🗨️「子吉川はどこが危ないの? 避難指示はどの地区に出ている?」
秋田県由利本荘市を流れる子吉川に、21日18時15分、レベル4氾濫危険警報が出ました。市は西滝沢地区274世帯785人と久保田地区20世帯45人に避難指示を出しています。ただ、洪水予報が浸水のおそれを示している地区は本荘市街地を含む33地区あり、避難指示の2地区よりずっと広い範囲です。
[災害] この記事の要点
2026年10月21日 発表
- 西滝沢・久保田地区(避難指示)にいる人
- 本荘市街地など子吉川沿いの33地区に住む人
- 今夜、子吉川沿いの道を通る予定の人
子吉川の水位と警報の流れ
| 時刻(21日) | 出たもの | 中身 |
|---|---|---|
| 11時45分 | レベル2氾濫注意報 | 明法観測所(由利本荘市)が氾濫注意水位2.20mを超えた(11時30分に2.32m) |
| 15時55分 | レベル3氾濫警報 | 明法は15時30分に3.48m。19時ごろに氾濫危険水位へ届く見込みと発表 |
| 17時 | 高齢者等避難(市) | 久保田・西滝沢の294世帯830人 |
| 18時15分 | レベル4氾濫危険警報 | 明法観測所が氾濫危険水位4.70mに到達 |
| 18時台 | 避難指示(市) | 西滝沢274世帯785人、久保田20世帯45人 |
15時55分の発表では、明法の水位は20時30分に5.34mまで上がると予測されていました。これは堤防の設計の目安になる「計画高水位等」の5.30mを上回る値です。下流の二十六木橋観測所も、21時ごろに氾濫危険水位6.00mへ届く見込みとされていました。
雨は流域の平均で、21日1時から15時30分までに84ミリ降りました。多いところでは1時間に40ミリの強い雨になっています。低気圧と前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、朝から降り続いた雨です。
| 基準 | 明法 | 二十六木橋 |
|---|---|---|
| レベル2 氾濫注意水位 | 2.20m | 4.00m |
| レベル3 避難判断水位 | 4.00m | 5.60m |
| レベル4 氾濫危険水位 | 4.70m | 6.00m |
| 計画高水位等 | 5.30m | 6.80m |
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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避難指示が出た地区
由利本荘市が避難指示を出したのは、子吉川の中流にある西滝沢地区と久保田地区です。旧由利町のあたりで、由利高原鉄道の西滝沢駅・久保田駅の周辺にあたります。川と線路と集落が、谷の底に並んでいる場所です。

下の地図は、久保田のまわりの洪水浸水想定区域です。川の両側の平地が、ほぼ全部色で塗られています。久保田駅のある集落も、前郷の市街地の西側も、色の中に入っています。

浸水の深さの色:0.5m未満0.5〜3m3〜5m5〜10m10〜20m
想定最大規模の雨が降った場合の計算です。今夜の浸水範囲を示すものではありません。
浸水が想定される地区
洪水予報には、観測所ごとに「この水位になると浸水のおそれがある地区」が書かれています。今回は由利本荘市の33地区です(南福田は両方に入っています)。避難指示の2地区より、ずっと広い範囲です。
下流の本荘市街地は、市役所や羽後本荘駅がある町の中心です。地図では、子吉川と芋川にはさまれた市街地の大部分に色が付いています。

浸水の深さの色:0.5m未満0.5〜3m3〜5m5〜10m10〜20m
想定最大規模の雨が降った場合の計算です。今夜の浸水範囲を示すものではありません。
2年前にも決壊した川
子吉川は、2024年7月25日の大雨でもあふれています。このときは17.2キロ付近の左岸で氾濫が始まり、20.0キロ付近の右岸で水が堤防を越え、10.3キロ付近の右岸では堤防が決壊しました。
決壊のあと、二十六木橋などの観測所では一時的に低い基準水位で洪水予報が運用されました。今回の基準は、2024年8月5日に元へ戻した通常の値です。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
水位と避難情報の見方
「レベル4」は、危険な場所にいる人が全員避難する段階です。2026年5月29日から防災気象情報の名前が変わり、以前の「氾濫危険情報」が「レベル4氾濫危険警報」になりました。名前は新しくなっても、取るべき行動は同じです。
| 調べたいこと | どこで見るか |
|---|---|
| 明法・二十六木橋のいまの水位 | 川の防災情報(国土交通省) |
| 周りの川や土砂の危なさ | キキクル(気象庁) |
| 避難指示・避難所 | 由利本荘市の発表、防災無線 |
| 自宅が浸水想定に入るか | ハザードマップポータル |
夜になってから外へ出るのが危ないときは、家の2階以上など、少しでも高い場所へ移ることも避難のひとつです。川や田んぼの用水路を見に行くのはやめてください。
生活・仕事にどう効くか
- 今夜の避難:避難指示は西滝沢274世帯785人・久保田20世帯45人。外へ出るのが危ないときは、家の2階以上へ移るのも避難のひとつです。
- 下流の本荘市街地:15時55分の発表では、下流の二十六木橋も21時ごろに氾濫危険水位へ届く見込みでした。市街地の人も水位を見ておく必要があります。
結局どうすればよいか
- 西滝沢・久保田にいる人は、市の指示に従ってすぐ避難する
- 33地区の人は、川の防災情報で明法・二十六木橋の水位を確かめる
- 川や用水路の様子を見に行かない
公式出典
更新履歴
- 2026年10月21日 初版を公開(20時ごろまでの発表にもとづく)
※本記事は2026年10月21日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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