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石川数正 出奔 理由/定説なし、その後は松本城主

🗨️「石川数正は、なぜ家康のもとを出奔したの?」

はっきりした理由は分かっていません。辞典には「家中の路線争いに敗れた」「秀吉の勢いを見た」といった説明があり、物語では「家康と通じていた」と描かれることもあります。出奔は天正13年(1585年)11月で、数正はその後、秀吉の命で信濃の松本城主になりました。

[芸能] この記事の要点

発表日・更新日

2026年10月18日 発表

18日夜の第40回「あさひの輿(こし)入れ」で描かれたのが、この出奔でした。放送のあと、Xでは「石川数正」がトレンドの上位に入り、Googleの急上昇ワードには数正を演じる迫田孝也さんの名前も並びました。

目次

第40回で描かれた出奔

NHKの番組ページのあらすじは、数正が豊臣方へ出奔して徳川家中が騒然となる場面から始まります。このあと大地震が起きて豊臣と徳川は和睦を探り、家康(松下洸平)は秀吉の身内を妻に求めます。そこで嫁ぐことになるのが、秀吉の妹のあさひ(倉沢杏菜)です。

放送直後の投稿を見ると、「徳川のための出奔」のように、家を守るための決断と受け取った人が目立ちました。一方で「出奔の何故は、未だに謎な気もする」と書く人もいます。史実でも、ここは答えが出ていません。

出奔の理由は3つの説

数正が家康のもとを去ったのは天正13年(1585年)11月13日です。家康が今川氏の人質だった少年のころからそばにいた重臣で、当時は岡崎城の城代を務めていました。それほどの人がなぜ去ったのか、決め手になる史料はなく、辞典によって説明が違います。

説中身説明しているところ
路線争いに敗れた徳川家中の路線をめぐる争いに敗れて岡崎城を出た日本大百科全書(ニッポニカ)
秀吉の勢いを見た前年の小牧・長久手の戦いで、秀吉の勢力の大きさを見たブリタニカ国際大百科事典
家康と通じていた家康の側から送り込んだという見方サライ.jpの記事など(ドラマや小説でよく使われる)

平凡社の世界大百科事典は「突然」出奔したとだけ書き、理由には触れていません。サライ.jpの記事も、出奔の理由には定説がないとしています。

i 3つめの「家康と通じていた」は、ここで読んだ4つの辞典のどれにも書かれていない見方です。

その後は松本城主に

秀吉の家臣になった数正は、和泉国(いまの大阪府南部)で10万石を与えられました。天正18年(1590年)、小田原攻めのあとに秀吉の命で信濃の松本へ移り、8万石の城主になります。

松本城の大天守の上部。黒い壁と白い漆喰、何重にも重なる屋根が曇り空を背に立っている
松本城の大天守。現存する五重六階の天守では日本最古です(Photo: Zairon(ザイロン) / CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons)

数正は子の康長とともに城と城下町の整備に取りかかりましたが、松本に入って2年後の文禄元年(1592年)、朝鮮への出兵(文禄の役)の最中に滞在先で亡くなりました。ブリタニカ国際大百科事典のように、没年を文禄2年とする辞典もあります。

いま国宝になっている天守を建てたのは、跡を継いだ康長の代です。松本市の公式な見解は、天守の築造は文禄2年から3年(1593〜94年)にかけてだった可能性が非常に高い、というものです。

石川家は2代で改易

年できごと
1585年(天正13)数正が家康のもとを出奔し、秀吉に仕える
1590年(天正18)松本城主になる(8万石)
1592年(文禄元)数正が亡くなり、康長が継ぐ
1593〜94年(文禄2〜3)天守を築造(松本市の見解)
1600年(慶長5)関ヶ原の戦いで、石川家は徳川方に加わる
1613年(慶長18)康長が大久保長安事件に連座して改易
1614年(慶長19)数正の次男・康勝は大坂冬の陣で豊臣方に加わる

出典:国宝松本城の公式サイト「松本城の歴史」。家康のもとを去ってから15年後の関ヶ原で、石川家は再び徳川の側で戦っています。それでも家は長く続かず、康長の代で城を失いました。

ひとこと

理由が分からない人物だからこそ、大河ドラマのたびに描き方が変わります。サライ.jpによると、1983年の「徳川家康」、1996年の「秀吉」、2023年の「どうする家康」でも、出奔のいきさつはそれぞれ違う形で描かれてきました。松本城の天守を見上げるとき、それを建てた家の始まりが「出奔」だったと思い出すと、見え方が少し変わりそうです。

i この記事は、NHKの番組ページ、松本城の公式サイト、各辞典の記述にもとづきます。ドラマのこれから先の展開には触れていません。アイキャッチは松本城の全景の写真で、撮影者とライセンスは出典欄に記しています。

公式出典

更新履歴

  • 2026年10月18日 初版を公開

※本記事は2026年10月18日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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