🗨️「「一生結婚するつもりはない」と答えた人は、どれくらいいるのか」
18〜34歳の未婚者で「一生結婚するつもりはない」と答えたのは、男性24.0%・女性21.5%でした。国立社会保障・人口問題研究所が2026年9月11日に公表した第17回出生動向基本調査の結果で、男女とも初めて2割を超えて過去最高です。前回(2021年)は男性17.3%・女性14.6%でした。一方、1年以内に結婚するとした場合の障害としては「結婚資金」に次いで「住居」が2位で、男性20.6%・女性16.8%が挙げています。
[不動産] この記事の要点
2026年9月11日 発表
- 20代・30代で一人暮らしをしている人
- 賃貸の物件を持っているオーナー
- 単身向けの住宅を計画している人
- 子ども世帯の住まいを考えている親世代
4年で、男性は6.7ポイント増えた
18〜34歳の未婚者に聞いた結婚の意思です。前回の第16回調査(2021年)と並べると、動きの大きさが分かります。
| 第17回(2025年6月) | 第16回(2021年) | |
|---|---|---|
| いずれ結婚するつもり 男性 | 75.1% | 81.4% |
| いずれ結婚するつもり 女性 | 77.8% | 84.3% |
| 一生結婚するつもりはない 男性 | 24.0% | 17.3% |
| 一生結婚するつもりはない 女性 | 21.5% | 14.6% |
年齢を30〜34歳に絞ると、男性34.1%・女性28.9%です。前回はそれぞれ27.2%・20.4%でした。
ただし、この調査は「一生結婚するつもりはない」と答えた人のうち、男性の4割程度・女性の5割弱は「今後『いずれ結婚するつもり』に変わる可能性がある」と答えていることも同時に示しています。固まった意思とは限りません。
結婚の障害の2位は「住居」
「1年以内に結婚するとしたら、何が障害になるか」という問いの答えです。
| 障害 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 結婚資金 | 34.5% | 31.4% |
| 住居 | 20.6% | 16.8% |
| 職業や仕事上の問題 | 11.8% | 13.1% |
お金の次に来るのが住まいです。仕事より上でした。
住居が障害だと感じる人が、増えているということですか?
そこが今回いちばん読み方の難しいところです。「障害がある」と答えた人自体は減っています(男性53.0%→48.1%、女性58.4%→49.1%)。減ったぶんと入れ替わるように「一生結婚するつもりはない」が増えました(男性18.6%→24.9%、女性15.7%→22.2%)。障害を乗り越える前の段階で、選択肢から外れた形です。
単身世帯は2036年がピーク。持ち家率は36.0%
結婚しない人が増えると、住まいの形も変わります。同じ研究所の世帯数の将来推計(2024年4月公表)では、単独世帯は2020年の2,115万世帯から2036年に2,453万世帯でピークを迎え、2050年は2,330万世帯になります。世帯全体に占める割合は38.0%から44.3%へ上がります。平均世帯人員は2033年に初めて2人を割り込みます。
その単身世帯が今どんな家に住んでいるかは、令和5年住宅・土地統計調査で見られます。
- 単身世帯の持ち家は36.0%(全世帯の持ち家住宅率は60.9%)
- 最低居住面積水準に届かない住宅に住む割合は11.6%(全世帯は6.3%)
- 誘導居住面積水準に届かない割合は37.9%
単身世帯は持ち家が全世帯の6割ほどにとどまり、面積が足りない住宅の割合は約2倍です。高齢の単独世帯に占める未婚者の割合は、男性で33.7%から59.7%へ上がる推計になっています。
「35.1%」という別の数字と混ぜない
2026年8月末に「未婚の若者の35.1%が結婚するつもりはない」という数字が報じられました。これはこども家庭庁の別の調査で、15〜39歳を対象にしたウェブアンケートの途中経過です。
出生動向基本調査は2025年6月時点の事実を尋ねたもので、独身者調査の有効票は6,756票、有効回収率は42.7%でした。
生活・仕事にどう効くか
- 住まいを決めるとき:結婚の障害として「住居」を挙げたのは男性20.6%・女性16.8%で、結婚資金に次ぐ2位。住まいの条件が結婚の判断に入っている
- 単身世帯の住宅:単身世帯の持ち家率は36.0%で、全世帯の60.9%の6割ほど。最低居住面積水準に届かない住宅の割合は11.6%で、全世帯の6.3%の約2倍
結局どうすればよいか
- 「結婚しない人が増えた」で終わらせず、理由の内訳(資金・住居)まで見る
- こども家庭庁の別調査の35.1%と混ぜない。対象年齢も選択肢も違う
- 単身世帯は2036年の2,453万世帯がピークという推計も合わせて見る
あわせて読む・調べる
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公式出典
- 国立社会保障・人口問題研究所 第17回出生動向基本調査 結果の概要(2026年9月11日発表)
- 同 報道発表資料(PDF)(2026年9月11日発表)
- 国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)令和6年推計(2024年4月12日発表)
- 総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査 結果の概要(2024年9月25日発表)
更新履歴
- 2026年9月11日 初版を公開
※本記事は2026年9月11日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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