🗨️「天気予報の「激しく降る」って、どれくらいの雨ですか」
気象庁の予報用語で「激しい雨」は1時間30ミリ以上50ミリ未満です。表現は「バケツをひっくり返したように降る」、道路が川のようになり、車は路面との間に水の膜ができてブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)と書かれています。16日の東京地方の予報には、この「激しく降る」が昼過ぎから夕方に入っています。
[災害] この記事の要点
2026年9月16日 発表
- 16日の昼過ぎから夕方に車で移動する人
- 地下駐車場やアンダーパスを通る人
- 半地下の住まい・店舗にいる人
言葉と数字の対応は、気象庁が決めている
「強い雨」「激しい雨」「非常に激しい雨」は、感覚で使い分けている言葉ではありません。気象庁が1時間雨量で区切って定義し、予報で使っています。
| 1時間雨量 | 予報用語 | 人の受けるイメージ |
|---|---|---|
| 10以上〜20未満 | やや強い雨 | ザーザーと降る |
| 20以上〜30未満 | 強い雨 | どしゃ降り |
| 30以上〜50未満 | 激しい雨 | バケツをひっくり返したように降る |
| 50以上〜80未満 | 非常に激しい雨 | 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) |
| 80以上 | 猛烈な雨 | 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる |
16日の東京地方の予報に入っていたのは「激しく降る」です。つまり1時間30ミリ以上50ミリ未満が想定されている、という意味になります。
冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの
JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。
水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。
119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
30ミリから、車の挙動が変わる
同じ表の「車に乗っていて」の欄が、いちばん生活に近い部分です。
車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)(気象庁「雨の強さと降り方」・1時間30〜50ミリの欄)
20〜30ミリの「強い雨」までは「ワイパーを速くしても見づらい」という書き方ですが、30ミリを超えると、見えるかどうかではなく止まれるかどうかの話に変わります。
50ミリを超える「非常に激しい雨」になると、欄の表現は「車の運転は危険」です。気象庁の表で「危険」と書かれているのは、この行からです。
屋外の様子は、20ミリからもう「川」
道路が川のようになる、という表現が出てくるのは1時間20ミリからです。10〜20ミリの「やや強い雨」で地面一面に水たまりができ、20ミリを超えると水が流れ始めます。
マンホールから水が噴き出す、側溝から溢れる、といった光景が出るのはこのあたりからです。アンダーパスや地下駐車場のスロープは、周りより低いぶんだけ水が集まります。30ミリの雨が1時間続けば、排水が追いつかない場所が必ず出ます。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
「連続雨量」とは別の数字
道路の通行止めに使われる「連続雨量」は、降り始めからの合計です。150ミリ、200ミリといった単位で出てきます。一方この表の30ミリ、50ミリは1時間あたりの強さで、別の物差しです。
| 1時間雨量 | 連続雨量 | |
|---|---|---|
| 測るもの | その1時間に降った量 | 降り始めからの合計 |
| 使われる場面 | 予報の言葉、内水氾濫の目安 | 国道の事前通行規制 |
| 数字の桁 | 10〜80ミリ | 80〜400ミリ |
ニュースで「200ミリ」と聞いたときは合計、「1時間50ミリ」と聞いたときは強さです。強い雨が短時間で降ると道路が冠水し、弱い雨が長く続くと山の道が閉まります。効いてくる場所が違います。
今日の予報で見る順番
16日の東京地方は、降水確率が6時・12時に80パーセント、18時・24時に70パーセントでした。気象庁の概況には、前線が伊豆諸島付近を南下し、上空の寒気と湿った空気の影響を受けると書かれています。
「激しく降る所がある」は、地域のどこかでそうなるという意味で、全域が30ミリになるという意味ではありません。自分の移動する時間帯と経路に重なるかどうかを、雨雲の動きで見るほうが実際的です。
生活・仕事にどう効くか
- 移動:1時間30ミリから、道路が川のようになる。車はハイドロプレーニング現象でブレーキが効かなくなる領域に入る。
- 住まい:同じ「大雨」でも、1時間20ミリと50ミリでは排水の追いつき方がまったく違う。数字で見ると備える順番が決まる。
結局どうすればよいか
- 「激しく降る」が予報に入った日は、アンダーパスと地下の出入口を避ける経路にする
- 走行中に前が見えにくくなったら、速度を落として広い場所に寄せる
- 半地下の住まいなら、土のうや止水板を出入口の前に用意しておく
公式出典
- 気象庁 雨の強さと降り方(2026年9月16日発表)
- 気象庁 東京地方の天気予報(2026年9月16日4時41分発表)(2026年9月16日発表)
更新履歴
- 2026年9月16日 初版を公開。
※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント