デザイン業の倒産は、2026年度上半期(4〜9月)に41件となり、同じ年度上半期として過去最多でした。東京商工リサーチが11月1日に公表した集計です。取引先や仕事への不安につながる数字ですが、41件すべての原因が生成AIという調査ではありません。
集計期間と倒産件数
今回の数字は、負債1,000万円以上のデザイン業者を対象にしたものです。2025年度上半期の22件から19件増え、東京商工リサーチの公表値では前年同期比86.3%増となりました。
| 集計の条件 | 確認できた内容 |
|---|---|
| 期間 | 2026年4〜9月 |
| 倒産件数 | 41件(前年同期22件) |
| 対象の負債額 | 1,000万円以上 |
| 発表日 | 2026年11月1日 |
検索結果には、1〜6月を対象にした別の集計も出ています。「上半期」という言葉が同じでも、1〜6月と4〜9月では対象期間が違います。同じ会社の倒産が含まれうるため、両方を足して今年の件数とすることはできません。


小規模な会社に集中
41件のうち、負債が1,000万円以上5,000万円未満の企業は34件、従業員5人未満は39件でした。負債額の区分と従業員数の区分は別の集計で、34件と39件を足す数字ではありません。
これは倒産した企業の内訳です。営業を続けるデザイン会社すべてを母数にした「倒産率」でも、フリーランス全体の廃業率でもありません。自分の発注先や勤務先の状態を、この集計だけから決めることはできません。
住宅業界と内製化
東京商工リサーチは、顧客が制作を社内で行う内製化の動きに加え、住宅業界の不振も背景に挙げています。負債額の上位7社のうち5社は、住宅内装や家具などのインテリアデザインを主に扱う企業でした。
AIの普及による変化と、住宅分野の取引環境は、分けて読む必要があります。調査は個々の41件について「AIが原因」と認定した割合を示していません。見出しのAIという語だけを根拠に、全件を同じ理由で説明するのは行き過ぎです。
発注済みの仕事が心配なときは、全国の件数と個別の進行状況を混ぜず、担当窓口・納品予定・契約上の範囲を自分の案件で確かめることになります。今回の41件は、年度上半期に起きた倒産の集計であり、特定の会社が今後どうなるかを示す名簿ではありません。
\発表時点の内容を原文で確認/
結局どうすればよいか
- 集計の対象が年度上半期の4〜9月であることを確認する
- 取引中の会社の状況は全国の集計と分けて担当窓口で確認する
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公式出典
更新履歴
- 2026年11月1日 発表資料と手続きの日付を照合して公開
※2026年11月1日確認。手続きや事業の状況は、本文に示した発表時点の情報です。
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