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能登にまた大雨特別警報 奥能登ではありません、羽咋・志賀・宝達志水・中能登に6時間210ミリ

🗨️「能登の特別警報って、また輪島や珠洲のことですよね。」

今朝6時20分に出たのは羽咋市・志賀町・宝達志水町・中能登町の4市町と、富山県の氷見市です。2024年9月に出た市町とは1つも重なっていません。羽咋では6時間に210.0ミリ降りました。

[災害] この記事の要点

何が起きたか

金沢地方気象台は2026年8月27日午前6時20分、石川県の羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町に大雨特別警報(警戒レベル5)を発表した。同時刻に富山県氷見市にも発表されている。時事通信によると、6時20分までの6時間雨量は氷見市で211.0ミリ、羽咋市で210.0ミリ。両県では線状降水帯が断続的に発生しており、気象庁は直ちに安全を確保するよう呼びかけ、道路の冠水、低地の浸水、河川の氾濫、土砂災害に厳重な警戒が必要としている。

発表日・更新日

2026年8月27日 発表

影響を受ける人
  • 羽咋市・志賀町・宝達志水町・中能登町・氷見市に家がある人
  • 実家が能登にあって、今日連絡が取れない人
  • 今日これから能登方面へ車で向かう予定だった人
  • 2024年の地震と豪雨で傷んだ家の修理が、まだ終わっていない人
目次

この記事でわかること

  • 特別警報が出た4市町と、6時間に降った雨の量
  • 2024年9月に特別警報が出た市町とは重なっていないこと
  • 羽咋市の浸水の記録は9年で3年、床上5棟だったこと

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この記事でわかること

  •  27日6時20分に特別警報が出た4市町と、6時間に降った雨の量
  •  2024年9月に特別警報が出た市町とは重なっていないこと
  •  羽咋市の浸水の記録は9年で3年、床上5棟だったこと

大雨特別警報が出たのは羽咋・志賀・宝達志水・中能登と、富山の氷見

金沢地方気象台が2026年8月27日午前6時20分、石川県の羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町に大雨特別警報を発表しました。警戒レベルでいうと5、いちばん上の段階です。同じ時刻に富山県の氷見市にも出ています。

時事通信によると、6時20分までの6時間に降った雨は次のとおりです。

市町6時20分までの6時間雨量
氷見市富山県211.0ミリ
羽咋市石川県210.0ミリ
志賀町石川県特別警報の対象(雨量は未公表)
宝達志水町石川県特別警報の対象(雨量は未公表)
中能登町石川県特別警報の対象(雨量は未公表)

石川と富山の両県では線状降水帯が断続的に発生しています。気象庁は直ちに安全を確保するよう呼びかけていて、道路の冠水、低地の浸水、河川の氾濫、土砂災害に厳重な警戒が必要だとしています。

i 大雨特別警報は「これから危ないですよ」という予告ではありません。すでに災害が起きている可能性が高いときに出る警報です。数十年に一度という規模を想定した基準になっています。
読者

特別警報が出たら、とにかく外へ逃げたほうがいいんでしょうか。

おかあさん

そうとは限りません。すでに道路が冠水していたり、外が暗くて足元が見えなかったりする時間帯は、外を歩くほうが危ないことがあります。建物の中で、より高い階へ移る。それも避難のうちです。

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2024年9月の特別警報は輪島・珠洲・能登町。今回とは1つも重なっていない

能登に大雨特別警報と聞くと、2024年9月のことを思い出す人が多いはずです。あのとき対象になったのは、国土交通省の報道発表によると輪島市、珠洲市、能登町でした。いわゆる奥能登です。

今回の羽咋市・志賀町・宝達志水町・中能登町は、そのどれとも重なっていません。能登半島の付け根に近い、南側の市町です。富山県の氷見市も、県境をはさんで同じ帯の上にあります。

2024年9月2026年8月27日
石川県の対象輪島市・珠洲市・能登町羽咋市・志賀町・宝達志水町・中能登町
場所半島の先(奥能登)半島の付け根に近い南側
富山県対象なし氷見市

「またあの地域か」と思って自分の家の話ではないと判断してしまうと、今回は逆になります。前回の被災地の情報を追いかけていた人ほど、今日は地図を確かめ直したほうがいい状況です。

能登の警報は今、通常より出やすい基準で動いている

もうひとつ、地元の人でも見落としやすい前提があります。気象庁が配信している警報のデータには、金沢地方気象台の注記としてこう書かれています(筆者が2026年8月27日に取得したデータより)。

令和6年能登半島地震に伴い、能登では大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準や洪水警報・注意報の流域雨量指数基準および高潮警報・注意報の基準を通常より引き下げた暫定基準で運用している市町があります。

土壌雨量指数というのは、地面にどれだけ雨がしみ込んで溜まっているかを表す数字です。地震で山の斜面がゆるんだぶん、同じ雨でも警報が早く出るように基準を下げてある、ということになります。

読者

警報が早く出るなら、そのぶん安心ということですか。

おかあさん

逆の読み方をしてほしいところです。基準を下げているのは、同じ雨でも崩れやすい状態が続いているという判断があるからです。「いつもの雨なのに警報が出た」と感じたときこそ、その理由を思い出してください。

羽咋市の浸水の記録は、9年で3年・床上5棟だった

羽咋市が普段どれくらい水害に遭う町なのかを、国土交通省の水害統計調査で調べました。2015年から2023年までの9年分です。

項目羽咋市(2015〜2023年の累計)
建物の浸水があった年9年のうち3年(2017・2018・2022)
床上浸水5棟
床下浸水47棟
半壊・全壊流失0棟
床上浸水の多さ(全国順位)613位 / 954市区町村

記録が残る954市区町村のうち613番目。つまり羽咋市は、統計のうえでは水害の常襲地ではありません。9年で床上浸水5棟という数字は、むしろ少ないほうです。

そこに6時間で210.0ミリが降りました。

「いつも大丈夫だった」がいちばん危ないと私は考えています

私はこの数字の並びを見て、今回いちばん注意すべきなのは被害の大きさそのものではなく、過去に浸水の経験が少ない町で起きていることだと考えています。

毎年のように水に浸かる地域なら、どの道が先に冠水するか、どこまで水が来たら2階へ上がるか、住んでいる人がだいたい知っています。9年で3年、それも床下がほとんどという町には、その記憶の蓄積がありません。「うちは今まで大丈夫だったから」という判断が、いちばん働きやすい状況です。

地形の面でも、羽咋市の平野はゆるやかです。国土数値情報の地価公示(2026年)にある市内の住宅地の標準地3地点を国土地理院の標高データにかけると、標高は2.4メートル・2.5メートル・7.4メートルでした。断面を測ると平野は1キロ進んで約3メートルしか下がりません。水がはけるのに時間がかかる形です。

i これは標準地の位置で測った地形の数字であって、浸水の想定区域ではありません。自分の家がどうかは、市町のハザードマップと避難情報で確認してください。

今日この時間にやること、やらないこと

特別警報が出ているあいだと、そのあとで、気をつける中身が変わります。

タイミングやることやらないこと
特別警報が出ているあいだ自治体の避難情報を確認する。外が危険なら建物のより高い階へ移る用水路や川の様子を見に行く。屋根に上がる
雨が弱まったあと家族の安否を確認する。連絡がつかなければ時間をずらして再度かける冠水した道路に車で進入する
水が引いたあと浸水した範囲を写真に撮ってから片づけを始める写真を撮る前に泥をかき出してしまう

川の水位は、雨のピークより遅れて上がります。特別警報が警報に切り替わっても、その日のうちは川に近づかないでください。

片づけの前に写真を撮っておく理由は、罹災証明書や保険の請求で「どこまで水が来たか」が必要になるからです。手順は家が浸水したらまず何をするの?にまとめてあります。

生活・仕事にどう効くか

  • 今この時間:大雨特別警報は「すでに災害が起きている可能性が高い」段階で出る。外へ避難するより、建物の中でより高い階へ移るほうが安全な場面がある。
  • 雨が弱まったあと:川の水位は雨のピークから遅れて上がる。特別警報が警報に切り替わっても、当日のうちは川や用水路に近づかない。
  • 家の修理がまだの人:2024年の地震と豪雨で傷んだ屋根やブルーシートは、強い雨と風で状態が変わりやすい。雨のあいだに屋根へ上がらない。

結局どうすればよいか

  • 4市町と氷見市にいる人は、自治体の避難情報を確認し、外が危険なら建物のより高い階へ移る
  • 家族が能登にいて電話がつながらないときは、時間をずらして何度か試す。災害用伝言板も使える
  • 雨がやんでも川や用水路に近づかない。冠水した道路は水深が見えないので車で進入しない

あわせて読む・調べる

くわしく知る(保存版の記事)

ほかに使える無料ツール

公式出典

更新履歴

  • 2026年8月27日 初版を公開(27日午前8時時点の情報)

※本記事は2026年8月27日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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