MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

神栖市 冠水 どこが危ないの?

神栖市で冠水が危ない場所は、国と県の冠水の一覧をいくら見ても出てきません。国の2つの一覧(31か所・63か所)にも、茨城県の33か所にも神栖市は1か所も入っておらず、一覧だけを見て大雨の次の日に車を出すと、県が閉めた道に前もって気づけません。

実際、2026年9月21日の大雨のあと、茨城県は神栖市内の道路を路面冠水で5回通行止めにしました。場所は下幡木・柳川・矢田部・日川の4か所です。5回のうち4回は、雨がやんでから始まっています。

まわりの3つのアメダス(鹿嶋・東庄・銚子)では、雨は21日の23時半までにやみましたが、日川の県道は22日19時に閉まり、下幡木の県道は23日10時45分にもう一度閉まっています。

この記事でわかること

  •  2026年9月に通行止めになった4つの大字のうち3つ(矢田部1.9m・下幡木2.9m・日川3.0m)は、代表点の標高が市内102か所の低いほうから13番目まで。柳川だけは5.9mで57番目
  •  2023年9月の台風第13号でも、県道256号が鰐川(代表点の標高が市内で最も低い-0.5m)で250メートル通行止めになった
  •  中心街(かみす防災アリーナ周辺)の冠水は、海へ流す雨水幹線の一部を使い始めた2017年から「大幅な軽減」と市が書いている(2024年7月に全線)
目次

国と県の冠水の一覧に、神栖市は0か所です

国土交通省 関東地方整備局の「道路冠水注意箇所」は、茨城県ぶんが道路防災情報Web(ウェブ)マップの一覧で31か所、令和8年9月8日更新の県別PDFで63か所です。PDFの表題には「アンダーパス部以外含む」とありますが、神栖市はどちらにも入っていません。

県独自の「道路冠水危険箇所一覧」は33か所です。県は危険箇所を「主要幹線道路や鉄道などと立体的に交差する道路(アンダーパス部)で、周辺地盤より道路の高さが局部的に低くなっている箇所」と決めています。神栖市はここにも、2026年9月7日に県が始めたアンダーパス9か所の「予防的な事前通行規制」にも入っていません。

読者

一覧に無いなら、神栖市の道は冠水しないんですか?

おかあさん

県の33か所は、県が「アンダーパス部」と定める道の一覧です。国の63か所には交差点なども入っていますが、神栖市の道は1本もありません。神栖市は、市が自分で「平坦な低地」と書く町で、9月の大雨では県が5回、道を閉めました。

冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの

JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。

緊急脱出用ハンマー シートベルトカッター付(JIS規格適合品)

緊急脱出用ハンマー シートベルトカッター付(JIS規格適合品)

水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。

TORRAS スマホ防水ケース(IPX8・水中でも操作可・浮く設計)

TORRAS スマホ防水ケース(IPX8・水中でも操作可・浮く設計)

119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。

キーホルダー型 LEDライト(充電式・小型)

キーホルダー型 LEDライト(充電式・小型)

鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

2026年9月21日の大雨で、4か所が通行止めになりました

県の「道路通行規制情報」は、県管理道路の通行止めを、始まりと解除の時刻つきで出しています。9月21日から23日の昼までに、路面冠水による通行止めは県内で39件。区間の先頭の市町村で数えると、神栖市は5件で、鉾田市の5件と並んで県内で最も多い数でした。

路線 場所 始まり 解除
県道256号 鹿島港潮来インター線 下幡木 9月21日20時00分 9月22日0時30分
県道117号 深芝浜波崎線 柳川 9月22日0時30分 9月22日5時00分
国道124号 矢田部 9月22日0時50分 9月22日5時00分
県道260号 谷原息栖東庄線 日川 9月22日19時00分 9月23日9時30分
県道256号 鹿島港潮来インター線 下幡木 9月23日10時45分 空欄(12時41分の時点)

県の発表は「神栖市矢田部」のように大字の名前までなので、地図の点は大字の代表点にいちばん近い路線上に置きました。

i
時刻は茨城県「道路通行規制情報」(2026年9月23日12時41分取得)、2023年の記録は県の被害状況の資料、雨量は気象庁アメダス、標高は国土地理院の標高APIの値です。
神栖市で冠水により通行止めになった道路と中心街の地図
A〜Dが2026年9月、Eが2023年9月に県が通行止めにした道。Fは市が冠水の多かった場所として挙げる中心街

地図の記号と同じ順です

A 下幡木 県道256号 鹿島港潮来インター線

2026年9月に2回、路面冠水で全面通行止め

神栖市下幡木 / 代表点の標高2.9メートル

管理: 茨城県(冠水の連絡先 潮来土木事務所 道路管理課 0299-62-3726)

※ 1回目 9月21日20時00分〜22日0時30分/2回目 9月23日10時45分〜(23日12時41分の時点で解除の時刻は空欄)

A をGoogleマップで開く

B 柳川 県道117号 深芝浜波崎線

2026年9月22日、路面冠水で全面通行止め

神栖市柳川 / 代表点の標高5.9メートル

管理: 茨城県(冠水の連絡先 潮来土木事務所 道路管理課 0299-62-3726)

※ 9月22日0時30分〜5時00分

B をGoogleマップで開く

C 矢田部 国道124号

2026年9月22日、路面冠水で全面通行止め

神栖市矢田部 / 代表点の標高1.9メートル

管理: 茨城県(冠水の連絡先 潮来土木事務所 道路管理課 0299-62-3726)

※ 9月22日0時50分〜5時00分

C をGoogleマップで開く

D 日川 県道260号 谷原息栖東庄線

2026年9月22〜23日、路面冠水で全面通行止め

神栖市日川 / 代表点の標高3.0メートル

管理: 茨城県(冠水の連絡先 潮来土木事務所 道路管理課 0299-62-3726)

※ 9月22日19時00分〜23日9時30分。雨がやんでから約20時間後に始まった

D をGoogleマップで開く

E 鰐川 県道256号 鹿島港潮来インター線

2023年9月8日(台風第13号)、路面冠水で全面通行止め

神栖市鰐川 / 代表点の標高-0.5メートル

管理: 茨城県(冠水の連絡先 潮来土木事務所 道路管理課 0299-62-3726)

※ 9月8日22時40分〜23時40分、250メートル。鰐川は代表点の標高が市内102の大字・町丁目で最も低い

E をGoogleマップで開く

F かみす防災アリーナ・神栖警察署の周辺

雨水が常陸利根川へ流れきれず、しばしば道路冠水(市の説明)

神栖市木崎1219-7(かみす防災アリーナ) / 施設の位置の標高5.1メートル

問い合わせ: 神栖市 下水道課 0299-90-1157(雨水出水浸水想定区域図)

※ 2017年に雨水幹線の一部で取り込みを始め、2024年7月に海(鹿島港)への放流まで全線で使い始めた

F をGoogleマップで開く

A〜Eの点は、水がたまった場所と数百メートルずれることがあります。

5回のうち4回は、雨がやんでから始まっています

鹿嶋のアメダスでは21日14時台から雨が強まり、16時までの1時間に44.0ミリ。1日の228.5ミリは1976年からの記録で8番目です。最後に雨を記録したのは鹿嶋が23時10分、東庄が23時20分、銚子が23時30分までの10分間で、22日0時から23日12時までは3地点とも0ミリでした。

神栖市の路面冠水による通行止めの時刻と鹿嶋の1時間雨量
雨の最中に始まったのは下幡木の1回目だけ

雨の最中に閉まったのは、21日20時の下幡木だけでした。柳川と矢田部は、雨がやんだあとの22日0時30分と0時50分に閉まり、朝5時に解除。日川は雨がやんでから約20時間たった22日19時に閉まり、翌朝9時半まで14時間半続きました。

下幡木は23日10時45分に2回目の通行止めが始まり、12時41分の時点で解除の欄は空欄です。県のページは、なぜ雨のあとに閉めたのかを書いていません。

読者

雨がやんだら、もう通れると思っていました。

おかあさん

今回は5回のうち4回が、雨がやんでから閉まりました。大雨の次の日は空を見て判断せず、県のページで「神栖市」の行を確かめてから出かけてください。

通行止めになった大字の標高(代表点)は、4か所のうち3か所が市内で低いほう

市は神栖市の地形を「常陸利根川及び利根川と鹿島灘にはさまれた平坦な低地にあり、南北に走る国道124号を背に東西はゆるやかに傾斜しています」と説明しています。

市内の大字・町丁目102か所の代表点で標高を引くと、最も低いのは鰐川の-0.5メートル、最も高いのは知手中央五丁目の22.3メートルでした。

神栖市で通行止めになった大字の代表点の標高
矢田部・下幡木・日川は102か所のうち低いほうから13番目まで

代表点の標高で並べると、矢田部1.9メートルは低いほうから8番目、下幡木2.9メートルは12番目、日川3.0メートルは13番目です。柳川だけは代表点が5.9メートルで57番目と、真ん中の5.5〜5.6メートルより少し高い値でした。どれも広い大字の代表点1点の値で、通行止めの地点の標高ではありません。

\住所だけ・1分で公的データを確認できます/

住所を入れて災害リスクを調べてみる ▶

土砂災害警戒区域・洪水の浸水想定・地盤の揺れやすさを公的データでまとめて出します

県道256号は、2023年にも冠水で閉まっています

2023年9月8日の台風第13号では、鹿嶋で1日272.0ミリ、1時間に最大67.0ミリが降りました。日降水量は1976年からの記録で3番目です。県の被害状況の資料には、交通の表に「鹿島港潮来インター線 神栖市鰐川 路面冠水 全面通行止」とあります。22時40分から23時40分まで、長さ250メートルでした。

鰐川は、市内102か所で代表点の標高が最も低い大字です。同じ県道256号が、3年後の2026年には下幡木で2回閉まりました。9月9日8時の県の報告には、神栖市の冠水被害1件も載っていました。

2023年6月2〜3日の梅雨前線と台風第2号の大雨では、鹿嶋で2日間に265.0ミリが降りました。神栖市には避難指示が出て、3日13時に解除。県が6月6日にまとめた被害では、神栖市の床下浸水が2件でした。

中心街の冠水は、海へ流す雨水管で減りました

市の広報サイト「カミスミカ」によると、かみす防災アリーナや神栖警察署の周りでは、堀割川を通って常陸利根川へ流していた雨水が「大雨による川の増水によって排水しきれず、しばしば道路冠水をおこしてきました」。

そこで市は、雨水を川ではなく海(鹿島港)へ流す管を造りました。2013年に工事を始め、2017年に一部で雨水の取り込みを開始。防災アリーナや警察署の周りでは「道路冠水被害の大幅な軽減が確認できています」とあります。2024年7月には、鹿島港北航路へ流す放流渠まで全線で使い始めました。

読者

防災アリーナのあたりは、もう冠水しないんですか?

おかあさん

市が書いているのは「大幅な軽減」までです。9月に閉まった下幡木や日川は、防災アリーナのある木崎とは別の大字です。

神栖市の浸水マップは、まだ「区域図」です

神栖市は2026年3月31日に、水防法第14条の2にもとづく「雨水出水浸水想定区域図」を公表しました。想定は1時間153ミリ、24時間343ミリです。図の説明文には、1999年10月27日に鹿嶋で観測された降雨の「約1.3倍の雨が降った場合」の図だとあります。

計算では川の水位を「堤防高相当」、つまり川がいっぱいの状態に置いています。市はこの図を「今後作成予定である内水ハザードマップの基礎資料」としていて、内水ハザードマップはまだありません。区域は下水道の計画区域の中だけで、「色がついていない場所でも浸水することがあります」と書いています。

洪水ハザードマップ(令和6年12月更新)は利根川と霞ヶ浦があふれた場合の図で、内水は考えていません。借りる・買う前は、両方の地図で家のまわりの色を見てください。

雨の日に神栖市の冠水情報を確かめる3つ

検索候補には「ツイッター」も出ますが、Xの投稿は場所も時刻もまちまちです。雨の日と次の日は、次の3つで確かめてください。

  • 県の「道路通行規制情報」で「神栖市」の行と、解除の欄が空いていないかを見る
  • 家の前の側溝が詰まっていたら、市の排水路総合窓口(0299-90-1150)に伝える
  • 県道や国道124号の冠水を見つけたら、潮来土木事務所の道路管理課(0299-62-3726)に知らせる

\借りる・買う前に、その住所の洪水の浸水想定を確認できます/

家の住所で洪水の浸水想定を見てみる ▶

洪水の浸水想定のほか、土砂災害警戒区域・地盤の揺れやすさもまとめて出します

茨城県のほかの市の冠水マップ

公式出典

この記事の数値は公表資料を集計したものです。避難や通行の判断は、必ず神栖市と茨城県の最新の発表を確認してください。

Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する

災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。

災害・防災の新着

もっと見る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次