代理投票は、本人が投票所へ来て、係員が本人の意思に従って代筆する制度です。家族が本人の代わりに出かけたり、付き添った家族が投票用紙を書いたりすることはできません。
書けないときの制度
札幌市は、病気やけが、その他の事情で投票用紙に自分で字を書けない人に、係員が代わりに記入する代理投票を案内しています。代理という名前でも、投票する人そのものを交代する制度ではありません。
投票所で代理投票を希望すると、係員2人が補助者となります。1人が本人の指示した内容を代筆し、もう1人が指示どおりに記入されているか確認する仕組みです。候補者を決めるのは本人で、係員や家族が代わりに決めることはできません。
「家族なら代わりに書ける」とは言えません。吹田市も、家族が本人の代わりに投票所へ来ることや、同伴した家族が用紙を代筆することは認められないと説明しています。書く動作が難しい場合は、家族で代筆を進めず、受付の係員へ希望を伝えます。
| 本人の状況 | 確認する制度・支援 |
|---|---|
| 来場できるが字を書けない | 投票所での代理投票 |
| 支援を口頭で伝えにくい | 投票支援カード・筆談等 |
| 病院・施設に入院・入所中 | 指定施設での不在者投票 |
| 自宅から出かけられない | 郵便等投票の対象要件を選管へ |

付き添いはどうする
付き添いの家族や介助者に、来場や会場内の移動を手伝ってもらいたい場合は、選管や係員に相談します。ただし、付き添いができることと、投票用紙に代筆できることは分けて考えます。
板橋区は、家族や同行者が代筆することはできないと明記しています。札幌市の説明でも、補助者は投票所の係員2人です。家族が候補者名を書いたメモを持っていても、家族の選択で本人の票を扱えるようになるわけではありません。
本人が意思を伝える方法や、介助者に近くにいてほしい希望がある場合は、事前に自治体に伝えておくと、必要な支援の内容を整理できます。同伴者が入れる範囲や案内の方法は、会場の係員の指示に従います。全国で同じ配置や付き添い方が保証されるという説明ではありません。

投票支援カードを使う
口頭で希望を伝えることが難しい、受付で説明するのが不安という場合は、投票支援カードや筆談などの案内を確認します。板橋区と函館市は、カードを提示して、代理投票や会場内の誘導などの希望を伝える方法を紹介しています。
カードは、支援の希望を伝えるためのものです。投票する本人の意思の確認をなくす書類でも、家族へ投票権を移す委任状でもありません。係員にどう伝えるかと、誰に投票するかを本人がどう示すかの両方を確認します。
自治体が公開するカードは、それぞれの自治体の案内に沿って使います。札幌市は独自の選挙支援カードについて、他の市区町村では使えないと明記しています。手元にある別の地域の用紙をそのまま使えると決めず、投票する地域の様式を確認してください。

確認日:2026年10月14日。特定選挙の日付・受付時間は、その自治体の当該選挙の例です。自分の地域の案内を優先してください。
来場できない場合
本人が投票所へ来られない場合は、家族が入場券を預かって代理投票へ行く方法ではありません。入院・入所中の施設が不在者投票のできる指定施設か、一定の障害等の条件による郵便等投票に当てはまるかを、選管へ相談します。
札幌市も、病院や老人ホーム等の指定施設に入院・入所している場合の不在者投票や、一定の要件を満たす人の郵便等投票を、投票所での代理投票とは別に案内しています。「病院にいる」「高齢である」という理由だけで、どの施設でも同じ方法が使えるとは決まりません。
家族が付き添う場合に先に確認するのは、本人が来場できるか、書く動作が難しいか、希望をどのように伝えられるかです。書けない本人が来場して投票するなら、係員へ代理投票を申し出ます。来場できないなら、別の制度の要件と申請を選管に確認します。
公式出典
2026年10月14日確認・公開。特定の候補者・政党への投票を勧める記事ではありません。
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