🗨️「今日の昼の緊急地震速報(M9.9・震度7)は何だったのですか?」
気象庁は10月16日12時40分ごろ、千島列島を震央とするM9.9・最大震度7予想の緊急地震速報を出し、12時48分ごろに取り消しました。震度7の揺れは起きていません。実際にあったのは12時38分ごろのカムチャツカ半島付近の地震(M6.9)で、国内の最大震度は1(函館市)でした。誤った速報が出た原因は、気象庁が調べています。
[災害] この記事の要点
2026年10月16日 発表
- 12時40分ごろに緊急地震速報を受け取った北海道・東北・関東甲信・北陸・東海・伊豆諸島の人
- 緊急地震速報を合図に機械や列車を止める仕組みを使っている事業者
何が起きたか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表 | 10月16日12時40分ごろ、緊急地震速報(警報) |
| 速報の中身 | 震央は千島列島、M9.9、最大震度7の予想 |
| 対象の地域 | 北海道・東北・関東甲信・北陸・東海・伊豆諸島 |
| 取り消し | 12時48分ごろ |
| 実際の地震 | 12時38分ごろ、カムチャツカ半島付近、M6.9(暫定)、最大震度1(函館市) |
| 原因 | 気象庁が調査中 |
出典:気象庁の地震情報、共同通信・ケータイWatch・FNNの報道。発表と取り消しの時刻は報道によって1〜2分の差があります。

揺れた瞬間に、部屋の中で起きることを減らすもの
地震のけがの3〜5割は、屋内の家具類の転倒・落下・移動によるものです(東京消防庁)。壁にネジを打てない部屋でもできる手から並べます。
東京消防庁の実験では、L型金具で壁に直接ネジ止めするのが最も効果が高いとされています。賃貸で壁に穴を開けられない部屋での代わりがこれです。家具の両端の側板部を、できるだけ奥で突っ張ります。天井側にも強度が要ります。
突っ張り棒だけだと効きが落ちます。同じ資料が、ポール式にはストッパー式や粘着マット式の併用をすすめています。マット単独でも効果は小さいので、上の棒と2つで1組と考えてください。
お湯でも水でも作れて、袋のままおにぎりの形になります。断水すると鍋も食器も洗えません。洗い物の出ない形を先に入れておくと、水の減り方が変わります。
飲料水は1人1日3L。4人家族の1週間分で84L=2Lボトル42本なので、6本入りだと7ケースぶんです。5年保存タイプなら入れ替えの手間が減ります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
M9.9はどれほどの規模か
東日本大震災の地震はM9.0でした。マグニチュードは1大きくなると地震のエネルギーが約32倍になる目盛りなので、M9.9はM9.0の約22倍にあたります。観測史上で最大の1960年チリ地震でもM9.5です。速報の数字は、それを上回る規模でした。
実際に観測された地震はM6.9で、M9.9とはエネルギーで約3万倍の差があります。気象庁は、カムチャツカ半島付近の地震と誤った速報がどう関係するのかを、まだ説明していません。
どうせ誤報だったなら、次に鳴ってもしばらく様子を見ていい?
それはやめてください。今回も、取り消しまでに約8分かかりました。鳴った瞬間に本物か誤報かを見分ける方法は、受け取る側にはありません。揺れが来なかったら「何もなくてよかった」で済みます。
前にもあった取り消し
大きく外れた緊急地震速報は、今回が初めてではありません。2020年7月30日9時38分には、房総半島南方沖でM7.3と推定した警報が関東・東海など15都県に出ました。実際は鳥島近海のM5.8で、震度1以上の揺れはどこでも観測されていませんでした。
このとき気象庁は、震源の場所を誤って推定したうえで、800km以上離れた小笠原・母島の観測点のデータを使ったためにマグニチュードを大きく見積もった、と説明しました。そのあと、推定した震源から700km以内の観測点だけを使うようにシステムを直しています。
次に鳴ったときの動き方
緊急地震速報は、強い揺れが来る数秒から数十秒前に届く知らせです。その間にできることは限られています。
- 家の中なら、机の下に入るか、頭をクッションやかばんで守る
- 台所なら、火を止めに行かずにコンロから離れる
- 外なら、ブロック塀や自動販売機、ガラスの多い建物から離れる
- 車の運転中なら、急ブレーキを踏まず、ハザードランプをつけてゆっくり速度を落とす
どの地域にどんな条件で速報が出るのか、鳴らないのはどんなときかは、別の記事にまとめています。
写真はイメージです(Photo: Pexels)。
生活・仕事にどう効くか
- 揺れ:震度7の揺れは起きていません。国内で観測されたのはカムチャツカ半島付近の地震による震度1(函館市)だけです。
- 津波:気象庁は、カムチャツカ半島付近の地震による津波の心配はないとしています。
結局どうすればよいか
- スマホのエリアメール・緊急速報の受信設定はオフにしない(取り消しのあとも次の速報は届く)
- 次に鳴ったときも「また誤報かも」と様子を見ず、頭を守って揺れに備える
- 原因と再発防止策は、気象庁の報道発表で確かめる
公式出典
- 気象庁 地震情報(10月16日12時38分ごろ カムチャツカ半島付近 M6.9)(2026年10月16日発表)
- 気象庁「7月30日9時38分の緊急地震速報(警報)について」(2020年8月7日)(2020年8月7日発表)
- 共同通信(佐賀新聞)「震度7緊急地震速報を取り消し 気象庁、『原因を調査中』」(2026年10月16日発表)
- ケータイWatch「16日昼の『緊急地震速報』は誤報、気象庁が取り消し」(2026年10月16日発表)
- FNNプライムオンライン(tenki.jp)(2026年10月16日発表)
更新履歴
- 2026年10月16日 初版を公開(10月16日13時台の報道と気象庁の地震情報で作成)
※本記事は2026年10月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント