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実は地名にヒントがあります 加古川は516戸浸水、丹波・市島は24時間414mm

加古川、播磨海岸、丹波の谷と兵庫県中央部の地名を表したアイキャッチ

兵庫県の「真ん中」を、姫路・高砂・加古川の播磨海岸から、西脇・加東・丹波までの加古川流域と定義します。一本の川を海から源流へ追うと、海岸の高潮・津波、下流低地の洪水、上流の谷の土砂、山崎断層帯の地震が繋がります。

この記事でわかること

  •  2004年台風23号で加古川の直轄管理区間は浸水537ha、浸水家屋516戸
  •  2014年丹波市豪雨は市島町北岡本で24時間414mm。山林崩壊256か所、河川78か所
  •  姫路市勘兵衛町0.6mと丹波市市島町中竹田53.9m。高さが増えても、谷では雨と土砂が集まる
目次

播磨灘の0m台から丹波の谷へ 加古川が縦につなぐ

姫路・高砂・加古川から丹波までの標高段彩図。姫路市勘兵衛町0.6m、高砂市曽根町1.1m、丹波市市島町中竹田53.9m
播磨の海岸低地から加古川流域をさかのぼり、丹波の谷へ(国土地理院の地理院タイルと数値標高モデルから作成)

加古川は朝来市と丹波市の境にある粟鹿山(962m)を源とし、加古川市尾上町と高砂市向島町の間から播磨灘へ注ぎます。幹川流路96km、流域面積1,730km2です(国土交通省の加古川概要)。

夕暮れの加古川下流と加古川橋
加古川下流。流域の雨は西脇・加東から加古川・高砂の海へ流れる。写真:コープス・リバイバー(ウィキメディア・コモンズ、クリエイティブ・コモンズ表示継承3.0)

住まいのリスクに対する備え

土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

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断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。

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停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。

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鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。

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2004年台風23号 加古川で浸水家屋516戸

国土交通省の加古川の洪水記録によると、2004年台風23号では国包地点より上流の流域平均2日雨量が225mm。直轄管理区間の浸水面積は537ha、浸水家屋は516戸でした。

中流の加東市・西脇市では、浸水534ha、床上195戸、床下423戸。河川整備後の2013年台風18号では床上8戸、床下33戸で、国土交通省は河川改修の効果を示しています。整備の効果は重要ですが、浸水想定がなくなるわけではありません。

加古川の洪水浸水想定と丹波までの土砂災害警戒区域を重ねた図
加古川の洪水(想定最大規模)と土砂災害警戒区域。2004年や2014年の実被害範囲ではない
!
川沿いでは浸水深に加え、浸水継続時間、家屋倒壊等氾濫想定区域、支川と内水を確認。丹波の谷では土石流・急傾斜地・地すべりを追加します。

\播磨から丹波の住所を1つ入れる/

自分の住所のハザードマップを見てみる ›

加古川の洪水、海岸の高潮・津波、丹波の土砂を確認(無料)

丹波市市島 24時間414mmで山林崩壊256か所

2014年8月16〜17日の丹波市豪雨では、市島町北岡本で1時間最大91mm、24時間414mmを記録しました。市島町で死者1人、負傷1人、全壊18戸、大規模半壊9戸、半壊39戸、床上112戸、床下351戸。山林崩壊256か所、道路29か所、河川78か所と、丹波市地域防災計画にあります。雨の数値に不安を感じたら、気象アラートと土砂キキクルを自宅周辺に絞ります。

市島町中竹田の住宅地標高は53.9m。海抜が高くても、谷に雨水が集まり、斜面の土砂が水路と道路に出るリスクがあります。

姫路・高砂の海辺は高潮と津波、内陸は山崎断層帯

姫路市勘兵衛町0.6m、網干区北新在家0.8m、高砂市曽根町1.1m。播磨海岸では加古川・支川の洪水だけでなく、台風の高潮と南海トラフ地震の津波を分けます。兵庫県は高潮浸水想定津波浸水想定を別に公開しています。

地震は海側の南海トラフだけではありません。兵庫県は県内26の活断層地震シナリオを内陸活断層の地震被害想定で示し、山崎断層帯も対象です。想定の数値は見直しされるため、特定の旧版数値で固定せず最新図を開きます。

読者

丹波のような内陸なら、水害は小さいですか。

おかあさん

津波はありませんが、川の洪水、谷の土石流、急傾斜地の崩壊は残ります。2014年は山林崩壊と河川被害が同時に起きました。

兵庫県内を地域別に読む

この記事の集計条件と出典

標高は国土地理院の標高APIと数値標高モデル、住宅地は国土数値情報「地価公示」2026年です。洪水・土砂図は国土地理院「重ねるハザードマップ」の配信タイルから2026年9月6日に作成しました。

被害数値は国土交通省の加古川の洪水記録と丹波市の地域防災計画によります。この記事の「中央部」は編集上の範囲です。住所では行政の流域・沿岸区分と各市町の最新版を確認してください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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