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千葉の停電はなぜ連日?3日間65件超、41件は樹木・枝の接触

🗨️「千葉で停電が何日も続いているのは、なぜ?」

同じ故障が3日間続いたのではありません。9月7日から9日18時10分発生分までの65件中、41件は樹木や枝の接触でした。その後も新たな停電が発生し、別々の場所で復旧と新規発生を繰り返しています。

[災害] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月9日 発表

影響を受ける人
  • 千葉県内で停電や瞬停を経験した人
  • 停電の原因や復旧状況を確認したい人
  • 集合住宅で給水・エレベーター停止に備えたい人
目次

千葉の停電が3日続いたのはなぜ?

結論からいうと、同じ停電が直らないまま3日間続いたわけではありません。東京電力パワーグリッドの停電履歴を発生日時単位で数えると、千葉県では9月7日から9日18時10分発生分までに65件ありました。場所も時間も異なる停電が、復旧と新規発生を繰り返していたのです。

雨上がりの千葉県内の住宅街と電柱・電線を描いたイメージ
雨上がりの住宅街と電線(AIによるイメージ。実際の停電地点ではありません)
i 上の画像は状況を伝えるためのAIイメージです。実際の停電地点や作業現場を撮影したものではありません。

地図に何度も停電が表示されると、「朝の停電がまだ直っていないの?」と不安になります。しかし履歴を追うと、復旧していない1件がそのまま残ったのではなく、新しい停電が別の地区で発生していました。

原因欄で最も多かったのは「樹木・樹枝の接触」で41件、全体の約63%でした。設備トラブルは9件、自然災害は5件、鳥獣接触は1件、調査中または調査しても原因を特定できなかったものは9件です。

9月7日は大雨となり、気象庁の千葉観測所で日降水量118.0ミリ、成田では午前3時までの1時間に36.0ミリを観測しました。千葉県も9日朝、大雨、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうへの注意を呼びかけています。雨で枝葉が重くなり、風で樹木が傾くなどして電線へ触れやすい状況が複数地点に残った可能性があります。

! ただし、東京電力が個別に「樹木・樹枝の接触」と公表した事実と、その接触が今回の雨風で起きたかどうかは別です。気象との関係は状況から考えられる仕組みであり、65件すべてを同じ気象原因とは断定できません。

65件のうち、樹木や枝の接触が41件

千葉県の停電発生件数は9月7日42件、8日5件、9日18件だったことを示す図
東京電力パワーグリッドの停電履歴を発生日時単位で集計
千葉県の停電65件の原因は樹木・枝の接触41件、設備トラブル9件などだったことを示す棒グラフ
3日間の65件のうち、樹木・枝の接触が41件
日付発生件数樹木・枝接触そのほか
9月7日42件25件設備6・自然災害5・鳥獣1・特定不能5
9月8日5件3件設備2
9月9日18件13件設備1・調査中3・特定不能1
3日間65件41件24件

この65件は停電履歴の「1行=1つの発生日時」として集計した件数です。各行に表示される停電軒数を合計すると、同じ世帯が別の停電で重複する可能性があります。そのため、本記事では軒数を足して「延べ被害世帯」とは表現していません。

また、履歴の原因は復旧後に更新される場合があります。9月9日分には原因を調査中の停電もあるため、後日内訳が変わる可能性があります。

「復旧したのに別地域で停電」を繰り返す仕組み

雨や風の後に樹木が電線へ接触し、別地点で停電が繰り返される仕組みを示す図
同じ故障の継続ではなく、別地点の異常が重なる仕組み

東京電力の設備解説では、樹木やつる草が送電線・配電線に触れると、樹木を通じて電気が流れ、停電につながることがあります。異常を検知すると安全装置が送電を止め、事故の範囲が広がるのを防ぎます。

復旧作業では、まず故障した区間を切り離して送電できる地域から電気を戻し、その後、作業員が電柱を一本ずつ確認します。枝や倒木を取り除き、壊れた設備があれば修理します。このため、ある地区が復旧した後に、離れた別の地区で新しい接触が起きれば、県全体では「また停電した」ように見えます。

雨がやんでもすぐ終わるとは限りません。地盤が緩んだ場所では時間差で木が傾くことがあり、濡れた枝が風で揺れて初めて電線に触れる場合もあります。一方で設備トラブルや鳥獣接触も含まれており、すべてがこの経路ではありません。

3日間で大きかった停電と長く続いた例

9月7日:いすみ市で約1,730軒

9月7日は42件と最も多く、午前1時45分ごろ、いすみ市の岬町榎沢、岬町押日、岬町椎木、岬町中滝、岬町谷上などで約1,730軒が停電しました。原因は樹木・樹枝の接触で、午前5時40分ごろに復旧しています。

同日午後0時54分ごろに市原市で発生した約190軒の停電は、翌8日午後6時36分ごろまで続きました。履歴上の原因は「自然災害」です。3日間の中には、このように1日をまたいだ停電も1件ありました。

9月8日:木更津市・袖ケ浦市で約2,020軒

9月8日は5件でした。最大は午前6時7分ごろに木更津市と袖ケ浦市で発生した約2,020軒で、原因は設備トラブル、午前8時35分ごろ復旧でした。件数は前日から大きく減りましたが、まとまった範囲の停電は続きました。

9月9日:船橋市で約4,530軒

9月9日は午後6時10分発生分までに18件です。午後3時23分ごろ、船橋市で約4,530軒が停電し、午後4時38分ごろに復旧しました。原因欄は樹木・樹枝の接触です。

午後7時29分に確認した時点では、南房総市で約140軒、市原市で約60軒、県内計約200軒が停電中でした。市原市能満の停電は午後7時6分ごろ発生し、午後9時20分ごろの復旧見込みと表示されています。午後6時10分より後にも新しい停電が発生しており、3日間の発生件数は65件を超えました。これは確認時点の表示で、現在の状況は東京電力の停電情報で確認してください。

停電したら、復旧時間より先に確認したいこと

自宅だけが暗い場合は、周囲の街灯や近隣住宅を確認し、分電盤のブレーカーも見ます。地域一帯が停電していれば東京電力の停電情報で住所を確認します。停電情報に表示がなくても、発生直後は反映まで時間がかかる場合があります。

切れた電線や、電線に触れている木には絶対に近づかないでください。見た目では電気が流れているか判断できません。東京電力も、切れた電線を見つけた場合は近づかず連絡するよう案内しています。

冷蔵庫は扉をなるべく開けず、スマートフォンは低電力モードにします。復旧見込みは作業の進み方で変わるため、その時刻だけを頼りにせず、懐中電灯、モバイルバッテリー、飲料水をすぐ使える場所に置きます。集合住宅では給水ポンプやオートロック、エレベーターが止まることもあります。

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よくある質問

千葉県全体が同時に停電していたのですか?

いいえ。65件は県内の異なる場所・時刻で発生した停電の合計です。同じ時間帯に複数地域で発生した例はありますが、県全体が一斉に停電したという意味ではありません。

連日続いたのは、復旧が遅れていたからですか?

多くは数十分から数時間で復旧しています。市原市では翌日まで続いた例がありましたが、全体としては復旧後に別地点で新しい停電が発生したことが「連日」に見える主な理由です。

今後も停電が起きますか?

個別の発生は予測できません。大雨や強風の注意報・警報が出ている間だけでなく、その後も樹木や地盤の状態に注意し、東京電力と自治体の最新情報を確認してください。

生活・仕事にどう効くか

  • 停電情報の読み方:県内の合計だけでなく、自分の住所の発生時刻と復旧状況を個別に確認する必要があります。
  • 集合住宅での生活:電気だけでなく給水ポンプ、オートロック、エレベーターが止まる場合があります。
  • 雨がやんだ後の備え:復旧済みの地域でも別地点で停電が起きる可能性を考え、充電と明かりを確保しておきます。

結局どうすればよいか

  • 東京電力の停電情報を住所から確認し、発生時刻と復旧見込みを見る
  • 切れた電線や電線に触れた木には近づかず、東京電力へ連絡する
  • 冷蔵庫を開ける回数を減らし、スマートフォンを低電力モードにして明かりと充電手段を確保する

\気になる住所を1つ入れるだけ/

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月9日 初版を公開

※本記事は2026年9月9日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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