🗨️「警報が解除されたのに、また雨が降るんですか?」
金沢と富山の地方気象台が29日朝5時台に出した情報では、29日夕方から30日にかけて1時間40ミリ、24時間で120ミリの予想です。石川県は土砂災害に「厳重に警戒」と書いています。
[災害] この記事の要点
金沢地方気象台と富山地方気象台は2026年8月29日5時台、石川県・富山県の気象解説情報を発表しました。前線は30日から31日に山陰沖から北陸・東北に停滞する見込みで、29日に予想される1時間降水量は石川・富山とも多い所で40ミリ、29日6時から30日6時までの24時間降水量は120ミリです。両気象台とも「これまでの記録的な大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります」と明記しました。8月26日20時からの積算雨量は氷見488.0ミリ、宝達志水366.5ミリ、羽咋353.5ミリに達しています。
2026年8月29日 発表
- 8月27日の大雨で浸水・土砂崩れの被害を受けた富山県・石川県の人
- 被災した実家の片づけに向かおうとしている人
- 8月31日のり災証明の申請や災害ごみの搬出を予定している人
この記事でわかること
- 29日夕方から30日にかけて予想されている雨の量
- 同じ40ミリでも、いまの北陸で意味が変わる理由
- 石川と富山で呼びかけの強さが違うところ
金沢と富山の地方気象台が、29日の朝5時台にそれぞれ気象解説情報を出しました。前線は30日から31日にかけて山陰沖から北陸・東北に停滞する見込みで、29日夕方から30日にかけてまた雨が降ります。
予想の数字は、石川県と富山県でぴたりと同じです。29日も30日も1時間降水量は多い所で40ミリ。29日6時から30日6時までの24時間で120ミリ。そのあと30日6時から31日6時までにさらに80ミリ。
この記事でわかること
- ✓ 29日夕方から30日にかけて予想されている雨の量
- ✓ 同じ40ミリでも、いまの北陸で意味が変わる理由
- ✓ 石川と富山で、呼びかけの強さが違うところ
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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予想はどちらも1時間40ミリ・24時間120ミリ
| 期間 | 石川県(加賀・能登) | 富山県(東部・西部) |
|---|---|---|
| 29日の1時間降水量 | 40ミリ | 40ミリ |
| 30日の1時間降水量 | 40ミリ | 40ミリ |
| 29日6時〜30日6時の24時間 | 120ミリ | 120ミリ |
| 30日6時〜31日6時の24時間 | 80ミリ | 80ミリ |
1時間40ミリは、気象庁の表現で「バケツをひっくり返したように降る」量です。ふだんなら警報が出るかどうかという線で、8月27日に氷見で観測された12時間317ミリのような降り方ではありません。
じゃあ、この前ほどではないということですか?
雨の量はそうです。ただ、気象台が心配しているのは雨の量ではなくて、雨を受ける側の地面のほうです。
両方の気象台が、同じ一文を書いている
石川県の情報にも富山県の情報にも、まったく同じ文が入っています。これまでの記録的な大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
すでに降った量を見ると、その意味がわかります。8月26日20時の降り始めから29日5時までの積算です。
| 地点 | 降り始めからの雨量 |
|---|---|
| 氷見(富山) | 488.0ミリ |
| 宝達志水(石川) | 366.5ミリ |
| 羽咋(石川) | 353.5ミリ |
| かほく(石川) | 268.0ミリ |
| 魚津・宇奈月(富山) | 各278.0ミリ |
| 富山 | 245.5ミリ |
| 金沢 | 130.0ミリ |
氷見の488ミリは、金沢の3.7倍です。氷見市が8月28日にまとめた資料では、余川で土砂崩れ25件、阿尾で21件、上庄と久目でそれぞれ20件が報告されています。その斜面が、水を含んだまま29日の夕方を迎えます。
石川は「厳重に警戒」、富山西部は「警戒」
予想雨量が同じでも、2つの気象台が使った言葉は違います。
| 県 | 土砂災害への呼びかけ | いつまで |
|---|---|---|
| 石川県 | 厳重に警戒 | 29日夕方から30日昼前 |
| 富山県西部 | 警戒 | 29日夕方まで |
石川県はこのあと30日夜遅くまで土砂災害への注意・警戒が続き、30日夕方までは低い土地の浸水と河川の増水にも注意・警戒が要るとしています。富山県も30日昼前まで浸水と増水、30日夜遅くまで土砂災害への注意・警戒です。どちらも、雨は30日いっぱい残ります。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
珠洲市は、警報を出す基準そのものが下げてある
石川県の情報の最後に、お知らせとして短く添えられている一文があります。令和6年能登半島地震に伴い、揺れの大きかった珠洲市では、土砂災害に関する警報等の発表基準について通常より引き下げた暫定基準で運用しています。
地震で山が動いた場所では、同じ雨でも崩れやすくなります。だから警報を出す線を下げてある。珠洲で土砂災害の警報が出たとき、それは他の市町の警報と同じ雨量を意味しません。地震から2年8か月たった今も、この運用は続いています。
基準が下がっているのは珠洲だけですか?
暫定基準として名前が挙がっているのは珠洲市です。ただ「地盤が緩んでいる」という書き方は、今回、石川と富山の県全体に向けて出ています。
片づけの予定と、まともに重なる
氷見市では8月31日にり災証明書の申請受付が始まり、同じ日に災害ごみの仮置場が開きます。その直前の29日夕方から30日にかけて、この雨です。
次の気象解説情報は、石川県も富山県も29日17時ごろに発表される予定です。夕方以降の予定を決めるなら、その時点の情報を見てからにしてください。
私は、この雨のいちばんの問題は量ではないと思っています。27日の雨で避難した人が家に戻り、片づけを始めたところに降るという、時期のほうです。
生活・仕事にどう効くか
- 雨の予想:石川・富山とも29日・30日の1時間降水量は多い所で40ミリ、29日6時から30日6時の24時間で120ミリ、30日6時から31日6時でさらに80ミリの予想です。両県で数字は同じです。
- すでに降った量:8月26日20時から29日5時までの積算は氷見488.0ミリ、宝達志水366.5ミリ、羽咋353.5ミリ、かほく268.0ミリ。気象台は少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあると書いています。
- 呼びかけの強さ:石川県は29日夕方から30日昼前にかけて土砂災害に「厳重に警戒」。富山県西部は29日夕方にかけて土砂災害に「警戒」です。同じ雨量予想でも言葉が一段違います。
結局どうすればよいか
- 被災した家の片づけは、29日夕方より前か、雨がやんだあとに回す。斜面の下と沢沿いは、雨の間は近づかない
- 石川県・富山県とも次の気象解説情報は29日17時ごろに発表される。夕方の予定を決める前にそれを見る
- 8月31日のり災証明の申請と災害ごみの搬出は予定どおり。ただし30日まで雨が残るので、屋外に出した家財は濡れない場所へ移しておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 金沢地方気象台「石川県気象解説情報(大雨・落雷・突風)」(2026年8月29日発表)
- 富山地方気象台「富山県気象解説情報(大雨・落雷・突風)」(2026年8月29日発表)
- 氷見市「令和8年大雨による被害及び支援状況について」(8月28日15時30分・第5回災害対策本部会議資料)(2026年8月28日発表)
更新履歴
- 2026年8月29日 初版を公開
※本記事は2026年8月29日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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