MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

白井 冠水 どこが危ないの?

千葉県白井市の道は、国土交通省の「道路冠水注意箇所」に1か所も載っていません。それでも2026年8月13日の大雨では、市のまとめで道路冠水が23件、被災した車が40台ありました。市が公開した車の位置図を読み取ると、40台のうち11台は白井駅と市役所のあいだ、県道白井停車場線とその脇の3か所に記されていました。

市長はこの日の雨を「1時間に110mmを超える雨」と書いています。市の下水道は、1時間50ミリの雨を目安に整備されてきました。

この記事でわかること

  •  車の印は北側の今井・河原子・富塚・中にも9か所18台。今井の印の位置は標高1.6メートルと2.6メートルでした
  •  清戸の県道千葉ニュータウン北環状線は、大雨の翌々日の昼も「路面冠水」で全面通行止めのままでした
  •  9月21〜22日の台風25号でも、国道464号の印西市若萩〜白井市谷田が冠水で全面通行止めになりました
目次

国の冠水注意箇所に、白井市は0か所です

国土交通省の関東地方整備局は、大雨で水がたまるおそれのある道を「道路冠水注意箇所」として公開しています。千葉県の一覧は、道路防災情報Web(ウェブ)マップ版が91か所、令和8年6月30日更新のPDF版が95か所。どちらにも白井市の箇所はありません。

一覧を「白井」で探すと1件だけ当たります。県道白井流山線の逆井(さかさい)アンダーですが、場所は柏市逆井です。8月14日13時の千葉県の道路規制の表では、ここも「路面冠水」で全面通行止めでした。

読者

国の一覧に無いなら、白井市の道は冠水しにくいんですか?

おかあさん

いいえ。一覧に載っていないことは、冠水しないことの証明にはなりません。8月13日の白井市では、市のまとめで道路冠水が23件ありました。

8月13日と9月21日、白井市に出た被害

千葉県の資料によると、白井市に大雨警報が出たのは8月13日17時17分、レベル5大雨特別警報は19時30分です。市は21時10分に緊急安全確保を出し、翌14日5時30分に解除しました。県の表では、白井市の避難指示の欄は空欄で、緊急安全確保だけが入っています。

市が9月15日時点でまとめた被害は次のとおりです。人的被害はありませんでした。

項目 件数(9月15日時点)
道路冠水 23件(解消済み)
被災車両 40台(解消済み)
マンホールのふたが浮いた 3件
床上浸水 34件(住家20・住家以外14)
床下浸水 61件(住家46・住家以外15)
工業団地内の浸水など 40件
道路の損壊 15件(うち路肩崩れ9)

介護老人保健施設1か所で天井が落ち、入居者81人のうち53人を移送したことも、市のまとめに載っています。民間の保育園1園も床上浸水し、市は南山保育園で対応したと書いています(18日から通常保育)。梨畑も、県の集計に「日本なし 冠水 0.03ヘクタール」の被害が計上されています。

9月21日には台風25号が近づき、市は7時に避難指示を出して、22日6時10分に解除しました。県の9月22日の発表で、白井市の家の被害は床上浸水2棟、床下浸水5棟です。道路では22日7時時点で、国道464号(北千葉道路)の「印西市若萩~白井市谷田」が冠水で、同じ国道464号の「白井市復」が路肩崩落で全面通行止めでした。

冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの

JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。

緊急脱出用ハンマー シートベルトカッター付(JIS規格適合品)

緊急脱出用ハンマー シートベルトカッター付(JIS規格適合品)

水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。

TORRAS スマホ防水ケース(IPX8・水中でも操作可・浮く設計)

TORRAS スマホ防水ケース(IPX8・水中でも操作可・浮く設計)

119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。

キーホルダー型 LEDライト(充電式・小型)

キーホルダー型 LEDライト(充電式・小型)

鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

車40台の場所を、市の位置図から地図にしました

市の道路課は、9月7日に更新したページで「被災当初の車両の位置」をまとめた位置図を公開しています。市の道路網図に赤い丸が21か所あり、台数が書き込まれています。足すと40台で、2か所は台数の代わりに「不明(1)」と書かれています(合計ではそれぞれ1台の計算)。

この記事の地図は、その赤丸の位置を読み取って、国土地理院の地図に描き直したものです。照合できる県道の上の4か所は、道路の線との差が2〜3メートルでした。

白井市で8月13日の大雨により車が被災した場所の地図
1と2は約170メートルしか離れていないため、地図では1つの印にまとめています。小さな点は1台の場所で、11と小さな点の1か所は位置図の表記が「不明(1)」です

地図の番号と同じ順です

① 県道白井停車場線(白井駅の北)

車 6台 県道192号 白井停車場線

白井市復(白井駅から北へ約250メートル) / 標高22.5メートル

※ 千葉県の道路規制の表に、同じ路線の行があります(下の本文)

① をGoogleマップで開く

② 県道白井停車場線(市役所の南)

車 4台 県道192号 白井停車場線

白井市復(6台の印の約170メートル北) / 標高22.1メートル

※ 市役所(復1123)まではさらに北へ約370メートルです

② をGoogleマップで開く

③ 河原子(北)

車 3台

白井市河原子 / 標高19.2メートル

③ をGoogleマップで開く

④ 河原子(南)

車 3台

白井市河原子 / 標高18.7メートル

④ をGoogleマップで開く

⑤ 今井(西)

車 3台

白井市今井 / 標高2.6メートル

⑤ をGoogleマップで開く

⑥ 今井(東)

車 2台

白井市今井 / 標高1.6メートル

⑥ をGoogleマップで開く

⑦ 富塚(北)

車 2台

白井市富塚 / 標高7.7メートル

⑦ をGoogleマップで開く

⑧ 富塚(南)

車 2台

白井市富塚 / 標高8.9メートル

⑧ をGoogleマップで開く

⑨ 大山口二丁目

車 2台

白井市大山口二丁目(西白井駅の西 約500メートル) / 標高27.4メートル

⑨ をGoogleマップで開く

⑩ 大松一丁目

車 2台 国道464号(北千葉道路)のそば

白井市大松一丁目 / 標高28.7メートル

⑩ をGoogleマップで開く

⑪ 県道千葉ニュータウン北環状線(清戸)

車 1台(位置図の表記は「不明(1)」) 県道189号 千葉ニュータウン北環状線

白井市清戸 / 標高22.2メートル

※ 千葉県の道路規制の表に、同じ路線の行があります(下の本文)

⑪ をGoogleマップで開く

Googleマップのリンクは、市の位置図の赤丸の中心を読み取った緯度経度で開きます。車があった地点そのものではなく、数十メートルずれることがあります。標高もその読み取った点の値(国土地理院の標高API)で、町全体の高さや道路の底の高さではありません。

1台の場所は、次の10か所です(1か所は位置図の表記が「不明(1)」)。

場所 台数 標高 地図
笹塚三丁目(白井駅の北) 1台 23.4m 地図で開く
河原子 1台 11.7m 地図で開く
1台 18.8m 地図で開く
1台 18.4m 地図で開く
1台 27.6m 地図で開く
1台 27.5m 地図で開く
根(西白井駅の東 約120メートル) 1台 20.8m 地図で開く
冨士 1台 27.4m 地図で開く
市の南西の端、鎌ケ谷市との境の付近 1台 27.6m 地図で開く
木(国道16号と県道191号 西白井停車場線が交わるあたり) 1台(表記は「不明(1)」) 17.8m 地図で開く
8月13日の大雨で被災した車の台数(町ごと)
市の位置図の赤丸21か所を、町ごとに足した台数

町ごとに足すと、白井駅の北(復・笹塚三丁目)が11台、河原子7台、今井5台、富塚4台です。北側の今井・河原子・富塚・中の9か所で18台になります。

白井駅の北に11台、うち10台は県道白井停車場線

6台と4台の印は、県道192号白井停車場線の上にあります。6台の印は白井駅から北へ約250メートル、4台の印はその約170メートル北で、市役所まではさらに約370メートルです。残る1台の印は、笹塚三丁目側の道にあります。

千葉県の8月14日13時時点の道路規制の表には「白井停車場線 白井市復 放置車両 全面通行止め」とあります。8月15日13時30分の表にも残り、8月17日13時の表で消えていました。なお市は、市道など市が管理する道路の被災車両による通行障害は8月29日付で解消したとしています(白井停車場線は県道です)。

国土地理院の標高データで、この県道の路面の高さを約50メートルおきに見ると、北の24.5メートルから南へ約500メートルで21.9メートルまで下がります。6台の印のあたりの路面(5メートル四方の平均)は22.3〜22.4メートルで、白井駅側の橋の手前で23.8メートルに上がります。

読者

どうしてこの道で、車が何台も被災したんですか?

おかあさん

市の位置図は車の場所を示すだけで、理由までは書いていません。分かるのは、道が下ってまた上がる区間に印が並んでいることです。大雨の夜は、水の見える道に入らないのがいちばんです。

\住所だけ・1分で公的データを確認できます/

住所を入れて災害リスクを調べてみる ▶

土砂災害警戒区域・洪水の浸水想定・地盤の揺れやすさを公的データでまとめて出します

北側の今井・河原子・富塚と、清戸の北環状線

北側の印の位置の標高は、今井の2か所が1.6メートルと2.6メートル、富塚の2か所が7.7メートルと8.9メートル、河原子の3か所が11.7〜19.2メートルでした。

白井駅の北の印は22.1〜23.4メートルで、今井とは20メートルほどの差があります。標高がこれだけ違う場所で、同じ夜に車が被災しています。

東の清戸では、県道189号千葉ニュータウン北環状線の上に、「不明(1)」と書かれた印があります。千葉県の表では、この北環状線の白井市清戸が、8月14日13時と15日13時30分の2回とも「路面冠水」で全面通行止めでした。

内水の地図の想定は1時間153ミリです

白井市の下水道の計画、8月13日の雨、内水ハザードマップの想定の1時間雨量
下水道の計画は1時間50ミリ、8月13日は110ミリ超、内水の地図は153ミリ

市の内水ハザードマップのQ&Aによると、下水道は「5年に1回程度の大雨(1時間あたり50mm)」を計画の雨として整備してきました。内水の地図は、1時間最大153ミリ、総雨量382ミリの雨で計算しています。153ミリは、1999年の佐原豪雨(いまの香取市)で観測された値です。

地図には過去20年の浸水の実績も入れていますが、対策が済んだ場所は除いたとQ&Aは書いています。過去に浸水した場所と地図の色が合わない理由としては、5メートル四方で平均した地面の高さでは「部分的な高低差や窪地は表現できていない」こと、10センチ未満の浸水や、落ち葉などで雨水ますが詰まって起きる浸水を考えていないことを挙げています。色の付いていない場所でも「浸水する可能性がある」という説明です。

i
市は内水の地図について「水防法第14条の2の規定に基づく浸水想定区域を指定していないため、同法第15条第3項に基づく内水ハザードマップではありません」と書いています。不動産の重要事項説明で示す水害ハザードマップは、水防法施行規則にもとづいて市町村が出す図面です。白井市で家を借りる・買うときは、内水の地図と車の位置図を自分で開いて、家の前の道を確かめてください。

\車が被災した道の次は、家の住所で洪水と土砂を確かめる/

住所を入れて災害リスクを調べてみる ▶

土砂災害警戒区域・洪水の浸水想定・地盤の揺れやすさを公的データでまとめて出します

よくある質問

白井駅や西白井駅のまわりは冠水しますか

国の冠水注意箇所に、どちらの駅のまわりも入っていません。ただ市の位置図では、8月13日に白井駅の北約250〜400メートルの県道に10台、西白井駅の東約120メートルに1台の印があります。

8月13日の雨は、どのくらいでしたか

市長は「1時間に110mmを超える雨」と書いています。日本気象協会のtenki.jpも、19時までの1時間に白井市付近で約110ミリの記録的短時間大雨の速報が出たと伝えています。

位置図に印のない道は安全ですか

いいえ。位置図は車が被災した場所を示したもので、冠水した道の一覧ではありません。道路冠水23件の場所の一覧は、市の公開資料には見当たりませんでした。

ほかの市はどうなっているか

公式出典

出典はいずれも2026年9月23日に取得しました。この記事の数値は公表資料を集計したものです。車の位置は市の位置図から読み取ったおおよその位置です。被害の件数は9月15日時点で、今後変わることがあります。避難や通行の判断は、必ず白井市と千葉県の最新の発表を確認してください。

Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する

災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。

災害・防災の新着

もっと見る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次