ちがいます。土日に受け付けているのも羽咋市だけです。
[災害] この記事の要点
2026年8月27日の大雨で被災した石川・富山の市町が、り災証明書の受付日程を相次いで公表した。羽咋市は8月28日13時30分から、氷見市は8月30日9時から、中能登町は9月1日から受付を始める。氷見市は8月31日午後1時から災害ごみの仮置場を開設し、利用にはり災証明書または申請書の写しが必要としている。
2026年8月30日 発表
- 羽咋市・氷見市・中能登町で家が浸水した人、土砂が入った人
- 被災した家に住んでいない人(実家・空き家を持っている人)
- 車や家財が被害を受けた人
- 災害ごみを仮置場へ持ち込みたい人
この記事でわかること
- 同じ大雨でも、り災証明書の受付開始日が市町で4日ちがうこと
- 土日に受け付けているのは羽咋市だけで、氷見市は8月30日が最後の土日受付になること
- 住家か非住家かで、出るのが「り災証明書」か「被災証明書」かに分かれること
3市町の受付日程を、そのまま並べる
同じ2026年8月27日の大雨です。それでも、り災証明書の受付が始まる日は市町ごとに違います。各市町が公表しているものをそのまま並べました。
| 市町 | 受付開始 | 場所 | 受付時間 | 土日祝 |
|---|---|---|---|---|
| 羽咋市 | 8月28日 13時30分から | 市役所1階 税務課 | 平日 9時〜11時30分/13時〜16時30分 | 受付あり(9時〜12時/13時〜16時) |
| 氷見市 | 8月30日 9時から | 市役所 地域協働スペース | 9時〜16時 | 8月31日以降は平日のみ |
| 中能登町 | 9月1日から | 町役場 行政サービス庁舎 税務課 | 9時〜12時/13時〜16時 | 平日のみ |
いちばん早い羽咋市といちばん遅い中能登町で、4日ちがいます。しかも土日に開けているのは羽咋市だけです。氷見市は8月30日の日曜を受け付けますが、31日からは平日のみに変わります。
となり町がもう申請しているので、うちも受付が始まっていると思っていました。
証明を出すのはお住まいの市町です。日にちも時間も、市町ごとに決めています。
働いている人は、8月30日が分かれ目になる
氷見市の受付は8月30日が9時から16時まで。31日からは平日だけになります。中能登町はもともと平日のみで、開始が9月1日です。
つまり、勤めに出ている人が休みを取らずに手続きできるのは、氷見市なら8月30日の日曜、羽咋市なら土日祝のどこかということになります。中能登町には土日の受付日がありません。
窓口に行けない人向けに、中能登町は9月1日9時から郵送と電子申請も予定しています(8月28日の公表時点では準備中)。氷見市はマイナンバーカードを持っていれば、マイナポータルからの手続き窓口があります。
3市町とも「写真」を求めている。片づける前に撮る
持ち物は3市町でほぼ同じです。ただし、写真の条件だけ書き方に差があります。
| 持っていくもの | 羽咋市 | 氷見市 | 中能登町 |
|---|---|---|---|
| 本人確認できるもの | 運転免許証など | 運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど | マイナンバーカード・運転免許証など |
| 被害状況が分かる写真 | 必要 | 必要(印刷・現像したもの) | 必要 |
| 申請書 | 窓口 | 会場に用紙あり | 窓口 |
氷見市だけ「印刷・現像したもの」と書いてあります。スマートフォンの画面を見せる形ではなく、紙にして持っていく必要があります。コンビニのプリンタでも出せるので、行く前に済ませておくと窓口で二度手間になりません。
中能登町は撮り方まで書いています。片づけや修理の前に、被害の場所を近くから撮ったものと、建物の外観を四方から撮ったものの両方。片づけたあとでは、被害の大きさを示すものが1枚も残りません。
誰も住んでいない実家は、り災証明書ではない
中能登町は、被害を受けたものによって出す書類を3つに分けています。
| 何が被害を受けたか | 出るもの |
|---|---|
| 住家(現実に住むために使っている建物。借家も含む) | り災証明書 |
| 非住家(納屋、空き家など住家以外の建物) | 被災証明書 |
| 家財など | 被災届出書 |
ここは実家を空き家のまま持っている人に効きます。誰も住んでいない実家が浸水した場合、出るのはり災証明書ではなく被災証明書のほうです。名前が違うと、あとで支援制度を調べるときに検索の言葉から変わります。
実家も家なので、り災証明書だと思っていました。
住んでいるかどうかで分かれます。空き家のほうは被災証明書で、こちらも申請できます。
氷見市は、災害ごみの前にこの1枚が要る
氷見市の災害ごみ仮置場は、8月31日の午後1時から開きます。持ち込むときには、り災証明書か、り災証明申請書の写しが必要です。
証明書が発行されるまでには、現地の調査が入ります。待っているあいだに家の中の泥や畳を置いておくことはできないので、市は「申請書の写しでもよい」という形にしています。8月30日に申請へ行ったら、その場で申請書の写しをもらっておく。これで31日から持ち込めます。持ち込みは必ず分別してから、というのが市の案内です。
受付が遅い町は、手を抜いているわけではない
開始日が4日ちがうのを見ると、遅いほうの町が動いていないように見えます。私はそうは読んでいません。り災証明書は、家の被害の程度を職員が判定して出すものです。判定する体制と、申請を受ける窓口の人手は、同じ職員の中から出しています。避難所の運営が続いているうちは、そちらが先に来ます。
実際、8月27日には石川県の4市町と富山県の4市に災害救助法が適用されました。先に変わるのは避難所の運営側です。り災証明の窓口は、そこが落ち着いてから開きます。だから読者の側でできるのは、開く日を待つあいだに写真と本人確認書類をそろえておくことになります。
生活・仕事にどう効くか
- 仕事を休むかどうか:氷見市は8月31日以降は平日のみ。8月30日の日曜を逃すと、平日に時間をつくることになる。中能登町ももともと平日のみで、9月1日開始。
- 災害ごみ:氷見市の仮置場は8月31日午後1時から。持ち込みにはり災証明書か、り災証明申請書の写しが必要。証明書そのものが出るのを待たなくても、申請書の写しがあれば入れる。
- 写真:3市町とも、被害状況が分かる写真を求めている。氷見市は「印刷・現像したもの」と書いている。片づけたあとでは撮り直せないので、掃除より先に撮る。
- 実家が空き家のとき:中能登町は、住家の被害なら「り災証明書」、納屋や空き家など住家以外なら「被災証明書」、家財の被害なら「被災届出書」と分けている。誰も住んでいない実家は、り災証明書ではないほうに回る。
結局どうすればよいか
- 自分の市町の開始日を確かめる(羽咋市8月28日/氷見市8月30日/中能登町9月1日)
- 片づける前に、家の外を四方から1枚ずつ、被害の場所を近くから1枚ずつ撮る
- 本人確認できるもの(運転免許証・マイナンバーカードなど)を持っていく
- 氷見市で災害ごみを出すなら、り災証明申請書の写しを先に手元に置く
- 窓口に行けないなら、中能登町は9月1日9時から郵送・電子申請も予定、氷見市はマイナポータルの窓口がある
公式出典
- 羽咋市「罹災(被災)証明書について」(2026年8月29日発表)
- 氷見市「【被災証明】罹災証明書(り災証明書)」(2026年8月29日発表)
- 中能登町「令和8年8月27日からの大雨に伴う罹災証明書等交付について」(2026年8月28日発表)
- 氷見市「令和8年8月大雨に関する情報【まとめ】」(2026年8月29日発表)
更新履歴
- 2026年8月30日 初版を公開
※本記事は2026年8月30日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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